10/22/2024

Excel。ファイル内のシートは何枚あるの。このシートは何枚目にあるのがわかります。【SHEETS】

Excel。ファイル内のシートは何枚あるの。このシートは何枚目にあるのがわかります。

<SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数>

ファイル内のシートが多くなると、いったい、何枚あるのか数えるのは面倒です。


そこで、SHEETS関数をつかうことで、現在何枚のシートで構成されているのかを確認することができます。


用意したのは、次のファイルです。

SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数

シート管理・7月・8月・9月・四半期集計という5枚のシートで構成されています。


B2にSHEETS関数の数式をつくります。

=SHEETS()-1


SHEETS関数は、現在のファイルのシート数を算出してくれる関数です。

シート管理シートを除きたいとしたら、「-1」とすることで、シート枚数の算出結果を増減することもできます。


これで、シート数を数えられることが確認できました。


では、そのシート名が何枚目にあるのか確認したい場合、どのようにしたらいいのか説明します。

SHEETS関数・SHEET+INDIRECT関数

B5には、次の数式を設定しました。

=SHEET(INDIRECT(A5&"!a1"))

オートフィルで数式をコピーしています。


これで、それぞれ左から何枚目にあるのかがわかります。


この場合、SHEETS関数ではなく、SHEET関数をつかいます。


SHEET関数は、参照されたシートのシート番号を求めることができる関数です。

つまり、左から何枚目にあるのかを求めることができる関数というわけです。


SHEETS関数は、枚数を求める関数なので、「S」のありなしで、使い方が変わります。


では、 数式を確認してみましょう。


SHEET関数の引数に、INDIRECT関数を使用しています。

指定する文字列を直接参照することができる関数です。


なので、A5の値。

7月という文字そのものをつかうことができますので、

「A5&"!a1"」というのは、「7月!a1」という意味です。


「a1」はセル番地なので、「c1」でも構いません。


よって、7月のシートは、左から2枚にあることがわかりました。


ちなみに、シートを移動すると、算出された値も連動してかわります。


また、シート名が見つからない場合には、#REF!というエラーが表示されます。