10/31/2024

Excel。時間の合計を、○時間○分で表示したい。【Time calculations】

Excel。時間の合計を、○時間○分で表示したい。

<SUM関数+表示形式>

作業工程の予想時間の表があります。

時間の合計を、○時間○分で表示

B列の予想時間の単位は「分」です。

B2:B5の合計分数が、B6に算出されています。


B6の数式は、

=SUM(B2:B5)


ただ、結果は「分」なわけです。

このままでもいいのですが、わかりにくいので、○時間○分という表示に変えていきます。


B6をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示します。


セルの書式設定ダイアログボックスは、Ctrl+1というショートカットキーで表示するのが便利です。


セルの書式設定ダイアログボックスが表示されたら、表示形式タブの分類を時刻。


時刻にある「13時30分」を選択してOKボタンをクリックしてみることにします。


なんと、0時間00分と表示されてしまいました。

原因は、B6の値。


日時は、シリアル値で考えなければいけません。


190分と思っていても、190という数値でしかありません。


そこで、時間に直す必要があります。


Excelは1日を1としておりますので、1時間は1/24です。


さらに、分なので、1/24した値から1/60しなければなりません。


まずは、数式を修正しましょう。


=SUM(B2:B5)/24/60


これで、3時10分 と表示されました。

あとは、3時10分を3時間10分に変更するだけです。


改めて、B6をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。


表示形式タブの分類「ユーザー定義」をクリックします。


種類を、

h"時間"mm"分";@

と修正します。


「;@」はなくてもOKです。


これで、完成です。


Excelは日付や時間の場合、シリアル値という数値であることを押さえておくと、いいかと思います。

10/30/2024

Excel。2024/9/29-10/5にVLOOKUP関数など紹介したFacebookページのコメントです。【comment】

Excel。2024/9/29-10/5にVLOOKUP関数など紹介したFacebookページのコメントです。

<Facebookページ>

Facebookページに書いた、Excelの豆知識(Trivia)です。

Facebookページ

9月29日

Excel。

VARPA関数

読み方: バリアンスピーエー  

分類: 統計 

VARPA(値1,[値2],…)

全データを母集団全体とみなした分散を算出します 




9月30日

Excel。

VAR.P関数

読み方: バリアンス・ピー  

分類: 統計 

VAR.P(数値1,[数値2],…)

数値群を母集団全体とみなした分散を算出します 




10月1日

Excel。

VAR.S関数

読み方: バリアンス・エス  

分類: 統計 

VAR.S(数値1,[数値2],…)

数値群を標本データとみなした不偏分散を算出します 




10月2日

Excel。

VDB関数

読み方: ヴィディービー  

読み方: バリアブル・ディクライニング・バランス

分類: 財務 

VDB(取得価額,残存価額,耐用年数,開始期,終了期,[率],[切り替えなし])

減価償却の概算を新定率法で算出する

Variable Declining Balanceの略




10月3日 Excel。

VLOOKUP関数

読み方: ブイルックアップ  

分類: 検索/行列 

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])

縦方向の表からデータを検索して抽出する 




10月4日

Excel。

WEBSERVICE関数

読み方: ウェブサービス  

分類: Web 

WEBSERVICE(url)

XML形式のデータから必要な情報だけを取り出す 




10月5日

Excel。

WEEKDAY関数

読み方: ウィークデイ  

分類: 日付時刻 

WEEKDAY(シリアル値,[種類])

日付から曜日に該当する数値を算出する 

10/29/2024

Excel。Excelの動作環境に関する情報を返すのがINFO関数です。【INFO】

Excel。Excelの動作環境に関する情報を返すのがINFO関数です。

<関数辞典:INFO関数>

INFO関数

読み方: インフォ  

読み方: インフォメーション

分類: 情報 

INFO関数

INFO(検査の種類)

Excelの動作環境に関する情報を返す

10/28/2024

Excel。オートフィルの連続コピーでABCを手早く入力したい【alphabet】

Excel。オートフィルの連続コピーでABCを手早く入力したい

<CHAR+CODE+ROW関数>

AからZまでを手早く入力するには、オートフィルだけでは連続コピーすることはできません。


数値ならばいいのですが…


そこで、次のような数式を設定するだけで、オートフィルで数式をコピーするだけで、連続コピーすることができます。

オートフィルの連続コピーでABC

A2に設定した数式は、

=CHAR(CODE("A")+ROW()-2)

です。

この数式を必要に応じて、オートフィルで数式をコピーすると、A~Zまでの連続したアルファベットを入力することができます。


では、数式を確認しておきましょう。


まず、CHAR関数は、数値を該当する文字に変更する関数です。


そこで、CODE(“A”)ですが、CODE関数は、文字を文字コードの数値に変換する関数です。


CODE(“A”)は、Aの文字コードを返す関数です。


なお、Aは65です。


よって、CHAR(65)とすれば、Aという文字を返してくれます。


ただ、=CHAR(CODE("A") だけだと、オートフィルで数式をコピーしても、すべてAが表示されるだけで、BC…は表示してくれません。


Bの文字コードは、66で、Cの文字コードは67です。


つまり、前の文字に「+1」されています。


どうやって、「+1」すればいいのでしょうか。


下方向に、オートフィルで数式をコピーする場合には、行番号を算出するROW関数が使えないかを考えるといいです。


A2に数式を設定します。

A2は2行目なので、ROW関数をつかえば、2と返してくれます。


A2は「A」を表示したいので、65+0にしたいわけです。

A3は「B」を表示したいので、65+1にしたいわけです。


ということで、

=CHAR(CODE("A")+ROW()-2)

とROW関数の値から「-2」することで、Aを基準としてプラスする値をつくることができます。


このように、Aからのアルファベットを連続コピーで作る場合には、

CHAR関数

CODE関数

ROW関数

を組み合わせることで、対応することができます。

10/27/2024

Excel。(1)と入力すると、-1になっちゃう!どうしたら(1)にできるの【minus】

Excel。(1)と入力すると、-1になっちゃう!どうしたら(1)にできるの

<Youtube>

(1)~と、(1)で始まる、説明文を入力しようとしたら、(1)が入力されないで、「-1」と表示されてしまった!


なんで、どうして、そうなるの。


対応するには、「表示形式」をつかいます。

その対応方法を、動画で紹介しております。

10/26/2024

Excel。INDIRECT関数で文字列で参照されるセルの値を返せます【INDIRECT】

Excel。INDIRECT関数で文字列で参照されるセルの値を返せます

<関数辞典:INDIRECT関数>

INDIRECT関数

読み方: インダイレクト  

分類: 検索/行列 

INDIRECT関数

INDIRECT(参照文字列,[参照形式])

文字列で参照されるセルの値を算出します

10/25/2024

Excel。全角空白を入力させるように、そして半角空白では入力できないようにしたい【Validation Rules】

Excel。全角空白を入力させるように、そして半角空白では入力できないようにしたい

<入力規則+ISNUMBER+FIND関数>

入力されているセル内の空白。


その空白が、全角ではなく半角だとしたら、それを全角にするという方法はありますが、そもそも、入力時にチェックできればいいわけですね。


では、そのようなことができるのでしょうか。


次の表をつかって、説明していきます。

入力規則

入力時に全角空白が入力されているのか、半角空白ではないのかをチェックしたいわけです。


入力時ということですから、入力規則をつかうことで対応することができます。


では、B2:B6を範囲選択します。


データタブにある、データの入力規則をクリックします。


データの入力規則ダイアログボックスが表示されます。


 設定タブをクリックします。

入力値の種類を「ユーザー設定」にします。


数式のボックスに、

=isnumber(find(" ",b2))

と設定します。


そして、エラーメッセージも設定しますので、エラーメッセージタブに移動します。


スタイルは、停止 を選択します。


全角空白でないと許可しないとすることができます。


タイトルには、「全角空白」とします。


エラーメッセージには、「全角空白を入力してください。」と設定します。


では、OKボタンをクリックして確認してみましょう。


B2には、全角空白をつかって、苗字と名前をわけて入力すると、普通に入力することができました。


B3には、全角空白をつかわないで、確定しようとしたら、エラーメッセージが表示されました。


このように、全角空白が入力されていないと、確定することができません。


修正することで入力することができました。


B4には、半角空白を入力して入力したところ、確定することができませんでした。


このように、全角空白が入力されていないと、確定できないように入力規則をつかって設定することができます。


では、条件に設定した数式を確認しておきましょう。

=isnumber(find(" ",b2))


はじめのISNUMBER関数は、数値か日付(シリアル値)ならば、TRUEをかえし、そうでなければ、FALSEをかえすという関数です。


では、引数を確認すると、FIND関数をつかって、セル内に「” “」全角空白があるかを探しています。


全角空白があれば、そのセル内の何文字目にあるのかをかえします。

B2の場合は、3文字目に全角空白があるので、3と返します。


するとISNUMBER関数が、数値があるのでTRUEをかえすという数式です。


つまり、TRUEということで、全角空白が入力されていることがわかるという仕組みです。


逆に全角空白がない場合は、見つからないので、FIND関数の結果は、#VALUE!をかえします。


よって、ISNUMNER関数は、TRUEをかえせないので、含まれていないということがわかります。


入力規則をつかうことで、今回のような全角空白が入力されているかどうかのチェックを入力時におこなうことができます。

10/24/2024

Excel。HYPERLINK関数をつかえば、Excel上からリンク先を開くことができます【HYPERLINK】

Excel。HYPERLINK関数をつかえば、Excel上からリンク先を開くことができます

<HYPERLINK関数>

セルに、URLを入力すると、ハイパーリンクが自動的に設定されます。


しかし、URLではなく、文字にURLを含ませておいて、リンクさせる場合には、HYPERLINK関数を使うと便利です。

HYPERLINK関数

A1にURLが入力しています。GoogleのURLです。


A3に、URLを入力すると、ハイパーリンクが自動的に設定されますが、これをGoogleという文字で表示したい場合には、HYPERLINK関数をつかいます。


A4の数式は、

=HYPERLINK(A1,"Google")

引数の2番目に、別名を設定することができます。


ハイパーリンクの編集ダイアログボックスにあるヒント設定よりも、手早く設定できると思いますので、用途に合わせて使い分けるといいかもしれません。


10/23/2024

Excel。条件付き書式の文字列は「優秀」だと「最優秀」まで含まれるので注意【String】

Excel。条件付き書式の文字列は「優秀」だと「最優秀」まで含まれるので注意

<Youtube>

動画で紹介。

条件付き書式の「セルの強調表示ルール」にある「文字列」をつかうと、設定した文字だけではなく、その文字を含むものまで反映してしまいます。


そこで、「指定の値に等しい」をつかうほうが、いい場合があります。

10/22/2024

Excel。ファイル内のシートは何枚あるの。このシートは何枚目にあるのがわかります。【SHEETS】

Excel。ファイル内のシートは何枚あるの。このシートは何枚目にあるのがわかります。

<SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数>

ファイル内のシートが多くなると、いったい、何枚あるのか数えるのは面倒です。


そこで、SHEETS関数をつかうことで、現在何枚のシートで構成されているのかを確認することができます。


用意したのは、次のファイルです。

SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数

シート管理・7月・8月・9月・四半期集計という5枚のシートで構成されています。


B2にSHEETS関数の数式をつくります。

=SHEETS()-1


SHEETS関数は、現在のファイルのシート数を算出してくれる関数です。

シート管理シートを除きたいとしたら、「-1」とすることで、シート枚数の算出結果を増減することもできます。


これで、シート数を数えられることが確認できました。


では、そのシート名が何枚目にあるのか確認したい場合、どのようにしたらいいのか説明します。

SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数

B5には、次の数式を設定しました。

=SHEET(INDIRECT(A5&"!a1"))

オートフィルで数式をコピーしています。


これで、それぞれ左から何枚目にあるのかがわかります。


この場合、SHEETS関数ではなく、SHEET関数をつかいます。


SHEET関数は、参照されたシートのシート番号を求めることができる関数です。

つまり、左から何枚目にあるのかを求めることができる関数というわけです。


SHEETS関数は、枚数を求める関数なので、「S」のありなしで、使い方が変わります。


では、 数式を確認してみましょう。


SHEET関数の引数に、INDIRECT関数を使用しています。

指定する文字列を直接参照することができる関数です。


なので、A5の値。

7月という文字そのものをつかうことができますので、

「A5&"!a1"」というのは、「7月!a1」という意味です。


「a1」はセル番地なので、「c1」でも構いません。


よって、7月のシートは、左から2枚にあることがわかりました。


ちなみに、シートを移動すると、算出された値も連動してかわります。


また、シート名が見つからない場合には、#REF!というエラーが表示されます。

10/21/2024

Excel。2024/9/22-9/28にUPPER関数など紹介したFacebookページのコメントです。【comment】

Excel。2024/9/22-9/28にUPPER関数など紹介したFacebookページのコメントです。

<Facebookページ>

Facebookページに書いた、Excelの豆知識(Trivia)です。

Facebookページ

9月22日

Excel。

UNIQUE関数

読み方: ユニーク  

分類: 検索/行列 

UNIQUE(配列,[列の比較],[回数指定])

範囲または配列から一意の値を返す 



9月23日

Excel。

UPPER関数

読み方: アッパー  

分類: 文字列操作 

UPPER(文字列)

英字を大文字に変換する 



9月24日

Excel。

VALUE関数

読み方: バリュー  

分類: 文字列操作 

VALUE(文字列)

文字列を数値に変換する 



9月25日

Excel。

VALUETOTEXT関数

読み方: バリュートゥテキスト  

分類: 文字列操作 

VALUETOTEXT(値,[書式])

値のテキスト表現を返す 



9月26日

Excel。

VAR関数

読み方: バリアンス  

分類: 互換性 

VAR(数値1,[数値2],…)

数値群を標本データとみなした不偏分散を算出します 



9月27日

Excel。

VARA関数

読み方: バリアンスエー  

分類: 統計 

VARA(値1,[値2],…)

全データを標本データとみなした不偏分散を算出します 



9月28日

Excel。

VARP関数

読み方: バリアンスピー  

分類: 互換性 

VARP(数値1,[数値2],…)

数値群を母集団全体とみなした分散を算出します

10/20/2024

Excel。INDEX関数のセル範囲形式は、セル範囲から縦横座標で値を抽出します【INDEX】

Excel。INDEX関数のセル範囲形式は、セル範囲から縦横座標で値を抽出します

<関数辞典:INDEX関数のセル範囲形式>

INDEX関数

読み方: インデックス  

分類: 検索/行列 

INDEX関数のセル範囲形式

INDEX(参照,行番号,[列番号],[領域番号])

セル範囲から縦横座標で値を抽出します

セル範囲形式

10/19/2024

Excel。VBA。日付計算なら、DateAdd関数をつかうと便利です【Date arithmetic】

Excel。VBA。日付計算なら、DateAdd関数をつかうと便利です

<DateAdd関数>

Excelにはなく、Excel VBAにあるDateAdd関数は日付計算をするのに便利な関数です。


次の表を用意しています。


B1に日付が入力されています。


B3には、B1の日付の3日後。

B4には、B1の3か月後の日付を表示したいわけです。


B3は3日後なので、単純に「+3」でいいのですが、B4の3か月後というのは、単純な足し算というわけにはいきません。


月に「+3」するわけにはいきません。

そこで、EDATE関数をつかうなどする必要があるわけです。


例えば、次のようなExcel VBAのプログラム文を用意しました。

Sub 日付計算()

    Dim input_date As Date

    input_date = Range("b1")


    Range("b3") = input_date + 3

    Range("b4") = "=edate(b3,3)"

End Sub


B4には、Formulaプロパティで通常のEDATE関数の数式を設定しています。


では、実行してみましょう。


B3の日付はスムーズに3日後を表示していますが、3か月後は、EDATE関数によって算出されているものの、シリアル値で算出されてしまっています。


これを日付形式に変更する必要があります。


これでは、少し面倒ですね。

そこで、DateAdd関数をつかって、プログラム文を変更してみます。


Sub 日付計算()

    Dim input_date As Date

    input_date = Range("b1")


    Range("b3") = DateAdd("d", 3, input_date)

    Range("b4") = DateAdd("m", 3, input_date)

End Sub


では、実行してみましょう。


B3の結果は同じですが、3か月後は明らかに異なっています。


シリアル値で算出されていません。

日付形式で算出されています。


DateAdd関数は、引数に、加算方式が含まれています。

その加算方式を設定するだけで、月であっても日であっても年であっても、数式の形式自体は同じで済みます。


EDATE関数を覚えるなど、複数の関数を使い分ける必要はありません。

10/18/2024

Excel。結合してあるセルに連番を手早く入力したい【Join】

Excel。結合してあるセルに連番を手早く入力したい

<Youtube>

Excel。結合してあるセルに手早く連番を入力するには、どのようにしたらいいのでしょうか。


オートフィルの連続データでは、対応することができません。

実は、MAX関数をつかうことで、対応することができます。

この内容を、動画で紹介しております。


10/17/2024

Excelのショートカットキー。Altキーとの組み合わせを紹介【shortcut】

Excelのショートカットキー。Altキーとの組み合わせを紹介

<Altキー+= でSUM関数など>

作業効率もUPする、知っていると便利なショートカットキー。

Excelのショートカットキー

なお、Excelのバージョンによって多少変わります。


Alt+'

スタイルダイアログボックスが表示されます



Alt+;

可視セルのみ範囲選択



Alt+=

SUM関数を挿入する



Alt+Page Up

1 画面右にスクロールする。



Alt+Page Down

1 画面左にスクロールする。


10/16/2024

Excel。文字が入力されている行全体を塗りつぶしたい【character】

Excel。文字が入力されている行全体を塗りつぶしたい

<条件付き書式+IFEEROR関数>

決まった文字ではないですが、文字が入力されているセルがあれば、わかりやすいようにその行全体をぬりつぶしたい場合、どのようにしたら、いいのでしょうか。


次の表をつかって、紹介します。


提出状況のB列には、提出日が入力されているセルもあれば、対象外など文字が入力されているセルも含まれています。


B4やB5のように文字が入力されているセルならば、その行全体を塗りつぶしたいわけです。


条件のついた書式なので、条件付き書式をつかいます。


問題となるのは、どのような、条件式を設定するかです。


数値や今回のように日付ならば、ここからここまで以外ならのようにすれば、いいかもしれません。

文字が固定されているならば、その文字を指定することで対応できますが、決まっていない文字の場合を考えるとなかなか、大変そうです。


しかし、条件付き書式の条件式は、IFERROR関数だけで対応することができます。


では、A2:B6を範囲選択します。

ホームタブの条件付き書式の新しいルールをクリックします。


 新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。


数式を使用して、書式設定するセルを決定をクリックします。


条件式を設定します。

=IFERROR($B2*0,1)

あとは、書式ボタンをクリックして、塗りつぶしたい色を設定します。


OKボタンをクリックして完成です。

文字が入力されている行全体を塗りつぶしたい

これで、文字列だけを対象にして塗りつぶすことができました。


ではどうして、

=iferror($B2*0,1)

という条件式で文字列だけを対象にできたのでしょうか。


IFERROR関数は、エラーならば、どのようにするのかという関数です。

最初の引数は、値です。


B2に「×0」します。ここで、B2が数値ならば、「0」になります。


数値でなければ、「#VALUE!」というエラーが表示されます。


「#VALUE!」は、数値以外のものをつかって計算していますというエラーです。


要するに、文字列の場合ということです。

これで、数値なのか、そうでないかを判断することができます。


今回は、日付ですが、Excelでは、日付はそもそも、シリアル値なので、数値です。


そして、2番目の引数で、エラーの場合どうするのか、設定できます。


ここで、エラーならば、「1」と設定します。

なぜ1なのかというと、Excelは1=TRUEということで、条件が成立というTRUEという意味を含めることができるからです。


なので、「=1」というように、1と等しいとしなくてもいいというわけです。


IFEROR関数をつかって、ワザとエラーを発生させて、数値と文字をわけることができる方法をつかってみました。

10/15/2024

Excel。INDEX関数の配列形式は、セル範囲から縦横座標で値を抽出します【INDEX】

Excel。INDEX関数の配列形式は、セル範囲から縦横座標で値を抽出します

<関数辞典:INDEX関数の配列形式>

INDEX関数:配列形式

読み方: インデックス  

分類: 検索/行列 

INDEX関数:配列形式

INDEX(配列,行番号,[列番号])

セル範囲から縦横座標で値を抽出します

10/14/2024

Excel。2024/9/15-9/21にUNICODE関数など紹介したFacebookページのコメントです。【comment】

Excel。2024/9/15-9/21にUNICODE関数など紹介したFacebookページのコメントです。

<Facebookページ>

Facebookページに書いた、Excelの豆知識(Trivia)です。

Facebookページ

9月15日

Excel。

TRUE関数

読み方: トゥルー  

分類: 論理 

TRUE

TRUEを返す 



9月16日

Excel。

TRUNC関数

読み方: トランク  

分類: 数学/三角 

TRUNC(数値,[桁数])

指定桁数になるように切り捨てる 



9月17日

Excel。

TTEST関数

読み方: ティーテスト  

分類: 互換性 

TTEST(配列1,配列2,検定の指定,検定の種類)

t検定の確立を算出します 



9月18日

Excel。

T.TEST関数

読み方: ティー・テスト  

分類: 統計 

T.TEST(配列1,配列2,検定の指定,検定の種類)

t検定の確率を算出します 



9月19日

Excel。

TYPE関数

読み方: タイプ  

分類: 情報 

TYPE(値)

データ型を表す数値を算出する 



9月20日

Excel。

UNICHAR関数

読み方: ユニコードキャラクター  

分類: 文字列操作 

UNICHAR(数値)

数値で指定したUnicode番号の文字に変換します 



9月21日

Excel。

UNICODE関数

読み方: ユニコード  

分類: 文字列操作 

UNICODE(文字列)

文字列の最初の文字のUnicode番号を返す

10/13/2024

Access。多分岐処理ならば、Iif関数もいいけど、Switch関数が便利です。【Multi-branch】

Access。多分岐処理ならば、Iif関数もいいけど、Switch関数が便利です。

<Access>

販売金額によって送料が変わる場合、単純な分岐ならば、Iif関数で対応できますが、多分岐となると、Iif関数をネストにする必要があります。


設定するのも大変ですし、可読性も悪化します。


そこで、次のテーブルをつかって、販売金額が1000円以上なら送料は0円。

500円以上なら送料は200円。

それ以外は、送料500円と判断するクエリを作っていきます。


では、ホームタブのクエリデザインをつかって、クエリをつくります。


テーブルのフィールドをすべてつかっています。


演算フィールドで、送料をつくります。

送料: Switch([販売金額]>=1000,0,[販売金額]>=500,200,True,500)


では、実行して確認してみましょう。


販売金額が1000円以上なら送料は0円。

500円以上なら送料は200円。

それ以外は、送料500円と判断されていることが確認できました。


○✕のような単純な分岐ならば、Iif関数で全く問題はありませんが、多分岐となるとSwitch関数をつかった演算フィールドのほうが、可読性はいいように感じられます。


また、それ以外は、Trueをつかいます。


Trueをつかうのは、ExcelのIFS関数も同じですね。

10/12/2024

Excel。円柱・円錐・ピラミッド型のグラフを作りたいけどどうしたらいい【graph】

Excel。円柱・円錐・ピラミッド型のグラフを作りたいけどどうしたらいい

<Youtube>

Excelのグラフで、縦棒グラフは作れるのですが、どのようにしたら、円柱・円錐・ピラミッド型のグラフを作ることができるのでしょうか。


実は、最初から作ることができません。

まずは、縦棒グラフをつくってから、形を変更します。

10/11/2024

Excel。複素数のタンジェントを算出するのがIMTAN関数です。【IMTAN】

Excel。複素数のタンジェントを算出するのがIMTAN関数です。

<関数辞典:IMTAN関数>

IMTAN関数

読み方: アイエムタンジェント  

読み方: イマジナリータンジェント

分類: エンジニアリング 

IMTAN関数

IMTAN(複素数)

複素数のタンジェントを算出する

10/10/2024

Excel。表の最終行の下に移動して、手早く次のデータを入力したい【Last Line】

Excel。表の最終行の下に移動して、手早く次のデータを入力したい

<HYPERLINK関数>

大きな表の場合に、新しいデータを追加するには、当然表の一番下まで移動しなければなりません。


表内をクリックして、Ctrl+↓でジャンプすることも出来ます。


ただ、一番下にはジャンプできますが、入力したいセルではないので、改めてクリックなどして入力するセルをクリックする必要があります。


そこで、HYPERLINK関数をつかうことで、対応することができます。


それでは、用意した表のE1に「一番下」という文字をクリックしたら、表の一番下のA9がアクティブになるようにHYPERLINK関数を設定します。


一度、E1の「一番下」という文字は削除します。


そして、E1に次の数式を設定します。


=HYPERLINK("#A"&COUNTA(A:A)+1,"一番下")


この数式で、A列の一番下の一つ下にジャンプしてアクティブにすることができます。


E1の文字には、ハイパーリンクが設定されています。


では、数式を確認しておきます。


=HYPERLINK("#A"&COUNTA(A:A)+1,"一番下")


最初の引数は、リンク先です。


"#A"&COUNTA(A:A)+1

COUNTA関数は、データが入力されている件数を算出してくれます。


見出しとデータ数の件数が算出できます。


その件数では、最終行になってしまうので、「+1」します。


それを「”#A”」に「&(アンパサンド)」で文字結合します。


セル番地にリンクさせるには、「#セル番地」としますので、A列の一番下の次のセルにジャンプしたいので、「”#A”」としています。


引数の2つ目は、別名です。

ここに設定した文字が表示されます。

E1には、最初「一番下」と入力してありましたので、同じように表示したいと考えましたので「”一番下”」と設定します。


これで、大きな表でも一番下まで、ジャンプすることができます。

10/09/2024

Word。入力したら勝手に置換。上書きモードになっていませんか?【Overwrite】

Word。入力したら勝手に置換。上書きモードになっていませんか?

<Youtube>

Wordで文字を追加で入力すると、入力されている文字が勝手に置き換わってしまうことがあります。


実は上書きモードにしてしまったのが原因なのですが、上書きモードなのかを、どこで確認すればいいのでしょうか。


そもそも、なんで上書きモードになってしまうのか、その対応方法をご紹介しております。

10/08/2024

Excel。IMSUM関数で複素数の和を求めることができます。【IMSUM】

Excel。IMSUM関数で複素数の和を求めることができます。 

【関数辞典:IMSUM関数】

IMSUM関数

読み方: アイエムサム  

読み方: イマジナリーサム

分類: エンジニアリング 

IMSUM関数

IMSUM(複素数1,[複素数2],…)

複素数の和を算出する

10/07/2024

Excel。FILTER関数をつかって必要な行を抽出したい【row】

Excel。FILTER関数をつかって必要な行を抽出したい

<FILTER関数>

必要な行だけを表から抽出するのにも、FILTER関数をつかうことができます。


ただ、列抽出と異なる所がありますので、そこがポイントになるかと思います。


次の表を用意しました。

FILTER関数をつかって必要な行を抽出

色鉛筆とボールペンの行だけを抽出するとします。


見出し行は、先にコピーしておきます。


FILTER関数をつかった数式を設定します。


A10に設定した数式は、

=FILTER(A2:F5,{0;1;0;1})

スピル機能によって、数式が拡張されてゴーストが発生しますので、絶対参照は不要です。


最初の引数は、配列なので、範囲選択ですが、A2:F5


問題は、2つめの引数の含む です。

{0;1;0;1}

と設定してあります。


FILTER関数は、「,(カンマ)」で区切ると、列抽出で、「;(セミコロン)」で区切れば、行抽出できる仕組みになっています。


この0と1ですが、0はFALSEで1はTRUEです。


わかりやすいように、抽出元の表に0と1を追記してみました。


「1」が設定されている、行だけが抽出されていることが確認できます。


なお、VSTACK関数でも、行方向で抽出することができます。

10/06/2024

Excel。2024/9/8-9/15にTODAY関数など紹介したFacebookページのコメントです。【comment】

Excel。2024/9/8-9/15にTODAY関数など紹介したFacebookページのコメントです。

<Facebookページ>

Facebookページに書いた、Excelの豆知識(Trivia)です。

Facebookページ

9月8日

Excel。

T.INV関数

読み方: ティー・インバース  

分類: 統計 

T.INV(確率,自由度)

t分布の左側(下側)確率からt値を算出します 



9月9日

Excel。

T.INV.2T関数

読み方: ティー・インバース・ツーテール  

分類: 統計 

T.INV.2T(確率,自由度)

t分布の両側確率から上側の確率変数を算出します 



9月10日

Excel。

TODAY関数

読み方: トゥデイ  

分類: 日付時刻 

TODAY()

現在の日付を算出します 



9月11日

Excel。

TRANSPOSE関数

読み方: トランスポーズ  

分類: 検索/行列 

TRANSPOSE(配列)

縦横を入れ替えた表をする 



9月12日

Excel。

TREND関数

読み方: トレンド  

分類: 統計 

TREND(既知のy,[既知のx],[新しいx],[定数])

重回帰分析による値を予測する 



9月13日

Excel。

TRIM関数

読み方: トリム  

分類: 文字列操作 

TRIM(文字列)

不要なスペースを削除する 



9月14日

Excel。

TRIMMEAN関数

読み方: トリムミーン  

分類: 統計 

TRIMMEAN(配列,割合)

異常値を除いて平均値を算出します 

10/05/2024

Excel。1行おきに塗り分けた表をつくりたい。【Every other line】

Excel。1行おきに塗り分けた表をつくりたい。

<Youtube>

テーブル機能をつかうほどでもないけど、見やすい表をつくりたい。

そこで、条件付き書式をつかって、1行おきに塗り分ける方法をご紹介しております。

今回使用する関数は、MOD関数とROW関数。

MOD関数は除算した余りを算出します。

ROW関数は行番号を算出します。


そして、条件付き書式と組み合わせることで、1行おきに塗る分けることができます。

10/04/2024

Excel。FILTER関数で必要な列だけを抽出するには【Columns】

Excel。FILTER関数で必要な列だけを抽出するには

<FILTER関数>

表から必要な列だけを手早く抽出するには、HSTACK関数などがありますが、今回は、FILTER関数をつかった場合、必要な列だけ抽出するやり方を紹介します。


FILTER関数は、名前の通り、表から条件に合ったデータを抽出できる関数です。


次の表を用意しました。


A列の商品名とD列E列の10月と11月だけを抽出した表をつくりたいとします。


見出しは用意したとして、つくっていきます。


A10にFILTER関数をつかった数式を設定しました。

=FILTER(A2:F5,{1,0,0,1,1,0})


これで、商品名と10月・11月の列だけを抽出することができました。

引数を確認してみましょう。


最初の引数が、配列。範囲のことなので、A2:F5

次の引数が、含む。なのですが、FILTER関数の{1,0,0,1,1,0}は何を意味しているのでしょうか。

FILTER関数で必要な列

7行目に1と0を入力して、わかりやすくしました。


単純に、1ならば、抽出対象とする。0ならば、抽出対象にしないという意味です。


それぞれを「,(カンマ)」で区切ってあげることで、設定することができます。


なお、この1と0は、1が「TRUE」で0が「FALSE」の意味です。


列が増えると、設定するのが、少し大変なので、単純に必要な列だけを抽出するならば、HSTACK関数でもいいように思えます。

10/03/2024

Excel。IMSUB関数で複素数の差を算出できます。【IMSUB】

Excel。IMSUB関数で複素数の差を算出できます。

<関数辞典:IMSUB関数>

IMSUB関数

読み方: アイエムサブ  

読み方: イマジナリーサブトラクト

分類: エンジニアリング 

IMSUB関数

IMSUB(複素数1,複素数2)

複素数の差を算出する

10/02/2024

Excelのショートカットキー。Shiftキーと矢印キーを紹介【shortcut】

Excelのショートカットキー。Shiftキーと矢印キーを紹介

<Ctrl+Shiftキー+Functionキー>

作業効率もUPする、知っていると便利なショートカットキー。

Excelのショートカットキー。

Excelのショートカットキー

なお、Excelのバージョンによって多少変わります。


Shift+↑

選択範囲を 1 セルずつ上に拡張する。



Shift+→

選択範囲を 1 セルずつ右に拡張する。



Shift+↓

選択範囲を 1 セルずつ下に拡張する。



Shift+←

選択範囲を 1 セルずつ左に拡張する。

10/01/2024

Excel。フリガナから索引をつくるのに、濁音を除きたいけど、どうしたらいい【index】

Excel。フリガナから索引をつくるのに、濁音を除きたいけど、どうしたらいい

<JIS+LEFT+ASC+PHONETIC関数>

名簿など索引をつくりたいとします。

そして、ア行の索引には、インデックスで「ア」というようにしたいのですが、濁音をどのようにしたらいいのか、困ることがあります。


次の名簿を見てみましょう。

フリガナから索引

C列には、PHONETIC関数をつかって、フリガナを表示しています。


D列には、

=LEFT(PHONETIC(B2),1)

という数式を設定して、オートフィルで数式をコピーしています。


=LEFT(PHONETIC(B2),1)

とすることで、フリガナの1文字目を表示することができます。


さて、ここで、D4には「ガ」と表示されています。


これだと、「カ」ではないので、「カ」として、まとめることができません。


どのようなことかというと、D列を昇順で並べ替えてみるとわかります。


文字コードで、カとガは異なっています。

そのため、並べ替えると、ガはカの後になってしまいます。


このような濁音や半濁音に対応するにはどのようにしたらいいのでしょうか。


数式を修正しました。

=JIS(LEFT(ASC(PHONETIC(B2)),1))


これで、濁音・半濁音を除くことができます。


数式の仕組みはいたってシンプルです。


JIS関数は、半角を全角にする関数です。


LEFT関数は、文字列の左側から指定した文字数を抽出する関数です。


ASC関数は、全角を半角にする関数です。


PHONETIC関数は、文字情報のフリガナ情報を表示する関数です。


PHONETIC関数で抽出した文字列をASC関数で半角にします。

半角にすることで、「カ」と「゛」にわけることができます。


LEFT関数で、左から1文字目を抽出するので、半角の「カ」が抽出されます。


半角なので、全角に戻しますので、JIS関数をつかいます。


ただし、この方法には、注意点があります。


ふりがなの設定が、「ひらがな」になっていると、対応することができませんので、その場合は、一度、「ひらがなの設定ダイアログボックス」で、全角カタカナにします。