Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。
グラフ
Excelの研修講座で、先日ご質問があったものの中に、「一次元方程式のグラフがうまく作れない」
ので、困っているといわれまして。確かに、通常のようなグラフの作り方では、うまく作ることが出来ないんですよね。
仕事で使いたいケースもあると思いますので、
今回は、一次元方程式のグラフ作成についてご紹介しましょう。
まず、今回はy=2xとしまして、データを作っておきましょう。
下記のような表を作成します。
説明しますと、
A列のXには、普通に数字を-5~5まで入力しております。
B列のYには、2Xなので、=2*A6 という数式が設定されています。
ここまでの表は、作れるのですが、ここから、折れ線グラフを作ってみると…
まず、範囲選択なので、A5:B16を範囲選択して、
挿入タブから折れ線グラフを挿入してみましょう。そうすると、
あれれ…。思っているようなグラフじゃなくて、ただ単なる、
XとYのデータをつないだだけの折れ線グラフが挿入されてしまいました。
こういうのを作りたいわけじゃないんだよなぁ~。
X軸とY軸が0を交点として交わる軸線があって、
それぞれ、横軸がX軸で、縦軸がY軸のグラフを描いてほしいんだよなぁ~。
これでは、作りたい一次元方程式のグラフではありませんよね。
では、Excelでは、作ることはできないのでしょうか?
降参するしかないのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。作ることは出来るのです。
では、どうやるのかというと、まず、先ほどと同じ範囲を選択して作成していきましょう。
A5:B16を範囲選択して、挿入タブの散布図の
散布図(直線)
を選択します。そうしますと、なんと、
数学の時に、書いたことがある、一次元方程式のグラフが出来ましたね。
X軸とY軸が0を交点として交わる軸線があって、
それぞれ、横軸がX軸で、縦軸がY軸のグラフが挿入されましたね。
散布図(直線)を使う。
思い浮かびませんよね。数学の時は、データの散布状況を確認するために使うなんて、習っていませんよね。
ただ、線を引くだけでした。
一次元方程式のグラフを描くときは、散布図(直線)と覚えておきましょう。
そういえば、
二次元方程式っていうのもありましたよね。放物線のグラフ。
コチラも、同じ散布図(直線)で作ることが出来ます。
二次元方程式についても、別で書きたいと考えております。
今回は、
仕事で使えるExcelというよりも、学校の先生や、
生徒さん向けの、学校で使えるExcelって感じですかね。