12/31/2018

Excel。土日祝日を除いた前日・後日を算出する方法。2019年の大連休対策【holidays】

Excel。土日祝日を除いた前日・後日を算出する方法。2019年の大連休対策

<WORKDAY関数>

2019年は平成31年から新元号へ変わったりしますが、事務職や経理さんが頭をかかえるのが、4月29日からの大連休にともなう、振込日。

前日なのか後日なのか?2019年は、大連休以外にも振替休日が発生したりしますので、改めて日付を確認する方法を押さえておきましょう。

【祝日一覧を作成する】

最初に用意しないといけないのは、祝日一覧表。

2019年は、12月に祝日がないんですね。

月初・月末と25日あたりに振込日があることが多いので、今回は、4月30日に振込予定日がある場合を例として日付を求めていくことにしましょう。

なお、この表のA列ですが、表示形式のユーザー定義を使って、yyyy/m/d(aaa)と設定しているので、日付の後ろに曜日が表示しております。

※入力するのが面倒な場合は、コピーして直接Excelに貼り付けて、フラッシュフィルを使ったりして、一覧表を作ってみてください。

日付 祝日名
2019/1/1 元旦
2019/1/14 成人の日
2019/2/11 建国記念の日
2019/3/21 春分の日
2019/4/29 昭和の日
2019/4/30 祝日
2019/5/1 即位の礼
2019/5/2 祝日
2019/5/3 憲法記念日
2019/5/4 みどりの日
2019/5/5 こどもの日
2019/5/6 振替休日
2019/7/15 海の日
2019/8/11 山の日
2019/8/12 振替休日
2019/9/16 敬老の日
2019/9/23 秋分の日
2019/10/14 体育の日
2019/11/3 文化の日
2019/11/4 振替休日

【WORKDAY関数を使って振込日を算出しましょう】

次のような表を用意します。

今回はわかりやすいようにするために、2月3月4月で見てみましょう。

土曜日曜と祝日を除くには、WORKDAY関数を使うことで求めることができますが、ちょっと考える必要があります。

ではF2をクリックして、WORKDAY関数ダイアログボックスを表示しましょう。

開始日は、E2+1と入力します。
日数は、-1と入力します。
祭日は、$A$2:$A$21。オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照を設定しています。

F2の数式は、
=WORKDAY(E2+1,-1,$A$2:$A$21)
では、オートフィルで数式をコピーしましょう。

4月末日は、繰り上がって繰り上がって、4月26日になっちゃうんですね。ほとんど、25日と変わらんでしょう!こりゃ~各担当者さん。業務が立て込んじゃうよね。

ところで、なんで、+1したり、-1したりしているのでしょうか?
関数の動きを確認しておきましょう。

2月28日に+1すると3月1日になってしまいますが、日数で-1(マイナス1)しますので、2月28日になります。
この2月28日は、A2:A21のデータと該当しないので、2月28日と算出されます。

3月31日は+1すると、4月1日月曜日になるのですが、日数で-1すると、3月31日日曜日になり、WORKDAY関数は、土日を除外するので、4月1日月曜日の土日を除いた-1。
すなわち3月29日金曜日を算出します。

ということで、4月30日に+1すると5月1日になるのですが、5月1日は、『即位の礼』でA2:A21にデータが該当するために、土日祝日を除いて-1した、4月26日金曜日と算出されるわけですね。

では、土日祝日を除いた翌日だった、どのような計算式を作ればいいのでしょうか?

G2をクリックして、WORKDAY関数ダイアログボックスを表示しましょう。

開始日は、E2-1
日数は1
祭日は$A$2:$A$21
G2の数式は、
=WORKDAY(E2-1,1,$A$2:$A$21)
それでは、オートフィルで数式をコピーして確認してみましょう。

3月31日で動きを確認してみましょう。

3月31日日曜日の-1なので、3月30日土曜日ですが、土日を除いた日数+1なので、4月1日月曜日と算出されました。

4月30日火曜日は、祝日なので、-1しても、4月29日月曜日。A2:A21のデータと該当するので、日数+1するのですが、5月1日【即位の礼】から5月6日月曜日の「こどもの日の振替休日」まで祝日のデータと合致してしまうので、5月7日火曜日が算出されています。

ということで、今年2019年は、カレンダーをきちんと確認しておかないと、銀行窓口やATM激混なんてことが多発しかねませんので、注意が必要なのかもしれませんね。

12/30/2018

今週のFacebookページの投稿 2018/12/24-2018/12/30

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<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

12月24日
Wordショートカット。
Alt + F5 キーで最大化した作業中のウィンドウを元のサイズに戻します。

12月25日
Wordショートカット。
F6 キーでプログラム ウィンドウの作業ウィンドウから別の作業ウィンドウに移動します (時計回りの方向)。必要に応じて F6 キーを複数回押します。

12月26日
Wordショートカット。
Shift + F6 キーでプログラム ウィンドウの作業ウィンドウから別の作業ウィンドウに移動します (反時計回りの方向)。

12月27日
Wordショートカット。
Ctrl + F6 キーで複数のウィンドウが開いている場合、次のウィンドウに切り替えます。

12月28日
Wordショートカット。
Ctrl + Shift + F6 キーで前のウィンドウに切り替えます。

12月29日
Wordショートカット。
Ctrl + F10 キーで選択したウィンドウを最大化するか、元のサイズに戻します。

12月30日
Wordショートカット。
PrintScreen キーで画面の画像をクリップボードにコピーします。

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12/28/2018

Excel。ピボットテーブルをつかって、前年同月比を簡単につくってみよう【Pivot table】

Excel。ピボットテーブルをつかって、前年同月比を簡単につくってみよう

<ピボットテーブル>

次のような表があります。

この表のデータは3年間分のデータがあるのですが、このデータを使って、前年同月比などの表を作りたい場合、どのようにしたら効率よく作成することができるのか?

色々な方法がありますが、今回は、ピボットテーブルをつかって、次のような前年同月比の表を作っていきましょう。

見た感じだと、多くの計算をしたようにみえますが、ピボットテーブルをつかうことで、比較的簡単に作ることができるのです。

表の中のどのセルでもいいので、アクティブにしたら、挿入タブの「ピボットテーブル」をクリックして、ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されますので、

範囲選択を確認したら、OKボタンをクリックします。

人数の合計を求めたいので、値ボックスに、人数を設定します。

日付フィールドを、行ボックスに設定すると、Excel2016だと、年と四半期と日付というグループ化されたフィールドが生成されますので、年フィールドを、列ボックスに移動して、四半期フィールドは不要なので、設定から外します。

なお、日付は、「日」でなくて、「月」でグループ化されています。

その日付は、行ボックスに残します。

今できた、各年度の月別人数合計を算出するだけでも、ピボットテーブルだと簡単に算出することができます。

【前年同月比の列を作る】

人数フィールドを2つ、値ボックスに追加しましょう。

合計/人数2と合計/人数3というフィールドが追加されました。

この追加されたフィールドの計算方法を変更していきます。

合計/人数2の見出し(C5)をクリックして、ピボットテーブルツールの「分析タブ」のアクティブなフィールドにある「フィールドの設定」をクリックします。

すると、値フィールドの設定ダイアログボックスが表示されますので、

名前の指定に、前月比と設定します。

計算の種類タブに切り替えて、計算の種類を「基準値に対する比率」を設定して、基準フィールドには、日付。

基準アイテムは、(前の値)を設定したら、OKボタンをクリックしましょう。

これで、前月比を算出することができました。

今度は、合計/人数3の見出しをクリックして、先程と同じように、値フィールドの設定ダイアログボックスを表示しましょう。

名前の指定には、前年同月比
計算の種類のタブには、
計算の種類には、「基準値に対する比率」
基準フィールドには、「年」
基準アイテムには「(前の値)」
と設定したら、OKボタンをクリックしましょう。

これで、前年同月比を簡単に算出することができました。

あとは、合計列が不要なので、非表示にしますので、全体の合計/人数の見出しの上で右クリックをして、ショートカットメニューの中にある、総計の削除をクリックします。

これで、完成しましたね。

このように、ピボットテーブルをつかうことで、日ごろ時間がかかっている表の作成などで時間を短縮することができるかもしれませんね。

12/27/2018

Officeソフトのスキルアップに追加しました。2018/12/27

Officeソフトのスキルアップに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
目次サイトの【Officeソフトのスキルアップ】に追加しました。

Excel。アンケートの複数回答の集計を効率よく算出する方法 COUNTIF編


複数回答できるものの集計だそうで、Aだけの人もいれば、ACDと答えている人もいるし、CAと逆に書いている人もいたりと、様々あるそうでして…ということでCOUNTIF関数とワイルドカードを使うと出来ますので、紹介していきます。

<続きはこのBLOG内のこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/05/excelquestionnairecountif.html

Excel。指定した順位までの構成比を算出したいというリクエスト


累計の算出方法は、SUM関数で簡単に算出することが出来ますが、順位順に並んでないので、そうもいきませんね。
では並び替えましょうと言いたいところですが、並び替えのできない資料というのは、現場ではよくあることですので、並び替えをしないで算出していくことにします。

<続きはこのBLOG内のこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/05/excelrankeq.html

Excel。マイナスデータの棒グラフを作ると綺麗にできないのでアレンジしてみる


縦棒グラフを作るときに、そのデータにマイナスの数値が入っていると、棒グラフを作った時に、綺麗に出来ないというか、見にくい状態で挿入されてしまうので、それをどうしたらいいのか?ということを今回は紹介していきます。

<続きはこのBLOG内のこちらへ>

Excel。出勤時間を自動で塗りつぶす日勤シフト表を作ってみる。


出勤している時間が塗りつぶされている日勤のシフト表を作りたいんだけど、どうしたらいいかなぁ~と、ご質問がありましたので、今回はその作り方をご紹介してみたいと思います。
出勤する時間帯。それも30分刻みですが、セルを塗りつぶしているというシフト表です。

<続きはこのBLOG内のこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/05/excelroster.html

12/25/2018

Excel。最高値を検索できても、その行にある他のデータを抽出するには?【MAX】

Excel。最高値を検索できても、その行にある他のデータを抽出するには?

<MAX・OFFSET+MATCH関数>

データの中から、最大値や最小値などは、MAX関数やMIN関数を使うことで、簡単に抽出することができますが、では、その該当したデータのレコードはどうやったら、抽出することができるのでしょうか?

例えば、次の表。

C列の金額の中で最大値を算出するのはMAX関数を使うので、なんら問題はありませんが、では、その日付はいつなのか?

条件付き書式をつかって行(レコード)を塗りつぶすように設定してもいいのですが、ただ単に日付が知りたい場合どうしたらいいのか?というのが今回のテーマなのです。

まずは、F1にMAX関数を使って、最大値を算出してみます。

F1の数式は、
=MAX(C2:C16)
さて、474は、3月4日に発生しているのですが、どうやったらいいのでしょうか?

検索させるとしたら、最初に、474という最大値は、何行目にあるのか算出させる。

そして、474というセルの1つめの左側に日付のデータがあるということですよね。

なので、まず何行目にあるのか確認するにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで登場するのが、MATCH関数です。

G1にMATCH関数の結果を表示してみましょう。
G1をクリックして、MATCH関数ダイアログボックスを表示します。

検索値には、最大値の結果が算出されている、F1
検索範囲は、金額なので、C2:C16
照合の種類ですが、完全一致なので”0(ゼロ)”。

ちなみに、”1”だと、以下。”-1”だと、以上となっています。

G1の数式は、
=MATCH(F1,C2:C16,0)

結果は、4と表示されました。4件目に該当するデータがあることが算出されたわけです。

その該当するセルの1つ左側のセルを見つけるために、今度は、OFFSET関数をつかうことで、算出することができます。

では、F2をクリックして、OFFSET関数ダイアログボックスを表示しましょう。

参照は、C1。見出しじゃないかと思うかもしれませんが、OFFSET関数は、参照である起点を0(ゼロ)としています。

つまり、データの先頭であるC2を参照(起点)として、4つ下方向のセルだと、C6を指してしまいますので、C1の見出し行を参照(起点)とする必要があります。

行数は、G1に先ほどMATCH関数で算出しましたので、G1を設定します。

列数は、1つ左側なので、-1(マイナス1)と設定して、OKボタンをクリックしましょう。

F2の数式は、
=OFFSET(C1,G1,-1)
算出結果が、シリアル値で表示されてきますので、表示形式を日付にするといいでしょう。

結果は、このようになりましたね。

このように、OFFSET関数とMATCH関数を合わせて使うことで、該当するセルの行(レコード)からデータを抽出することが可能になりますよ。

ちなみに、OFFSET関数とMATCH関数をネストにすると、
=OFFSET(C1,MATCH(F1,C2:C16,0),-1)

さらに、OFFSET関数とMATCH関数とMAX関数をネストすると、
=OFFSET(C1,MATCH(MAX(C2:C16),C2:C16,0),-1)

確かに、1つの数式で算出することができますが、理解するのに時間がかかりますので、実務では、ほどほどがいいように思えますね。

12/24/2018

Excel関数辞典 VOL.04。AVEDEV関数~AVERAGEIFS関数

Excel関数辞典 VOL.04。AVEDEV関数~AVERAGEIFS関数

<Excel関数>

今回は、AVEDEV関数~AVERAGEIFS関数までをご紹介しております。
平均関係の関数で、日ごろからお世話になっている関数ばかりですね。
平均も様々な条件で使用する関数が異なりますので、知っておきたい関数ばかりですね。

AVEDEV関数
アベレージディブ
データ全体の平均値に対する個々のデータの絶対偏差の平均をも算出します。
AVEDEV(数値1,数値2…)

AVERAGE関数
アベレージ
数値の平均値を算出。指定した数値の合計÷数値の個数で平均を算出します。
対象は数値セルだけを含めて算出。
AVERAGE(数値1,数値2…)

AVERAGEA関数
アベレージ・エー
数値・文字列・論理値を含む平均値を算出。
引数に文字列が含まれる場合も分母のデータ件数に含み、値をゼロとして平均を算出。
AVERAGEA(数値1,数値2…)

AVERAGEIF関数
アベレージ・イフ
条件付きで数値の平均値を算出
AVERAGEIF(範囲,条件,平均範囲)

AVERAGEIFS関数
アベレージ・イフズ
複数条件付きで数値の平均値を算出
AVERAGEIFS(平均範囲,検索範囲1,検索条件1[,検索範囲2,検索条件2…])

Yandsシステムズの関数一覧サイト
https://sites.google.com/view/yandsssystems/function

12/23/2018

今週のFacebookページの投稿 2018/12/17-2018/12/23

今週のFacebookページの投稿 2018/12/17-2018/12/23

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

12月17日
Wordのマクロ記録中にびっくりするのは、ドラッグで範囲選択ができませんので、Shift+矢印キーで範囲選択をしましょう。

12月18日
Wordで文字を入力した時に、赤の破線はスペルミスを教えてくれますが、あくまでもWord君のご意見ですので確認しましょう。

12月19日
Wordで文字を入力した時に、緑の破線は文法のミスを教えてくれますが、あくまでもWord君のご意見ですので確認しましょう。

12月20日
Wordで文字を入力した時に、青の破線は文脈上、ちょっとおかしくない?ということを教えてくれますが、あくまでもWord君のご意見ですので確認しましょう。

12月21日
Wordショートカット。
Alt + Tab キーで次のウィンドウに切り替えます。

12月22日
Wordショートカット。
Alt + Shift + Tab キーで前のウィンドウに切り替えます。

12月23日
Wordショートカット。
Ctrl + W キーまたは Ctrl + F4 キーで作業中のウィンドウを閉じます。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

12/22/2018

Excel。分析ツールで新しいデータを重視した移動平均を『指数平滑法』で算出する【moving average】

Excel。分析ツールで新しいデータを重視した移動平均を『指数平滑法』で算出する

<移動平均:指数平滑法>

次のデータがあります。

歴代のデータから今度どのようになるのかを予測するには、「移動平均」を使ったりします。
比較的簡単に移動平均を算出するならば、『分析ツール』を使ってみるのも一つの方法ですね。

C2をアクティブにしておいて、データタブのデータ分析をクリックすると、データ分析ダイアログボックスが表示されます。

移動平均を選択して、OKボタンをクリックします。

移動平均ダイアログボックスが表示されます。

入力範囲は、データ範囲になりますので、$B$2:$B$19。
区間は、3年移動平均で今回は算出しようと思いますので、3。
出力先は、$C$2に算出します。

そして、せっかくグラフが作成できるので、グラフ作成にチェックマークをいれて、OKボタンをクリックしましょう。

移動平均と移動平均グラフが表示されました。

C4の数式を確認しておきましょう。

=AVERAGE(B2:B4)

3区間分の範囲で平均を算出してくれているのがわかります。

そして、新年のデータ予測をしますので、C20をクリックして、数式を作ります。

=AVERAGE(B18:B19,C19)

このような方法でも、ある程度の予測値を算出することができます。

しかし、グラフからみてもわかるように、この近年数値が上がり気味です。

移動平均自体は、過去のデータを”ならしたもの”です。

そこで、新しいデータに比重をおいた『指数平滑法』を使ってみましょう。

【分析ツールで指数平滑を算出】

D2をアクティブにして、データ分析ダイアログボックスを表示します。

指数平滑を選択して、OKボタンをクリックします。

入力範囲と出力先は、先ほどの移動平均と内容は同じですが、減衰率が『』ですね。

指数平滑法は、
予測値=A×前回売上高+(1-A)×前回予測値
この数式の(1-A)の値が減衰率になります。

Aが0~1の間の数値で指定して、1に近づけると直近の数値を重視して、0に近づけると過去のデータを重視することができます。

なので、今回は、0.6を設定することで1-0.6の結果0.4を意味します。

減衰率を変化させて数値を確認したいので、D3の数式を
=$B$2
D4の数式を、
=D$1*$B3+(1-D$1)*D3
と修正します。

そして、0.9から0.1まで減衰率を変更して結果を確認してみましょう。

あとは、予測値を算出します。

C20の数式を修正します。
=AVERAGE($B$18:$B$19,C19)

予測値は算出できましたが、減衰率のうち、どの精度が高いのかわかりません。

そこで、SUMXMY2関数をつかって、残差平方和というのを算出していきます。

D21をクリックして、SUMXMY2関数ダイアログボックスを表示します。

配列1には、$B$3:$B$19
配列2には、D3:D19
OKボタンをクリックして、数式をオートフィルでコピーします。

この中で、最小値は減衰率が0.5の時です。

今回は、条件付き書式を使ってわかりやすくしました。

よって、予測値は、592.029を使うといいことになります。
移動平均と数値が違います。

このように、分析データを使うことで予測することが比較的容易になりますので、使ってみると色々見えてくるかもしれませんね。

12/21/2018

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2018/12/21

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<目次サイト>

このBLOGの記事を、
カテゴリー分けにした【Excel Technique_BLOG Category】に追加しました。

Excel。負の時にINT関数では、使えない時がある。INT関数とTRUNC関数。絶対値のABS関数


Excel。小数点以下を切り落として、整数化するときに、INT関数を使いますが、このINT関数は、場合によって、アンマッチになることがあります。
それは、負の数の時。
その時は、TRUNC関数を使うことをお勧めします。
<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/01/excelint.html

Excel。表示形式で聞かれる通貨と会計の違い。


Excelの表示形式。非常に奥が深くて、知っていると便利なこともあるのですが、
この表示形式の質問で結構聞かれるものの中に、通貨と会計って何が違うのですか?
というのがあります。そこで、今回は、通貨と会計の違いをご紹介しましょう。
<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/01/excel_16.html

Excel。24h以上の表示が出来ませんので表示形式を変更します。


Excelの表示形式。これまた、よく使うというか、知らないと困るものの中に、24時間以上の表記が出来ないというのがあります。
深夜26:30から放送。
というこの26時というのが、Excelでは、ストレートに出来ないのです。
24h以上の表示をするための方法をご紹介します。
<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/01/excel24h.html


Excel。なんで、時給計算がうまくいかない!解決方法は24倍にします。


Excelの講座で、必ずといっていい程、ご紹介するのが、時給計算です。
なぜかというと、Excelは、非常に高度な計算をサクサクとこなすのですが、時間計算及び、時給計算が苦手。すんなり算出してくれません。
<続きはこちらへ>

12/19/2018

Excel。マクロ039。表をテーブルにして抽出までをマクロにしてみよう【Table】

Excel。マクロ039。表をテーブルにして抽出までをマクロにしてみよう

<Excel VBA:テーブル化と抽出>

データを読み込んだ後に、データを抽出するに当たり、テーブルにしてから抽出を行うということは、現場でも日々行われることがあるかと思います。

日々同じような処理をするようでしたら、【マクロ】を実行するようにすれば、時短することができますね。

そこで、今回は、読み込んだデータをテーブルにする。
そして、テーブルにした場合に、どのようにして抽出するか確認してみましょう。

【テーブルにする】

通常テーブルにするには、挿入タブからテーブルをクリックしますが、そのあと、範囲選択を確認するダイアログボックスが表示されますが、ほとんど変える必要がありません。

その分だけ作業時間が無駄です。そこでExcel VBAをつかっていきます。

Sub テーブル化()
    ActiveSheet.ListObjects.Add xlSrcRange, Range("a1").CurrentRegion
End Sub

この一行だけでOKですので、実行してみましょう。

ListObjects【リストオブジェクツ】コレクションのAdd【アド】メソッドを使用することで、テーブルにすることができます。
xlSrcRange【エックスエルソースレンジ】は、セル範囲という意味です。

テーブルになりましたが、テーブルにするたびに、『テーブルスタイル(中間)2』という青色の縞々が設定されてしまします。

そこで、縞々はいらない場合には、次の行を追加してみましょう。

Sub テーブル化()
    ActiveSheet.ListObjects.Add xlSrcRange, Range("a1").CurrentRegion
    ActiveSheet.ListObjects(1).TableStyle = ""
End Sub

これで、縞々を解除することができました。TableStyle = ""とするとスタイルを解除することができます。


では、ここで、テーブルの解除についてもExcel VBAで作ってみましょう。

【テーブルを解除するには】

TableStyle = "" を紹介しましたが、この構文を使うことで、テーブルを解除して元の表に戻すことができます。

テーブルを元の表に戻す処理は、Excelでも結構面倒な処理の代表格で、縞々などのスタイルを”なし”にしたあとに、『範囲に変換』を実行することになります。

では、次の構文を確認してみましょう。

Sub テーブル解除()
    ActiveSheet.ListObjects(1).TableStyle = ""
    ActiveSheet.ListObjects(1).Unlist
End Sub

Unlistプロパティを使うことで範囲に変換することができました。


そして、テーブルですが、テーブル名をつけることで様々な処理を行う時に効率がアップしますので、テーブル名の付け方も確認しておきましょう。

【テーブル名を設定するには】

テーブルと関数を合わせて使うなど、コラボさせるとExcelの処理が格段に改善することができるものもあります。

そこで、テーブル名も併せて設定するには、どうしたらいいのでしょうか?

Sub テーブル化()
    ActiveSheet.ListObjects.Add xlSrcRange, Range("a1").CurrentRegion
    ActiveSheet.ListObjects(1).TableStyle = ""
    ActiveSheet.ListObjects(1).Name = "実績"
End Sub

Nameプロパティを設定すれば簡単にテーブル名を設定することができます。

【データを抽出してみる。集計行も表示させる】

テーブルには、オートフィルター機能もありますので、抽出も紹介していきます。

Sub 抽出()
    With ActiveSheet.ListObjects(1).Range
        .AutoFilter 2, "日"
        .AutoFilter 3, "サンドイッチセット"
        .AutoFilter 6, ">9000"
    End With
   
    With ActiveSheet.ListObjects(1)
        .ShowTotals = True
        .ListColumns(6).TotalsCalculation = xlTotalsCalculationSum
    End With
           
End Sub
AutoFilterメソッドを使いますが、テーブルになっているので、テーブルの左から何列目のフィールドなのかがわかればいいようになっています。

条件は、Criteria(クライテリア)を省略することができます。

ShowTotals = True
これで、集計行を表示します。

ListColumns(6).TotalsCalculation = xlTotalsCalculationSum

ListColumns(6)は、フィールドの6列目。すなわち金額フィールドを、集計方法(TotalsCalculation)が合計(xlTotalsCalculationSum)をするという構文です。

今回は、テーブル化して抽出から集計行を表示させるまで確認してみました。機会があえれば、色々日ごろの作業をマクロ化してみませんか?