Excel。アルファベットや丸数字はオートフィルの連続コピーができないので、どうするの
<CHAR+CODE+SEQUENCE関数>
アルファベットや丸数字は、オートフィルで連続コピーをすることができません。
なぜかというと、「文字列」扱いだからですね。
ユーザー設定リストに登録してもいいのですが、面倒です。
そこで、関数をつかうことで、手早くアルファベットや丸数字を連続コピーすることができます。
C2に設定した数式は、
=CHAR(CODE("①")+SEQUENCE(5,,0))
SEQUENCE関数によるスピル機能によって、オートフィルをつかわないで、指示した件数の連続データをつくってくれます。
今回のポイントは、文字列には「+1」することはできませんが、文字コードならば「+1」することで、次の文字コードの文字を表示することが可能です。
そこで、一度、文字から文字コードを抽出するために、CODE関数で文字コードを算出します。
それが、CODE("①")
これで、「①」の文字コードを算出することができます。
その値に、以前はROW関数で行番号を和算させる数式をつくってオートフィルしていました。
今は、SEQUENCE関数があるので、事前に作成するデータ数がわかっているようならば、SEQUENCE関数をつかうことで、手早く連続データをつくることができます。
SEQUENCE(5,,0)を確認しておきましょう。
最初の引数は、「行」。
今回は「⑤」まで表示したいので、「5」とします。
2つ目の引数の「列」は不要なので、省略。
3つ目の引数は、「開始」文字コードに「+1」したいだけなので、省略してしまうと、1件目が「+1」されてしまうので、「0」にします。
これで、1~5の数値をつくることができます。
この数値を文字コードに和算します。
このままだと文字コードのままなので、CHAR関数をつかって、文字コードに基づく文字を表示してくれるという仕組みです。
このような方法を使うことで、アルファベットや丸数字を連続データをつくることができます。