Excel。スピル機能の登場で、数式の作り方が結構変わっています。
<スピル機能>
Excelに少し前から加わった機能に、「スピル(SPILL)」というものがあります。
以前ならば、面倒な配列数式にしなければいけなかった数式や、複合参照を駆使した数式は、スピル機能をつかった数式にすることで、わかりやすく、そして、手早く算出することができます。
例として九九の表を作ってみます。
B2には、
=A2:A6*B1:F1
という数式を設定するだけです。
スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーすることもありません。
可読性も高く、手早く作成することができます。
以前ならば、「=$A2*B$1」という数式を作っていました。
B1とA2を乗算した数式を、複合参照にする必要がありました。
また、オートフィルで数式をコピーして完成させることは出来ませんでした。
複合参照は、列と行のどちらを固定させるのかを考えなければなりません。
このように、スピル機能の登場によって、Excelも色々変わっています。