7/06/2023

Excel。「または」のOR条件で手早く合計を算出するにはどうしたらいい。【OR condition total】

Excel。「または」のOR条件で手早く合計を算出するにはどうしたらいい。

<SUM+SUMIFS関数>

複数条件の合計を算出するならば、SUMIFS関数を使います。


このSUMIFS関数で、「または」のOR条件で算出したい時には、アイディアが必要です。


次の表をつかい、まずは対応方法から確認していきましょう。

OR集計

A1:D9に表があります。


F1:F3に条件を用意してあります。


今回は、商品名が、「鉛筆」と「ボールペン」の売上高の合計値を算出します。


そこで、F6には、次の数式を用意します。

=SUM(SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2:F3))


これで、「鉛筆」と「ボールペン」の売上高の合計を算出することができます。


なぜ、SUMIFS関数だけだと、スピル機能によって、鉛筆とボールペンごとの合計値を算出するだけで、条件に合致した合計値は算出してくれません。


F6の数式は、

=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2:F3)


そのため、SUM関数をつかってネスト構造にすることで、合計値を算出することができたというわけです。


そして、一番の問題ですがSUMIFS関数は、「または」のOR条件は、対応していないということです。


F6の数式を変更してみます。

=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,F2,B2:B9,F3)


もう一つ条件が追加されました。

ところが、結果を見ると、「0」と表示されています。


SUMIF関数を複数使って合算させる方法もあります。


=SUMIF(B2:B9,F2,D2:D9)+SUMIF(B2:B9,F3,D2:D9)


ただ条件が増えると、可読性が悪化するので、あまりお勧めできません。