Excel。似て非なる平均の関数。平均値が異なる原因の一つに関数が違うんです。
<AVERAGE関数とAVERAGEA関数>
遠投結果をAさんBさんの二人で、平均値を求めました。
B9とD9の結果は同じになっています。
あとから、B5とD5が実は「パス」していたので、「パス」と入力してみました。
入力後、2人の平均値が異なってしまいました。
先ほどまで、結果は同じだったのですが、トラブルが発生してしまいました。
平均は平均でも、選択した関数が異なっていたのが原因です。
それでは、数式を確認してみましょう。
B9の数式は、
=AVERAGEA(B3:B7)
よくみると、AVERAGE関数ではなくて、AVERAGEA関数です。
このAVERAGEA関数は、範囲内の文字を除くのではなく、「0(ゼロ)」として含めてしまった、平均を算出します。
D9の数式は、
=AVERAGE(D3:D7)
こちらは、お馴染みのAVERAGE関数です。
AVERAGE関数は、範囲選択内の文字は除外して、平均値を求める関数です。
「A」のあるなしで、結果が大きく異なってしまいました。
文字を含めた平均値を算出したいときには、AVERAGEA関数をつかいますが、通常の平均値は、AVERAGE関数でもとめます。