Excel。複数条件を指定して、手早く別表に抽出したい
<FILTER関数>
オートフィルターをつかうことで、データを抽出することは、簡単にできます。
しかし、抽出したデータを、別の場所にコピーして貼り付けるとなると、単純な作業ですが、面倒です。
そこで、FILTER関数をつかうことで、抽出し、別の場所に抽出結果を表示することができます。
抽出条件をF1:G2に用意しました。
店舗名が新宿店で、商品名が消しゴムのデータを抽出して、F5を起点に結果を表示していきます。
F5に設定する数式は、
=FILTER(A2:D11,(B2:B11=G1)*(C2:C11=G2),"該当データなし")
これだけで、抽出して、さらに、別なところに貼り付けることができます。
FILTER関数の最初の引数は、「配列」です。
つまりデータのことなので、A2:D11を設定します。
2番目の引数は、「含む」。
条件です。
FILTER関数で複数条件を作る時には、「*(アスタリスク)」で接続させていきます。
(B2:B11=G1)*(C2:C11=G2)と設定します。
また、スピル機能によって数式の範囲が広がりますので、絶対参照にする必要はありません。
3番目の引数は、「空の場合」。
これは、抽出するデータがなかった時、どうしますかということなので、「該当データなし」と表示するようにしました。