4/28/2015

Excel。Brackets with numbers。意外と難しい(1)というカッコ付数値を表示する方法。マイナスになっちゃう。


Excel。意外と難しい(1)というカッコ付数値を表示する方法。
マイナスになっちゃう。

表示形式


先日、カッコ付数値を連続でつくりたいんですが、うまくいかない。

マイナス表示になってしまうので、どうやったらいいのでしょうか?
とご質問をいただきまして、なるほど、確かにちょっと、難解というか、
面倒だよなぁ~と思いましたので、
今回はカッコ付数値をオートフィルハンドルを使って連続データの作り方をやっていきます。

何をいっているのか?というと、下記の表を作りたいわけです。

えっ、簡単なのに、何言っているの?とお思いになる方もいると思いますが、
では、C3に(1)と入力してみましょう。

Enterキーを押して完成…と思っていたら、なんと、マイナス1になってしましましたね。

アレレ、どうしてでしょうか?
実は、カッコ付の数値は、マイナスだと判断する表示形式が設定されているからなのです。

日付を3/15と入力すると分数ではなくて、3月15日と表示されるのと同じことなのですが、
今回は、カッコ付の数値を使いたいわけです。

そこで、このマイナスの数値の表示形式を変えてあげればいいと思いついて、
()カッコ付に変えてみたとしましょう。

C3をクリックしておいて、セルの書式設定ダイアログボックスが表示しましょう。

Ctrl+1でもいいですね。


Ctrl+1はExcelではよく使うショートカットキーですので、覚えておくといいでしょうね。

表示形式タブの分類を数値にして、負の数の表示形式から、(1234)を選択しましたら、
OKボタンをクリックしましょう。

カッコ付数値になりましたね。

簡単じゃん。とお思いになると思いますが、問題はここから、一つだけならいいのですが、
A列のようにオートフィルハンドルを使って、連続コピーをしたら、どうなるのでしょうか?

では、C3をクリックして、オートフィルハンドルを使って下方向に連続コピーしてみましょう。

連続データを選択してみると、なんと、(1)0 1 2 3…どうしてしまったのでしょうか?

Excelがおかしくなったわけではありませんよ。なんでこうなってしまったのかというと、
(1)って表示形式で(1)となっていますが、元々マイナス1でしたよね。

つまりオートフィルハンドルを使って連続データを作ると、-1 0 1 2 3…となってしまうのです。

(1)(2)(3)とはならないのです。


では、どうやったらいいのでしょうか?

では、E3に1と入力します。

E3をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

今回は、ユーザー定義をつかって修正しますので、
表示形式タブの分類はユーザー定義を選択して、種類には、(0)と入力して、
OKボタンをクリックします。

すると、E3には(1)と表示されたのが確認できますね。

では、下方向にオートフィルハンドルを使って連続コピーをしてみましょう。

今回は、綺麗に(1)~(12)まで表示できているのが確認できますね。
ですので、カッコ付数値を作りたい場合には、

表示形式のユーザー定義

を使うのがいいと思いますよ。

4/25/2015

Excel2013。picture_graph。絵グラフをExcel2013でつくってみよう。


Excel2013。絵グラフをExcel2013でつくってみよう。

絵グラフ


プレゼンテーション用の資料をはじめとして、通常のグラフよりもわかりやく、
見栄えもいい、絵グラフを今回はExcel2013で作ってみようと思います。

Excel2013は、かつてのバージョンと比べて少し変わっていますね。

では、早速作っていきましょう。
絵グラフ?って、いう方もいると思うので、作りたいのは、こういうものです。

下記の表があります。これを、絵グラフにしていきます。

今回は合計数を使って絵グラフを作ろうと思いますので、
範囲選択は、A2:A5とE2:E5になりますので、範囲選択をしましたら、
挿入タブのおすすめグラフをクリックしましょう。
すると、グラフの挿入ダイアログボックスが表示されてきますので、

その中から、集合横棒を選択して、OKボタンをクリックします。

集合横棒グラフが完成しました。軸が600までの最大値になっていますので、
500に変更しておきます。

横(値)軸をクリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックします。

右側に、軸の書式設定作業ウィンドウが表示されてきますので、
軸のオプションの最大値を600から500に変更します。

グラフの横軸の最大値が600から500に変わったことが確認できますね。

作業ウィンドウはそのまま表示しておきます。

それでは、いよいよ横棒グラフを絵に変更していきます。

事前に絵やイラストなどを用意しておくといいでしょう。
旧来のクリップアートはOffice2013から消えてしまいましたんで、
クリップアートのような方法を使う場合は、]
挿入タブのオンライン画像を使って検索していくことになります。

今回ご紹介するのは、すでに画像を用意しておきました。

では、ホットケーキの棒グラフをクリックします。

ホットケーキだけを選択したいのに、ドーナツもショートケーキも選択されてしまうので、
もう一度、ホットケーキの棒グラフをクリックしてみましょう。

ホットケーキのみが選択できましたね。
先ほど、軸の書式設定だった作業ウィンドウが、
データ要素の書式設定に変わっているのが確認できます。

塗りつぶしは、塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選択して、
図の挿入元は、ファイルを選択します。旧クリップアートは、オンラインに該当します。

今回は、ファイルを用意してありますから、ファイルを選択します。

そして、ホットケーキの画像を選択して挿入すると、
横棒グラフがホットケーキの画像に置き換わりましたが、
太ったホットケーキが入ってきてしまっていますね。

このホットケーキを修正していきます。
データ要素の書式設定の塗りつぶしにある
【拡大縮小と積み重ね】にチェックをして、Units/Pictureを50で一つの大きさにしたいので、
50と入力します。

しかし、なんで、Units/Pictureって英語のままなの?

こうすることで、ホットケーキが50を一つの大きさとした横棒グラフになりましたね。

あとのドーナツとショートケーキも同じように処理をしましたら、

完成ですね。ちょこっと知っていると便利な絵グラフ。挑戦してみてはどうでしょうか?

4/22/2015

Excel。HYPERLINK関数でGoogleMapにLet’s Go!郵便番号でもLet’s Go!


Excel。HYPERLINK関数でGoogleMapにLet’s Go!
郵便番号でもLet’s Go!

HYPERLINK関数


出張先や会議先、打合せ先などを確認するのに、
最近は、地図ではなくて、
ネット上の例えばGoogleMapなんかを使って確認することが多くなりましたね。

ブラウザを起動して、GoogleMapを表示させて、
行先を入力して検索という流れだと思いますが、
今回紹介するHYPERLINK関数を少し知っていると、
意外と便利なExcelファイルを作ることが出来ます。

下記のような表をつくります。

ポイントは、C4に入力してあるアドレスです。
https://www.google.co.jp/maps/place/

このアドレスは、GoogleMapのアドレスで、このアドレスの後に、
C6で入力する場所や郵便番号を入力すると、
C8にリンクされた文字が表示される仕組みになっていきます。

通常のハイパーリンクの設定ですと、文字や図形にハイパーリンクの設定をしますが、
その場所にしかリンクすることができません。

そうなると、複数の文字や図形を用意して、
それぞれにハイパーリンクの設定をしないといけなくなり、効率が悪くなります。


作業を進めましょう。
C6に東京ドームと入力しておきます。

C8をクリックして、HYPERLINK関数のダイアログボックスを表示しましょう。

リンク先には、
C4&C6
と入力します。

これは、GoogleMapのアドレスと、
C6に入力した文字を&を使って文字を結合させた状態になります。

CONCATENATE関数を使ったのと同じですね。


GoogleMapを使って検索すると、URLはhttps://www.google.co.jp/maps/place/
のあとに、検索キーワードが続く構造になっています。

ですから、CONCATENATE関数を使ってあげれば、
C6を変えるだけで、検索できる地域を変えることが出来るわけです。

別名には、C6と入力します。

あとは、OKボタンをクリックしましょう。

では、C8をクリックしてみましょう。

東京ドームが検索されて、表示されましたね。
では、C6をランドマークタワーと入力してみましょう。

C8がランドマークタワーに変わりましたね。
では、クリックしてみましょう。

このように、検索場所の文字を変えるだけで、リンク先を変えることが出来ますので、

いちいち全部用意したり、ハイパーリンクの設定をする必要はありません。

さらに、C6に210-0001と入力してみます。

C8をクリックすると、どうなったでしょうか?

郵便番号で検索することが出来ました。

これを使えば、郵便番号を入力するだけで、地図を表示することが出来ます。


今回は、HYPERLINK関数というあまり知られていない関数をご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか?

このように、少し知っているだけでも、
実務・実践において有効に使えそうなテクニックもありますので、
今後も、ご紹介していきたいと思います。

4/19/2015

Excel。continuous copy。①の丸付き数字をオートフィルを使って連続コピーで入力する方法。


Excel。①の丸付き数字をオートフィルを使って
連続コピーで入力する方法。

CHAR関数+CODE関数

前回ご紹介した、オートフィルハンドルを使っての連続コピーのテクニックを使うと、A~Zまで入力だけではなく、丸付き数字の①~⑳までを入力することが出来るので、今回は、改めて、CHAR関数とCODE関数のコンビネーションテクニックをご紹介しながら、丸付き数字の作り方をご紹介していきます。意外と、こっちのほうが使うのではないかなぁ~と。

このようなことをやりたい訳ですね。

前回のA~Zよりも丸付き数字のほうが使うことが多いように思います。確かに丸付き数字を入力するのはアルファベットよりも大変ですよね。
なので、テクニック的には、今回の方が使い勝手がいいかもしれませんね。

では、B4をクリックして、CHAR関数のダイアログボックスを表示しましょう。

数値には、CODE関数をネストで作っていくんでしたよね。
CODE関数は、文字コードを算出してくれる関数でした。①の文字コードがわかれば、その数値に+1すれば、次の文字コードの数値が意味するものは②なので、その数式をコピーすると、連続コピーで、①~⑳までの連続した数値を入力できる仕組みでしたね。

では、名前ボックスの▼からCODE関数のダイアログボックスを表示しましょう。

文字列にB3をクリックして、OKボタンをクリックしましょう。
すると、①が挿入されました。

あとは、この数式をアレンジしてきますので、
=CHAR(CODE(B3))
に+1を追加します。
=CHAR(CODE(B3)+1)
と修正すると、②となりましたね。

あとは、オートフィルハンドルを使って、数式を連続コピーしてみましょう。

こうすると、アッという間に丸付き数字を入力することが出来ます。意外と使えるテクニックの1つですね。
ちなみに、丸付き数字は20までしか用意されていませんので、21以降は表示されません。その代り、ギリシャ数字のⅠが表示されてきますね。文字コードは⑳の次がⅠなんですね。ただ、これらは、環境依存文字ですので、MacとWindowでは、文字コードのフラれ方がことなりますので、文字化けする恐れがありますので、お使いになる際には、ご注意ください。
また、このギリシャ数字もⅩの10までで、11以降は組み合わせになりますので、これまた、無いので表示されませんのでご注意ください。
ですので、B3にΑ(アルファ)と入力すると、Β(ベータ)と表示してくれる仕組みです。

アイディアで、色々使えるように思います。
ロシア文字だって、同じように表示してくれますよ。

4/16/2015

Excel。オートフィルでABC…Zまで連続コピーする方法。


Excel。オートフィルでABC…Zまで連続コピーする方法。

CHAR+CODE関数


結構前にも書いたことがあるのですが、オートフィルハンドルを使って、
色々連続データをコピーするってことを、Excel初心者向け講座などで、
必ず紹介するのですが、

その時に、日付とか、月とか、曜日などを使って、「おっー!」とかいってもらえるので、
インストラクターとしては、ちょっといい気分になれる瞬間なのです。

ただ…なんでもかんでも、
オートフィルハンドルで連続データのコピーが出来るわけではないんですよね。

例えば【星座】。
これは、登録されていないので、自分で登録する必要がありますが、
同じように、A~Zなどのアルファベットも登録されていないので、出来ないのですが、
どうしても、やりたい方には、関数を使うという方法がありますので、

今回は、
A~Zのアルファベットをオートフィルハンドルを使って表示する方法をご紹介します。

こういうことをやりたいわけです。

B列は、B3にAと入力してオートフィルハンドルを使ってコピーしたら、やっぱりA。
D列は、関数を使ってオートフィルハンドルでコピーすると、A~Zまでが出来る。

だけど、紹介してなんだけど、入力したほうが早いような気もしますがね。

さて、B3のAを除いて、B4以降を削除しておきます。

作る前に、CODE関数を紹介しておきます。この関数は、
それぞれの文字がもっているコードの数値を教えてくれる関数なのです。

試しに、B4をクリックして、
CODE関数を使って、B3に入力してあるAの文字コードがいくつかのかを確認しておきましょう。

それでは、B4をクリックして、CODE関数のダイアログボックスを表示します。

文字列には、B3を入力してOKボタンをクリックします。

B4には、65と表示されましたね。
つまり、Aという文字コードは65ということです、なので、
これに+1すれば当然次の文字すなわちBになるわけです。

さて、ここで、A+1すればいいんだ!という訳ではないんですよ。

今度は、この文字コードである数値を文字に変換してくれる、
翻訳のような関数を使わないといけません。

そこで、CHAR関数の登場になるわけです。
CHAR関数は数値を該当する文字に変換してくれる関数なのです。

では改めて、B4を削除して、CHAR関数のダイアログボックスを表示します。

数値には、CODE関数をネストしますので、
名前ボックスの▼からCODEを見つけて、CODE関数のダイアログボックスを表示します。

これでOKボタンをクリックします。
けど、これで完成ではありません。数式バーの数式を修正します。
=CHAR(CODE(B3))

=CHAR(CODE(B3)+1)
と+1と入力します。

これで、Bを表示することが出来ましたね。

あとは、オートフィルで連続コピーすればいいわけですね。

このような方法を使えば、
オートフィルハンドルを使ってA~Zまでを連続コピーすることが出来ますので、
よろしければ使ってみてはどうでしょうか?

そうそう、五十音順はできませんよ。【あ】の次は【ぃ】となっていますので、あしからず。

4/12/2015

Excel。1904年問題。時間の計算でマイナス表示が出ない!そんな時の対応方法です。


Excel。時間の計算でマイナス表示が出ない!
そんな時の対応方法です。

時間計算と1904年


先日、時間の測定で、時間から時間を引いたら、計算できないんだけど?どうしたらいい?
というご質問をいただきました。

出ましたねぇ~。

Excelが超苦手としている、時間計算シリーズ。

時間-時間で、なぜか、マイナス表示が出来ないのです。

しかし、ある方法を使うと、表示することが出来るには出来るのですが…。
ということで、今回は、その邪道?な方法をご紹介してきます。

このような表を作りたいとします。

D列のタイム差が今回の問題になるところです。全く問題がないように見えますが、
D6やD7のように、マイナス表示にならないですよ。

では、実際に算出させてみましょう。
下記の表があります。

タイム差を計算したい訳ですから、
単純に、前回の記録から今回の記録を除算すればいいわけですよね。

では、D5をクリックして、数式を作っていきましょう。

=C5-C4

と入力します。

すると、タイム差が計算されましたね。TRY01よりもタイムがかかっていますから、
表示はプラスですよね。

それでは、この数式をD7までオートフィルハンドルを使ってコピーしてみます。

D6とD7には、##########と算出結果がでました。

数式バーをみてみると、確かに数式は、=C6-C5となっていますので、
算出されてもいいはずなのですが、D6にマウスをあててみると、

「負であるか、大きすぎる日付および時間は######と表示されます。」


と表示されています。

要するに、マイナスになる計算は出来ないよ。だそうです。

では、最初の画像では、確かにマイナス表示でかつ、計算もされていましたよね。
手で入力したりしたわけではありません。

実は、これから紹介するところにチェックマークを付けてもらうだけで、
マイナス表示をしてくれるようになります。

ファイルタブ→オプションをクリックします。
Excelのオプションダイアログボックスが表示されます。下の方にスクロールします。

1904年から計算する
の項目にチェックマークがついてないはずですので、ここにチェックマークを付けます。
すなわち、ONにします。そして、OKボタンをクリックします。

なんと、######だったところが、ちゃんとマイナス表示されました。
このような方法を使えば、時間計算の場合マイナス表示をすることができます。
ただし、問題なのは、1904年から計算するになっていますので、
このブックだと日付計算が通常と異なってしまいますので、注意が必要です。

ちなみに、1904年から計算するというのは、Windows版とMac版のExcelがそれぞれ、
シリアル値の日付が異なっているので、それを調整するためのものです。

Mac版が1904年1月2日が1で、Windows版は1900年1月1日が1です。
で、なぜ1904年から計算するにすると、マイナス計算ができるのか?というと、
Mac版はマイナス計算が出来るので、その機能を間借りしてきたという訳です。