9/28/2017

Excel。絵グラフをつくってみよう。Excel2013編【Picture graph】

Excel。絵グラフをつくってみよう。Excel2013編

<絵グラフ>

Excelの棒グラフでわかりやすくするのに、よく使う表現で、
絵グラフ】というのがあります。

通常の棒グラフよりも、
プレゼンテーション用資料の時には使うと効果的ですよね。

そこで、今回は、
集合横棒グラフをExcel2013で【絵グラフ】を作ってみましょう。

作るのはこのようなグラフですね。

棒グラフが絵で塗りつぶしてあります。

まず絵グラフを作る前に、
事前に画像データを用意しておくといいでしょう。

そして、グラフの元になる表も用意しましょう。

最初に、集合横棒グラフを作りますので、
A2:A5とE2:E5を範囲選択しましょう。

離れたところを範囲選択するときには、Ctrlキーを使います。

挿入タブのグラフにある、
横棒グラフから、2-D横棒の「集合横棒」をクリックしましょう。

色を変えてもイマイチ、パッとしないので、絵グラフにしていきましょう。

パンケーキの横棒を一度クリックして、再度クリックすると、
パンケーキの横棒だけを選択出来ます。

パンケーキの横棒だけに白いハンドル(白い○)が四隅にあるのか?

または、
書式タブの「グラフの要素」が、
系列 "合計" 要素 "パンケーキ"になっているのを確認して、

パンケーキの横棒をダブルクリックするか、
書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックしましょう。

データ要素の書式設定作業ウインドウが右側に表示されますので、
「塗りつぶし」にある、塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選択しましょう。

図の挿入元にある、ファイルをクリックしましょう。

塗りつぶしに使いたい画像を選択しましょう。

今回はパンケーキの絵を挿入します。

グラフのパンケーキの横棒が、変わったのですが、
パンケーキの絵が引き伸ばされてしまっていますね。

当然これでは、使い物になりませんので、修正していきます。

先ほどクリックした「図の挿入元」の下に、
拡大縮小と積み重ね」をクリックして、Units/Pictureを100にします。

このUnits/Pictureは、一つの絵の単位を表します。

今回は100にしましたので、100で一つの絵で表現するという意味です。

グラフは、次のようになりましたね。

残りのショートケーキもシュークリームも同様に処理をしましょう。

これで、完成といえば完成なのですが、わかりやすくするために、
絵グラフにしたわけですから、少しアレンジしてみましょう。

まずは、棒グラフを太くしましょう。棒グラフをクリックして、データ系列の書式設定の「系列のオプション」にして、要素の間隔を0%にしましょう。

これで、絵グラフの絵が大きくなりましたね。

あとは、データラベルを表示したり、
グラフタイトルを表示したりしていきましょう。

このように、絵グラフも作れるようにしておくと、表現の幅が広がりますね。

9/25/2017

Excel。事務職のデータ分析その10。散布図に平均値を表示する方法【Scatter plot】

Excel。事務職のデータ分析その10。散布図に平均値を表示する方法

<散布図のアレンジ>

さて今回は、量的関係を把握するのに使うことが多い
散布図】の作り方を紹介していきますが、
以前作り方は書いたことがあるので、
今回は少しアレンジして、
平均値も同時に描くにはどうしたらいいのか?という
散布図+平均線】というグラフを作ってみましょう。

次のようなグラフを作成していきます。

そして、次の表を使っていきます。

最初に、【散布図】を作成していきましょう。

B1:C11を範囲選択して、
挿入タブのグラフにある【散布図】を選択しましょう。

このようなグラフが表示されます。

近似曲線を追加しましょう。

グラフ要素にある、「近似曲線」の線形をクリックします。

これで、近似曲線を描くことが出来ます。

データラベルは後ほどとして、
この【散布図】に平均値の線を描くにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、表をアレンジします。

D列は、売上本数の平均値を算出します。

D2の数式は、
=AVERAGE($C$2:$C$11)

これを、オートフィルで数式をコピーします。

E列の横軸ですが、
0から40までで、設定します。
【散布図】なので、
X軸である横軸の数値が必要なのでこのE列を用意する必要があります。

では、グラフをアクティブ(クリック)します。

カラーリファレンスを使って、
売上本数の右下にあるハンドルを平均値まで
ドラッグして平均値を含めます。

グラフはこのように変化しました。

追加されました、平均値をどれでもいいので、クリックします。

再びカラーリファレンスを使って修正していきます。

気温の紫色のカラーリファレンスをE列の横軸に移動します。

グラフはこのように修正されました。

横軸の最低値と最高値を変更します。

横軸をダブルクリックするか、横軸をクリックして、
書式タブのグラフ要素が、「横 (値) 軸」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックすると、
右側に作業ウインドウが表示されますので、
軸の書式設定の「軸のオプション」にある、
最小値を10に、最大値を40に変更します。

では、平均値を”点”から”線”に変更していきます。

グラフをアクティブにして、
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックして、
グラフの種類の変更ダイアログボックスを表示して、
「すべてのグラフ」の平均値を、
【散布図(直線)】に変更して、OKボタンをクリックしましょう。

グラフに平均線が引けました。

あとは、線を太くしたり、データラベルを表示させたり、
軸ラベルを表示させたりして完成させましょう。

このように、通常の【散布図】もアイディアで
色々プラスアルファすることも出来そうですので、
試してみてはいかがでしょうか?

9/24/2017

今週のFacebookページの投稿 2017/09/18-2017/09/24

今週のFacebookページの投稿 2017/09/18-2017/09/24

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

9月18日
PowerPointショートカット。
ウインドウ間。
Ctrl + Shift + Tabでサムネイル ウィンドウと
アウトライン表示ウィンドウを切り替えることが出来ますね。

9月19日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。
Ctrl + A ([スライド] タブ)ですべてのオブジェクトを選択する。

9月20日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。
BackSpaceで左にある文字を 1 文字削除する。

9月21日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。
Ctrl + BackSpaceで左に 1 単語削除することが出来ますね。

9月22日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。Deleteで右に 1 文字削除することができます。

9月23日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。Ctrl + Deleteで右側の 1 語を削除します。

9月24日
PowerPointショートカット。
テキスト&オブジェクト。
Ctrl + Xで選択したオブジェクトまたはテキストを切り取る。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

Excelのショートカット一覧はこちらで書いております。
http://yandss.p2.weblife.me/shortcutkey.html

9/22/2017

Excel。マクロ014。シート名にシート見出しの色を変更してみたい【Sheets】

Excel。マクロ014。シート名にシート見出しの色を変更してみたい

<VBA>

事務職でも、少しExcel VBAを知っていると、
確かに作業効率は改善されるようですが、
難しいと感じている人も多いようです。

とはいえ、少しずつでいいので、慣れていくといいですね。

ということで、今回は、
シート名にシート見出しの色を変更してみたい
について確認してみましょう。

まずは、基本から確認していきましょう。
シート名を変更します。

Excel2013以降は、通常シートは1枚だけですので、
このSheet1を「練習」というシート名に変更してみましょう。

Sub シート名()
    Worksheets(1).Name = "練習"
End Sub

たったこれだけですが、実行してみましょう。

シート名が「練習」に変わりましたね。

Nameプロパティを使うことで、簡単に変更することができます。

また、Worksheets(1)は、シートの1枚目を意味します。

では、4枚のシートがあります。

ここでは、
Worksheets(1)の意味を確認してみましょう。

先ほどのマクロVBAを次のように修正してみました。

Sub シート名4枚()
    Worksheets(3).Name = "練習02"
End Sub

結果は、Sheet1というシート名が「練習02」というシート名に変わりましたね。

Sheet3というシート名が変わるわけでもなく、
挿入した”3番目”のシートであるSheet2が変わるわけでもないんですね。

このWorksheets(3)の数値は、左から3枚目のシートという意味です。

シートSheet3を一番左に移動して、
最初に使った「シート名」のシート名を
”練習03”とだけ修正して実行してみましょう。

Sub シート名()
    Worksheets(1).Name = "練習03"
End Sub

一番左側にあった、シートSheet3が、
シート「練習03」というシート名に変わりましたね。

さて、実務において、
シート見出しに色をつけて管理することも多くありますので、
シート名だけでなく、
シート見出しの色を設定するマクロVBAも確認しておきましょう。

シート「練習02」のシート見出しを設定していきます。
次のようなマクロVBAを作ります。

Sub シート見出し変更()
    Worksheets("練習02").Tab.Color = RGB(0, 0, 255)
End Sub

では、実行してみましょう。

シート「練習02」のシート見出しに『青色』が設定されましたね。

Tabプロパティで、
”シート「練習02」のシート見出し”という意味で、
ColorプロパティはRGBで色を設定します。

今回のRGB(0, 0, 255)は、
R(red)=0・G(green)=0・B(blue)=255
で、青色を設定することが出来ます。

Excel2003までで作成したマクロVBAには、
Excel2007以降の【テーマの色】というのがありませんでしたので、
以前作成したマクロVBAを確認すると、
Colorプロパティを使っていることが多いですね。

【テーマの色】を使うのならば、
Sub シート見出し変更テーマの色()
    Worksheets("練習03").Tab.ThemeColor = xlThemeColorAccent2
End Sub

というように
ThemeColorプロパティを使います。

今回は、xlThemeColorAccent2にしてみました。

実行してみると、

シート「練習03」の見出しの色が変更されました。

xlThemeColorAccent2とは、

テーマの色のアクセント2を指します。

テーマの色のカラーパレットでの指定は、
細かいので別で書いてみたいと思います。

今回は、シート操作の基本ということで、
シート名の変更
シート見出しの変更
の2点に関してご紹介いたしました。

9/19/2017

Excel。料金量がわかりやすい階段グラフの作り方【Staircase graph】

Excel。料金量がわかりやすい階段グラフの作り方

<階段グラフ>

少し前ですが、
携帯電話会社さんが料金プランを変更というニュースがありました。

そこに掲載されいたグラフみたいなものを、
Excelで作れないかなぁ~と思い作成してみたら意外と大変だったので、
今回は、そのグラフをご紹介します。

作りたいのは次のようなグラフです。

このような階段状に描くのが、意外と簡単ではないんですね。

次の表があります。

階段グラフにしていきますが、
折れ線グラフで簡単に作れるか確認してみましょう。

A1:B6を範囲選択して、折れ線グラフを作ってみましょう。

当然ですが、点と点を結ぶ線が折れ線グラフですから、
階段状には描いてくれませんよね。

2点アレンジをしないと、階段グラフを作ることは出来ません。

1点目は、表をアレンジします。
2点目は、折れ線グラフではなくて、「散布図」で作成します。

では、表をアレンジします。

散布図で描くために、表を修正していきます。

D列の横軸は、最初を0(ゼロ)として、
1を2個というように数値を振っていきます。

E列の縦軸は、E2には=B2。E3にも、
=B2というように数式をセル参照で作っています。

表を作るのに、多少面倒ですが、
なんでこんな表を作るのかというと、3行が一組になっています。

説明すると、
「D2の0が始点で、D3で横に1移動して、D4で縦に移動する」
というように描かせて、
繰り返すことで、階段状でグラフを描いていくことができます。

D1:E11を範囲選択して、散布図の「散布図(直線)」をクリックします。

このようなグラフが表示されました。

横軸の最大値を5に変更しますので、
横 (値) 軸をダブルクリックするか、
クリックして書式タブのグラフの要素が、
横 (値) 軸になっているのを確認して、
その下にある、「選択対象の書式設定」をクリックします。

軸の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
「軸のオプション」の最大値を5に変更します。

階段グラフそのものは作ることが出来たのですが、
横 (値) 軸は、1Gというように表示したいし、
データラベルも表示したいですが、
今のままで表示してしまうと、

このように、データのポイントごとにデータラベルを表示してしまいます。

では、データラベルと、横軸を修正していきましょう。
ここからが、「腕の見せ所」です。

A1:B6を範囲選択して、コピーをします。

Ctrl+Cでもいいですし、コピーボタンでもOKです。

そして、グラフをクリック(アクティブ)にして、貼り付けます。
Ctrl+Vでも、貼り付けボタンでもOKです。

もう一つグラフが登場しましたが、気にせずに、
元からあった、階段グラフをクリックします。

書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックして、
「データ系列の書式設定」ダイアログボックスを表示します。

系列のオプションの使用する軸を【第2軸】にします。
そう、第2軸のグラフにアレンジしていくのです。

次に、第2横軸を表示させます。グラフの上部に第2横軸が表示されます。

上部に表示された第2横軸を先程と同じように、最大値を5に変更します。
そして、追加したグラフをクリックします。

グラフの種類を「集合縦棒」に変更します。
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、
集合縦棒をクリックします。

グラフはこのように変わりました。

ここまでくれば、あと一息です。

集合縦棒をクリックして、データラベルを表示します。

そして、
図形の塗りつぶしを「なし」に、図形の枠線も「なし」にします。

第2縦軸をクリックして、DELキーを押して削除します。

凡例も削除しましょう。

階段グラフをクリックして、線を太くしましょう。

最後に、第2横軸を消します。

第2縦軸のようにDELキーを押しても上手くいきませんので、
第2横軸をクリックして、選択対象の書式設定」をクリックして、
軸の書式設定ダイアログボックスを表示します。

軸のオプションの目盛の種類を「なし」に
軸ラベルも「なし」にしましょう。

これで、階段グラフが完成しました。

Excelはアイディア次第でいろんなグラフを作成することが出来ますので、
機会があれば、色々挑戦してみてると面白いですよ。