8/31/2019

Excel関数辞典 VOL.17。CUBEKPIMEMBER関数~CUBEVALUE関数

Excel関数辞典 VOL.17。CUBEKPIMEMBER関数~CUBEVALUE関数

<Excel関数>

今回は、CUBEKPIMEMBER関数~CUBEVALUE関数までをご紹介しております。

今回は、キューブ関数シリーズです。

CUBEKPIMEMBER関数
キューブケーピーアイメンバー
主要業績評価指標(KPI)を返す
CUBEKPIMEMBER(接続,KPI名,KPIのプロパティ[,キャプション])
※KPIプロパティ
1=KPIValue 実際値
2=KPIGoal 目標値
3=KPIStatus 状況値
4=KPITrend 傾向値
5=KPIWeight 重み値
6=KPICurrentTimeMember 現在のメンバー


CUBEMEMBER関数
キューブメンバー
キューブからメンバーまたは組を返す
CUBEMEMBER(接続,メンバー式[,キャプション])


CUBEMEMBERPROPERTY関数
キューブメンバープロパティ
キューブからメンバーのプロパティの値を返す
CUBEMEMBERPROPERTY(接続,メンバー式,プロパティ)


CUBERANKDMEMBER関数
キューブランクドメンバー
キューブで指定したランクのメンバーを返す
CUBERANKDMEMBER(接続,セット式,ランク[,キャプション])


CUBESET関数
キューブセット
キューブからセット式を返す
CUBESET(接続,セット式[,キャプション][,並び替え順序][,並び替えキー])
※並び替え順序
0=SortNone 既存の順序を維持します
1=SortAscending 並べ替えキーで昇順に並べ替えます
2=SortDescending 並べ替えキーで降順に並べ替えます
3=SortAlphaAscending アルファベットの昇順に並べ替えます
4=Sort_Alpha_Descending アルファベットの降順に並べ替えます
5=Sort_Natural_Ascending 元の昇順に並べ替えます
6=Sort_Natural_Descending 元の降順に並べ替えます


CUBESETCOUNT関数
キューブセットカウント
キューブセットにある項目数を返す
CUBESETCOUNT(セット)


CUBEVALUE関数
キューブバリュー
キューブから指定したセットの集計値を返す
CUBEVALUE(接続[,メンバー式1]…)

8/29/2019

PowerPoint。Office365のデザインアイデアは便利だけど困ったことがある。【Design idea】

PowerPoint。Office365のデザインアイデアは便利だけど困ったことがある。

<デザインアイデア>

Office365のPowerPointに加わった、【デザインアイデア】という機能があって、デザイン的にも優れていて、見栄えのいいスライドを作るのが苦手という人にはもってこいなのですが、ちょっと困ったことがあるので、注意点と対応方法を確認してきましょう。

デザインタブの「デザインアイデア」をクリックすると、デザインアイデア作業ウィンドウが表示されます。

この中から、デザインを選んでクリックすると、反映される仕組みになっています。

タイトルスライドが完成したら、二枚目以降も通常通りにレイアウトを「タイトルとコンテンツ」など色々変えて挿入することができます。

ところが、急に好きなレイアウトを選択することができないケースがあります。その一例を紹介します。

【タイトルスライドを白紙レイアウトにすると】

一枚目のスライドをタイトルスライドのレイアウトではなくて、他のレイアウトで作成することもあります。

例えば、一枚目を表紙としたい場合などが該当します。

そこで、今回は、最初に表示されているタイトルスライドのレイアウトを「白紙」レイアウトに変更してみましょう。

デザインアイデア作業ウィンドウに候補のデザインが表示されている中から一つ選びます。
ここまでは、何も問題はありません。

では、2枚目にタイトルとコンテンツのレイアウトのスライドを挿入しようとすると、白紙レイアウトしか表示されていません。

レイアウトの変更も、白紙レイアウトのみしか選択できないようになっています。

折角デザインがいいのに…タイトルとコンテンツのレイアウトがほしい場合、どうしたらいいのでしょうか?

【PowerPointで困ったときには、マスター表示】

レイアウトデザインがないのなら、新しく挿入・作成すればいいわけです。
そこで、登場するのが、『スライドマスター』です。

PowerPointでココをこうしたいなど、アレンジしたい場合には、『スライドマスター』で考えると、解決方法が見つかるかもしれません。

表示タブをクリックして、スライドマスターをクリックします。

表示がスライドマスター表示に切り替わりました。

今回は、タイトルとコンテンツのレイアウトだけを挿入するケースを紹介します。

スライドマスタータブのレイアウトの挿入をクリックすると、「ユーザー設定レイアウト」のレイアウトが挿入されます。

「タイトルのみ」レイアウトと同じなので、コンテンツのレイアウトを追加していきます。

スライドマスタータブの「プレースホルダーの挿入」から「コンテンツ」をクリックすると、図形を描く「+」が表示されますので、任意の大きさで描きます。

あとは、作成したレイアウトに名前を設定すると利便性が向上します。

スライドマスタータブの名前の変更をクリックします。

レイアウト名の変更ダイアログボックスが表示されますので、変更します。

スライドマスター表示から標準表示に戻ります。

改めて、二枚目以降のスライドを追加してみましょう。

今度は、タイトルとコンテンツというレイアウトがありますので、デザインアイデアを使ってレイアウトがなくなっても、スライドマスターを使うことで、対応することができます。

新機能のデザインアイデアを使ってみると、日頃とは違う感じのスライドを作ることができるかもしれませんので、試しに使ってみてはいかがでしょうか?

8/28/2019

Excel。グラフの復習。100%積み上げグラフ~二次元方程式のグラフ【Graph】

Excel。グラフの復習。100%積み上げグラフ~二次元方程式のグラフ【Graph】

<グラフ>

Excelのグラフは、用途に合わせて様々なグラフを作ることができます。
今回は、グラフの復習ということ、4つをピックアップ

・Excel。100%積み上げグラフにパーセントのデータラベルを表示したい
・Excel。Excel2010の円グラフを回転させる方法。
・Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。
・Excel。y=x^2-1。二次元方程式のグラフの作り方。

Excel。100%積み上げグラフにパーセントのデータラベルを表示したい
100%積み上げグラフ

なんと、ラベルの内容に、パーセンテージがありません!つまり、表示することが出来ないのです!!
なんてこったい!!100%っていうから、てっきり表示できるかと…

<続きはこちら>
Excel。100%積み上げグラフにパーセントのデータラベルを表示したい
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/12/excel100-rounddowncountif.html


Excel。Excel2010の円グラフを回転させる方法。
円グラフを回転

Excel。円グラフを作成した際に、アピールしたいなどで、回転をさせたい時がありますね。
講義の時に、意外とどこを選択して、どうやって回転させていいのか?
わかりにくいですね。と聞くことが結構あります。

<続きはこちら>
Excel。Excel2010の円グラフを回転させる方法。
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/12/excelexcel2010.html


Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。
一次元方程式のグラフ

「一次元方程式のグラフがうまく作れない」
ので、困っているといわれまして、確かに、通常のようなグラフの作り方では、うまく作ることが出来ないんですよね。

<続きはこちら>
Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/02/excely2x.html


Excel。y=x^2-1。二次元方程式のグラフの作り方。
二次元方程式のグラフ

一次元方程式の作り方を紹介したら、二次元方程式は出来るのか?とご質問があったので、ご紹介。

<続きはこちら>
Excel。y=x^2-1。二次元方程式のグラフの作り方。
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/02/excelyx2-1.html

8/26/2019

Excel。塗りつぶしたセルの数を数えるにはどうしたらいいの?【Count colors】

Excel。塗りつぶしたセルの数を数えるにはどうしたらいいの?

<名前の定義+Excelマクロ4.0関数>

次のような表があります。

色分けしたチームの人数を知りたいわけですね。

Excelでは、直接塗りつぶされたセルを数えることはできませんし、まして、赤色・青色など色ごとに数えることはできません。

当然関数もない。

そこで、通常なら、数値や記号など数えることができるものを入力して対応する方法を思い浮かべるわけですが、ある方法を知っていると、実はセルの塗りつぶしを数えることができるのです。

【名前の定義+Excelマクロ4.0関数】

C2をクリックします。数式タブの名前の定義をクリックして、名前の定義ダイアログボックスを表示します。

名前には、今回「red」という名前を設定します。

範囲がブックになっていることを確認します。

参照範囲には、
=GET.CELL(63,!$B2)+NOW()*0
と入力します。

入力後、確認すると、セルの前にシート名が自動的に入力されますので、自分自身で入力しなくても大丈夫です。

=GET.CELL(63,チーム色分け!$B2)+NOW()*0

説明は後回しにして、作業を続けます。
OKボタンをクリックすると、名前の定義が完成します。

C2に
「=red」と入力して、オートフィルを使って数式をコピーします。

33・3・50というなんだかわからない数値が算出されてきました。

ここで、先程の数式を説明していきます。

=GET.CELL(63,チーム色分け!$B2)+NOW()*0

GET.CELL関数というのがあります。

この関数は、Excelマクロ4.0関数の一つで、セルの書式や位置や内容などの情報を算出することができます。

また、GET.CELL関数の書式は、
GET.CELL(検査の種類,範囲)
となっています。

今回は、検査の種類は、「63」をつかっています。

63は、セルの塗りつぶしの「色」を値として算出してくれます。

範囲は、B2。
オートフィルを使って数式をコピーしますので、複合参照で設定しますので、$B2と入力します。

この数式の後ろ側に、
+NOW()*0
を加筆します。
この+NOW()*0は、データを変更しても再計算するためで、GET.CELL関数では「常套句」のようなものです。

今回算出された、33・3・50というのは、塗りつぶしの色の番号が算出されたわけです。

ここまで算出されれば、あとは、COUNTIF関数を使えば簡単に塗りつぶしされた色ごとの数を算出することができます。

F2の数式は、
=COUNTIF($C$2:$C$8,"=33")
となっています。

今回は、塗りつぶしの色を数えることができましたが、検査の種類を変更することで、通常のExcelでは求めることができないものも算出することができます。

A列をみると、斜体の文字があります。

斜体の文字が何件あるのかを知りたい場合には、名前の定義ダイアログボックスで、

=GET.CELL(21,チーム色分け!$A2)+NOW()*0

と設定すれば数えることができます。

検索の種類は、「21」で、斜体かどうか判断してくれます。

斜体だと、TRUEを返しますので、1と表示されます。
あとは、数えるなり、合計すれば、斜体の件数がわかります。

もし機会があれば、使ってみてはどうでしょうか?
最後に注意点として、Excelマクロ4.0を使っていますので、マクロ有効ブックで保存する必要があります。

8/25/2019

今週のFacebookページの投稿 2019/8/19-2019/8/25

今週のFacebookページの投稿 2019/8/19-2019/8/25

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

8月19日
Excel。sum関数は合計値を求める関数です。ちなみにアイディアで累計も出せます。

8月20日
Excel。sumif関数は単一条件での合計値関数です。

8月21日
Excel。sumifs関数は複数条件での合計値関数です。

8月22日
Excel。subtotal関数は抽出データの集計関数です。

8月23日
Excel。count関数は数値件数関数です。

8月24日
Excel。counta関数は空白以外のセル個数件数関数です。

8月25日
Excel。countif関数は単一条件に合うデータ件数関数です。


Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

8/23/2019

Excel。ABC分析でお馴染みのパレート図をOffice365で作ってみよう。【Pareto chart】

Excel。ABC分析でお馴染みのパレート図をOffice365で作ってみよう。

<パレート図>

分析でお馴染みのパレート図を今回はOffice365のExcelで作っていきます。

次の表を使っていきます。

今回のランクの条件は、構成比累計が80%までが「A」90%までが「B」。
それ以上が「C」としています。

【パレート図は第2軸を使用したグラフ】

パレート図は、集合縦棒グラフと折れ線グラフの2種類が混在したグラフですので、第2軸を使用したグラフを作成します。

それでは、A1:B20とD1:D20を範囲選択します。


【アプローチはどれも同じ】

今回の第2軸を使用したグラフを作成するためには、基本的に3種類のアプローチがあります。

1つ目は、挿入タブの「おすすめグラフ」をクリックして、グラフの挿入ダイアログボックスが表示されますので、『集合縦棒』の第2軸のグラフを選択します。

後述しますが、この中にある、『パレート図』は加工修正することができませんので、選択してはいけません。

2つ目は、挿入タブの「複合グラフの挿入」にある「集合縦棒-第2軸の折れ線」をクリックします。

3つ目は、挿入タブの「すべてのグラフを表示」をクリックします。

グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。

すべてのグラフにある、「組み合わせ」をクリックして、構成比累計に第2軸にチェックマークを入れて、グラフの種類を「折れ線」にして、OKボタンをクリックします。

この3種類の方法がありますが、どれでも構いません。

次のような第2軸を使ったグラフが挿入されます。

【グラフを加工する】

今回は説明のためグラフを大きく見えるようにしたいので、グラフタイトルと凡例を削除します。

加工修正する点を確認しておきましょう。
・横軸の店舗名が読みにくいので、縦書きにする
・集合縦棒グラフを太くする
・折れ線グラフを交点0から始まるようにする
・第2縦軸を最大値100%にして、パーセント表示にする

これらを一つずつ確認していきましょう。

【横軸の店舗名が読みにくいので、縦書きにする】

横軸をクリックします。方向の中にある「縦書き」をクリックします。

これで、縦書きにかわります。

【集合縦棒グラフを太くする】

集合縦棒グラフをクリックします。書式タブにある「選択対象の書式設定」をクリックします。

この時、グラフ要素は、「系列”金額”」になっていることを確認しておきます。

データ系列の書式設定作業ウィンドウが表示されます。


系列のオプションにある「要素の間隔」を0%にすることで、集合縦棒グラフを太くすることができます。

グラフの加工修正はここまでできました。


【折れ線グラフを交点0から始まるようにする】

折れ線グラフですが、先頭のデータの空いているところから描き始めています。

描きはじめをX軸Y軸とも0(ゼロ)、すなわち交点0から折れ線グラフを描くにはどうしたらいいのかを確認していきましょう。

折れ線グラフをクリックして、アクティブにします。

グラフの元の表を見ると、数式バーにグラフの数式が表示されていることが確認できます。

=SERIES(パレート図!$D$1,パレート図!$A$2:$A$20,パレート図!$D$2:$D$20,2)

この数式の3つ目の引数に注目します。

パレート図!$D$2:$D$20,2は、折れ線グラフを描くための範囲です。
この範囲をパレート図!$D$1:$D$20,2と修正します。
$D$2を$D$1にしただけです。

グラフの数式は、
=SERIES(パレート図!$D$1,パレート図!$A$2:$A$20,パレート図!$D$1:$D$20,2)
と変更されました。

なお、カラーリファレンスを使って範囲を拡張しても構いません。

折れ線グラフが横軸に接地するように変わりました。

続いて、第2横軸を表示して、折れ線グラフを交点0側にスライドさせていきますので、グラフのデザインタブの「グラフ要素を追加」の軸から「第2横軸」をクリックして、第2横軸を表示します。

グラフの上部に第2横軸が表示されましたので、第2横軸を選択します。

書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックして、軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。

軸位置を目盛に変更すると、交点0から描くことができます。

あとは上部に表示させて第2横軸は不要なので見えなくさせていきます。
削除すると、折れ線グラフは元の位置に戻ってしまうので、見えなくさせる処理をします。

引き続き、軸の書式設定の目盛から、「目盛の種類」を「なし」に変更します。
これは何をやっているのかというと、

目盛りの線が外側を向いて表示しているので、非表示にしましたという処理です。
あとは、表示自体を消しますので、

軸の書式設定作業ウィンドウのラベルにある「ラベルの位置」を「なし」に変更します。
グラフの加工修正もあとわずかです。

第2縦軸が最初はパーセント表示だったのですが、加工修正すると、表示形式が解除されるので、パーセント表示にします。

第2縦軸をクリックして、軸のオプションの最大値を「1.0」にします。

今回のグラフは100%を超過することはありません。

表示形式をパーセンテージに変更します。

これでほぼ完成ですね。あとは、縦軸の間隔を調整したり、塗りつぶしたりして見やすくして完成です。

このように、パレート図を描くことができます。

最後に注意する点を紹介しておきます。

【やってはいけないパレート図】

加工修正することで綺麗でわかりやすいパレート図を作れるのですが、次の方法での作成はお勧めしません。

グラフの挿入ダイアログボックスから「パレート図」を選択します。

同じようにパレート図が挿入されるのですが、折れ線グラフを選択しても、数式バーにグラフを描くための数式も表示されず、カラーリファレンスも表示されません。

横軸も縦書きにすることができません。

即席で作成するにはいいのですが、加工修正ができませんので、注意が必要です。