Excel。順位を求めるRANK.EQ関数をスピル機能の数式でつくってみる
<RANK.EQ関数>
順位を求めるRANK.EQ関数ですが、スピル機能をつかった数式にすると、とてもわかりやすい数式になるので確認してみましょう。
まずは、通常のRANK.EQ関数の数式でつくってみましょう。
A列には店舗名
B列には、売上高が入力されています。
C2の数式は、
=RANK.EQ(B2,$B$2:$B$8)
最初の引数は、数値です。
秋葉原店の売上高が、全体で何位なのかということを知りたいわけですから、B2を設定します。
次の引数は、参照です。
範囲ですので、B2:B8。
オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照も忘れずに、設定する必要があります。
この絶対参照を忘れやすいので、注意が必要ですね。
さて、スピル機能の数式にしたら、どのようになるのでしょうか。
D2にスピル機能に対応したRANK.EQ関数を作ってみます。
=RANK.EQ(B2:B8,B2:B8)
最初の引数も、次の引数も、両方とも、B2:B8 と設定すれば大丈夫なんです。
しかも、スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーすることはありませんので、絶対参照にする必要もありません。
このように、とてもわかりやすい数式に変えることができました。
今まで使っていた関数もスピル機能によって、数式の可読性をはじめ改善できるものがあるかもしれません。