Excel。関数をつかって抽出した項目ごとに集計したい
<UNIQUE関数とSUMIF関数とGROUPBY関数>
A1:D9に地域別の販売金額表があります。
地域別の販売金額合計を求めたい。
そこで、ピボットテーブルをつかってもいいのですが、今回は、関数で求めてみたいと思います。
一意の地域名。すなわち、重複していない地域名のリストがないといけません。
例えば、データタブにある重複の削除を行ってしまうと、販売金額も消えてしまうので、元表をコピーするなどしなければいけません。
UNIQUE関数をつかえば、手早く一意の地域名を求めることができます。
F2をクリックして、UNIQUE関数をつかった数式を設定します。
=UNIQUE(C2:C9)
引数には、地域フィールドのC2:C9を設定します。これだけで、一意のデータを抽出することができます。
あとは、G2に、地域別の合計をSUMIF関数で求めます。
G2に設定したSUMIF関数の数式は、
=SUMIF(C2:C9,F2#,D2:D9)
これで、地域別の販売金額合計を求めることができました。
最初の引数は、範囲なので、C2:C9と次の引数である条件が含まれている範囲を設定します。
2つ目の引数は、検索条件です。F列のF2:F5までを範囲選択すると、F2#とスピル番号とスピル範囲演算子の「#」が組み合わさった表記にかわります。
3つ目の引数は、合計範囲なので、D2:D9と設定します。
UNIQUE関数とSUMIF関数をつかって求めるのもいいのですが、2つの関数をそれぞれ設定するのは、ちょっと面倒です。
なので、GROUPBY関数をつかうことで、一発で求めることができます。
I2にGROUPBY関数の数式を設定します。
=GROUPBY(C2:C9,D2:D9,SUM,0,0)
御覧のように、GROUPBY関数だけで、一意のデータを抽出して、地域別の販売金額合計を求めることができました。
集計に関しては、いろいろな方法がExcelには、用意されています。