10/14/2025

Excel。関数をつかって抽出した項目ごとに集計したい【totalling】

Excel。関数をつかって抽出した項目ごとに集計したい

<UNIQUE関数とSUMIF関数とGROUPBY関数>

A1:D9に地域別の販売金額表があります。

UNIQUE関数とSUMIF関数とGROUPBY関数

地域別の販売金額合計を求めたい。

そこで、ピボットテーブルをつかってもいいのですが、今回は、関数で求めてみたいと思います。


一意の地域名。すなわち、重複していない地域名のリストがないといけません。

例えば、データタブにある重複の削除を行ってしまうと、販売金額も消えてしまうので、元表をコピーするなどしなければいけません。

UNIQUE関数をつかえば、手早く一意の地域名を求めることができます。


F2をクリックして、UNIQUE関数をつかった数式を設定します。


=UNIQUE(C2:C9)

引数には、地域フィールドのC2:C9を設定します。これだけで、一意のデータを抽出することができます。

あとは、G2に、地域別の合計をSUMIF関数で求めます。


G2に設定したSUMIF関数の数式は、

=SUMIF(C2:C9,F2#,D2:D9)

これで、地域別の販売金額合計を求めることができました。

最初の引数は、範囲なので、C2:C9と次の引数である条件が含まれている範囲を設定します。

2つ目の引数は、検索条件です。F列のF2:F5までを範囲選択すると、F2#とスピル番号とスピル範囲演算子の「#」が組み合わさった表記にかわります。

3つ目の引数は、合計範囲なので、D2:D9と設定します。


UNIQUE関数とSUMIF関数をつかって求めるのもいいのですが、2つの関数をそれぞれ設定するのは、ちょっと面倒です。


なので、GROUPBY関数をつかうことで、一発で求めることができます。

I2にGROUPBY関数の数式を設定します。


=GROUPBY(C2:C9,D2:D9,SUM,0,0)


御覧のように、GROUPBY関数だけで、一意のデータを抽出して、地域別の販売金額合計を求めることができました。


集計に関しては、いろいろな方法がExcelには、用意されています。