Excel。DEVSQ関数で、数値の偏差平方和を算出できます。
<関数辞典:DEVSQ関数>
DEVSQ関数
読み方: ディブスクウェア
読み方: ディビエーションスクエア
分類: 統計
DEVSQ(数値1,[数値2])
数値の偏差平方和を算出する
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DEVSQ関数
読み方: ディブスクウェア
読み方: ディビエーションスクエア
分類: 統計
DEVSQ(数値1,[数値2])
数値の偏差平方和を算出する
どのぐらいデータが分散されているのかを知りたいときに、「変動(偏差平方和)」を算出するわけですね。
C14の数式は、
=DEVSQ(C2:C11)
これで、変動(偏差平方和)を算出することができます。
DEVSQ関数をつかわないとしたら、偏差を算出しておきます。
偏差は、平均から、データの値を減算すれば算出できますね。
D2の数式は、
=C2:C11-C13
と設定してあります。
偏差を2乗します。
そして、算出された値を合算すれば、変動(偏差平方和)を算出することも出来ます。
=D2#^2
E14の数式は、
=SUM(E2#)
数式は、E2とE14ともに、スピル機能の数式になっています。
そして、E14の算出された結果は、C14で算出したDEVSQ関数で算出した値と合致していますね。
データの平均値に対するズレの平均値である。
「変動」。
つまり偏差平方和を算出するならば、DEVSQ関数をつかえば、手早く算出することができます。
=DEVSQ(B2:B6)
DEVSQ関数(読み方: ディブスクウェアまたは、ディビエーションスクエア)をつかうと、平均からの差を2乗した値をデータ分合算する必要もなく、範囲選択するだけで算出することができました。
なんで2乗するのかというと、「+」「-」という符号の影響をなくし、ばらつき具合をわかるようにするためですね。
算出された値は、データのばらつき具合である分散を考えるときに活用されます。
重さ1と重さ2の平均値は同じですが、変動は、重さ1が5.2。
重さ2が103.2と数値が異なっています。
よく見ると、重さ2のほうが、データにばらつきがあることがわかりますね。