Excel。「または」のOR条件で手早く合計を算出するにはどうしたらいい。
<SUM+SUMIFS関数>
複数条件の合計を算出するならば、SUMIFS関数を使います。
このSUMIFS関数で、「または」のOR条件で算出したい時には、アイディアが必要です。
次の表をつかい、まずは対応方法から確認していきましょう。
A1:D9に表があります。
F1:F3に条件を用意してあります。
今回は、商品名が、「鉛筆」と「ボールペン」の売上高の合計値を算出します。
そこで、F6には、次の数式を用意します。
=SUM(SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2:F3))
これで、「鉛筆」と「ボールペン」の売上高の合計を算出することができます。
なぜ、SUMIFS関数だけだと、スピル機能によって、鉛筆とボールペンごとの合計値を算出するだけで、条件に合致した合計値は算出してくれません。
F6の数式は、
=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2:F3)
そのため、SUM関数をつかってネスト構造にすることで、合計値を算出することができたというわけです。
そして、一番の問題ですがSUMIFS関数は、「または」のOR条件は、対応していないということです。
F6の数式を変更してみます。
=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2,B2:B9,F3)
もう一つ条件が追加されました。
ところが、結果を見ると、「0」と表示されています。
SUMIF関数を複数使って合算させる方法もあります。
=SUMIF(B2:B9,F2,D2:D9)+SUMIF(B2:B9,F3,D2:D9)
ただ条件が増えると、可読性が悪化するので、あまりお勧めできません。