Excel。シナリオをつかうと、手早く数値を入れ替えて確認することができます。
<シナリオ>
表の一部を、それぞれのパターンを確認するために、データを入力し直したり、コピーしたりするのは、面倒な作業だといえます。
たとえば、B2:B4には、売上目標を入力します。
ただ、平日と土日祝日で数値が異なるわけです。
データを入れ替えるのに、入力するのは面倒ですし、コピーするのも面倒です。
そこで、「シナリオ」という機能をつかうことで、簡単に入れ替えることができます。
データタブの「What-If分析」にある「シナリオの登録と管理」をクリックします。
シナリオの登録と管理ダイアログボックスが表示されます。
追加ボタンをクリックします。
シナリオの編集ダイアログボックスが表示されます。
シナリオ名には、「平日」と入力します。
変化させるセルには、$B$2:$B$4
必要に合わせて、コメントを入力しておくとわかりやすいですね。
OKボタンをクリックします。
シナリオの値ダイアログボックスが表示されます。
入力するボックスに、データを入力します。今回は平日のデータを入力します。
あと、もう一つの土日祝日を設定しますので、追加ボタンをクリックします。
先程と同じように、シナリオ名を入力します。
「土日祝日」と入力したら、変化させるセルを確認して、OKボタンをクリックします。
土日祝日のデータを該当するボックスに入力します。
OKボタンをクリックします。
シナリオの登録と管理ダイアログボックスにもどったら、表示したいシナリオを選択して、表示ボタンクリックすると、設定した箇所の数値が入れ替わることが確認できます。
説明で使用したデータは、3件でシナリオも2つでしたが、入れ替えるデータ量が増えたり、シナリオが増えたりすれば、再入力やコピーで対応するよりも、シナリオで管理することで、手早く数値を入れ替えて確認することができます。