Access。クエリ。日付を元号表示にするには、どうしたらいいのでしょうか。
<Access:Format関数>
Excelでは日付を元号表示にするのには、セルの書式設定ダイアログボックスにある表示形式をつかうことで、手早く、グレゴリオ暦から和暦の元号表示にすることができます。
では、Accessの場合、どのようにしたらいいのでしょうか。
Accessには、セルの書式設定ダイアログボックスはありません。
次のテーブルの納品日をクエリで、元号表示にしていきます。
作成タブのクエリデザインで、クエリをつくります。
演算フィールドをつくります。
Accessで、表示形式を設定できるのが、「Format関数」です。
演算フィールドには、次のような演算式を設定します。
納品日(元号): Format([納品日],"ggge¥年m¥月d¥日")
では、表示をデータシートビューに切り替えますので、実行します。
元号で表示されていることが確認できます。
Format関数をつかうことで、ExcelのTEXT関数のように表示形式を変更することができます。
それでは、Format関数を確認しておきましょう。
納品日(元号): Format([納品日],"ggge¥年m¥月d¥日")
Format関数自体の引数自体は難しくはありません。
ただ、ExcelとAccessで表示形式が異なるので、注意が必要です。
Accessでは、「¥」の後に続く文字列を表示するという考え方です。
「¥年」とすることで、「年」と表示することができるというわけです。
あと、元号の「ggge」は、ExcelでもAccessと同じです。
表示形式を変更したい場合、Accessでは、Format関数をつかい、さらに単位など表示したい文字列は、「¥」をつけるという仕組みになっています。