Excel。「.」と「,」が逆のフランス式の数字を数値にしてつかうには、どうするの
<NUMBERVALUE関数>
日頃使っている数値。
桁区切りの記号は「,(カンマ)」で小数点は「.(ドット)」です。
これは、英語圏を中心とした場合で、フランスなど欧州などでは、逆で表示された数字を使っています。
つまり、桁区切りの記号が「.(ドット)」で小数点が「,(カンマ)」というわけです。
この条件で入力した数値は、文字型になってしまいます。
よって、そのままでは、計算で使おうとすると、文字型なので、#VALUE!というエラーが表示されてしまいます。
計算式としてつかうためには、通常の数字にしなければなりません。
そこで、NUMBERVALUE関数をつかって、文字型を数値に変更します。
B3に設定した数式は、
=NUMBERVALUE(B1,",",".")
これで、B1のフランス式の文字を数値として変換することができます。
では、設定した数式を確認しておきましょう。
最初の引数は、「文字列」。
B1を設定します。
フランス式で入力した場合数値として認識してくれません。
文字列になっています。
2つ目の引数は、「小数点記号」。
B1の文字列の中で、小数点でつかっている記号をExcelに教える必要があります。
小数点で使用しているのは「,」なので、「","」と設定します。
最後の引数は、「桁区切り記号」。
2つ目の引数と同じように、B1の文字列の中で、桁区切りでつかっている記号をExcelに教えるので「”.”」を設定します。
そもそも、NUMBERVALUE関数をつかわなければいけないのかというと、VALUE関数ではパーセントや通貨とみなせる文字列データを数値に変換できます。
ただし、「.」と「,」はVALUE関数に対応していないので、NUMBERVALUE関数を使う必要があるというわけです。