8/12/2025

Excel。元表は残して、別表の集計表を、手早く関数だけでつくりたい。【GROUPBY】

Excel。元表は残して、別表の集計表を、手早く関数だけでつくりたい。

<GROUPBY関数>

元の表を残したまま、集計結果を別表としてつくりたい。


さらにできれば、総合計の行も追加したい。


A1:D8にデータがあって、地域別の販売金額合計をF列を起点とした別表をつくりたい。


このような場合、集計機能をつかうとか、テーブルにする、あるいは、ピボットテーブルをつかって等々、いろいろな方法が考えらますが、どの方法もちょっと、アレコレしないと求めることができないわけです。


そこで、GROUPBY関数をつかうことで、集計も、そして、販売金額の総計も合わせて求めることができます。


F2にGROUPBY関数をつかった数式をつくります。

=GROUPBY(C2:C8,D2:D8,SUM,0,1)


では、結果を見てみましょう。


地域別で集計をしています。


そして、地域名の一番下に、合計という、販売金額合計の合算値である総計を求めることもできました。


GROUPBYは、集計をするのに、便利な関数です。

では、引数を確認しておきましょう。


新しい関数なので、引数が英語表示になっています。

GROUPBY(row_fields,values,function,[field_headers],[total_depth],[sort_order],[filter_array],[field_relationship])


1番目の引数は、row_fields。

まとめたい範囲なので、地域名のC2:C8。


2番目の引数は、values。

集計したい範囲なので、販売金額のD2:D8


3番目の引数は、function。

集計方法です。


手入力だと一覧から選択できます。合計をしりたいので、SUM


4番目の引数は、field_headers。範囲に見出しのデータがあるなら、どうするということを対応します。


範囲には、見出し行はないので、「0」のいいえ を選択しました。


5番目の引数は、total_depth。

合計行を表示するのかを設定します。


総計を表示したいので、1と設定します。


GROUPBY関数で、集計と総計も合わせた、抽出をおこなうことができました。