Excel。罫線を5行ごとに区切りとわかるように罫線を変更したい
<条件付き書式+MOD+ROW関数>
表に格子の罫線を設定しました。
大きな表だと、区切りがわかりにくいので、5件(5行)ごとに罫線を変更することにしました。
ただ、どのようにしたら、手早く設定できるのでしょうか。
そこで、条件付き書式をつかって、対応することにしました。
条件付き書式は、塗りつぶし以外にも、罫線を設定することができるからです。
A2:B11を範囲選択します。
ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択して、条件式を設定します。
=mod(row(),5)=1
書式ボタンをクリックします。
セルの書式設定ダイアログボックスの罫線タブに移動して、任意の線種を設定します。
今回は、わかりやすいように、赤色にしてみました。
そして、罫線の下線ボタンをクリックして設定したら、OKボタンをクリックします。
新しいルールダイアログボックスに戻りましたら、OKボタンをクリックして、完成です。
5件後に、設定した罫線に変わったことが確認できました。
ただ、用意されているものでないといけないので、異なったデザインで罫線を設定したい場合にはExcel VBAで対応するのもいいかもしれません。
さて、条件式を確認しておきましょう。
=mod(row(),5)=1
MOD関数は、除算の余りを算出する関数です。
ROW関数は、行番号を求めることができる関数です。
この2つの関数と条件付き書式で、一行おきに塗り分けるという時に、よく使うのですが、そのアレンジで、罫線にしてみました。
行番号を、5で割って、余りが1だったら、罫線を変更するということができるというわけです。