Excel。3分割に判定する時は
CHOOSE+SIGN関数でも出来るけど…
CHOOSE+SIGN関数
↑・→・↓という3分割に判定しようとする。第2弾。
前回はTEXT関数でのやり方をご紹介しましたが、
今回紹介するCHOOSE+SIGN関数の組み合わせでも出来ますので、ご紹介しましょう。
まず、CHOOSE関数の特長を見てみましょう。
この関数は、インデックスの値によって、1ならば、どうする。2ならばどうする。というように指定できる関数です。
では、このCHOOSEという関数を使って、3分割しようとした場合、1ならば、2ならば、3ならば、というように、1・2・3という数字を算出できる計算式を作る必要があるということに気が付きます。
では、どうやって、求めたらいいでしょうか?
そこで、登場するのが、SIGN関数です。
このSIGN関数は、正の数ならば1を、零であれば0を、負の数ならば、-1を判定し算出してくれるのです。つまり、今回から前回を引いて、今回の成績がよければ、正の数の1を算出します。逆に前回の成績がよければ、負の数の-1を算出します。
ならば、算出した数に2を加算してあげれば、1・2・3となるわけです。
わかりやすく、表にしてみます。
この判定を使って、早速、CHOOSE+SIGN関数を作っていきましょう。
まず、E4をクリックして、CHOOSE関数のダイアログボックスを表示しましょう。
インデックスに、SIGN関数をネストしていきます。
名前ボックスの▼をクリックして、挿入します。
SIGN関数のダイアログボックスを表示したら、数値に式を作成していきます。
D4-C4
と入力して、CHOOSE関数に戻りましょう。
数式バーの関数名をクリックすると、ダイアログボックスがそのクリックした関数に変わります。
そして、
インデックスには、SIGN(D4-C4)の後ろに+2を加筆します。
インデックスは、SIGN(D4-C4)+2
値1は、負の場合なので、↓を、値2は、零なので、→を、値3は、正の場合なので、↑を入力しましょう。
これで、完成です。
なお、D4-C4を逆にC4-D4にした場合は、値1が↑・値2が→・値3が↓にすればOKです。