2/28/2019

Excel関数辞典 VOL.07。BINOMDIST関数~BINOM.INV関数

Excel関数辞典 VOL.07。BINOMDIST関数~BINOM.INV関数

<Excel関数>

今回は、BINOMDIST関数~BINOM.INV関数までをご紹介しております。

BINOMDIST関数
バイノムディスト
二項分布の確率を算出する
BINOMDIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式)

BINOM.DIST関数
バイノム・ディスト
二項分布の確率を算出する Excel2010以降
BINOM.DIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式)

BINOM.DIST.RANGE関数
バイノミアル・ディストリビューション・レンジ
二項分布を使用した試行結果の確率を算出する
BINOM.DIST.RANGE(試行回数,成功率,成功数1)

BINOM.INV関数
バイノム・インバース
累計二項分布が基準値以上になる最小値を算出
CRITBINOM関数と同じでExcel2010以降
BINOM.INV(試行回数,成功率,基準値α)

2/26/2019

Excel。マクロ042。条件付き書式で平均以上を塗りつぶすのはマクロが便利【Conditional formatting】

Excel。マクロ042。条件付き書式で平均以上を塗りつぶすのはマクロが便利

<Excel VBA & 条件付き書式>

繰り返しの処理や、大量のデータを処理するときに、マクロ(Excel VBA)を使って処理することで時短することができたりしますが、大した処理でもないけれど、実はマクロを作って処理させるほうが、面倒じゃなくなって楽になるというものもあります。

今回はその中のひとつ。
条件付き書式の平均”以上”のセルに塗りつぶしを設定するというのをやっていきます。

【条件付き書式で平均以上】

まずは、条件付き書式の平均以上でセルを塗りつぶす処理を確認してみましょう。
次のデータを使っていきます。

23行目の平均の行は、平均以上なのかを確認するためのもので、今回はこのセルを使って”以上”を設定することはしません。

では、C2:C21を範囲選択して、ホームタブの条件付き書式から「上位/下位ルール」にある「平均より上」をクリックすることで、設定することができます。

ところで、今回は『平均以上』でしたよね。

ここが今回のポイント。

平均より上、つまり”平均より大きい”は、用意されているのですが、”以上”は条件を編集する必要が発生するわけですね。

平均より上ダイアログボックスが表示されたら、あとは書式を設定すると、平均より上に該当するデータのセルを塗りつぶししてくれます。

その後、『平均以上』にするために、条件付き書式の「ルールの管理」をクリックして、

条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、「ルールの編集」をクリックして、書式ルールの編集ダイアログボックスを表示します。

選択範囲の平均値を”以上”に変更して、『平均以上』にすることができます。

もう一つのやり方は、条件付き書式の「新しいルール」をクリックして作ることもできますが、AVERAGE関数を手入力する必要がありますので、面倒です。

設定と編集を繰り返して、『平均以上』で条件付き書式を設定することができましたが、なかなか面倒です。

【Excel VBAでつくってみる】

そこで、Excel VBAで条件付き書式のマクロをつくっていきましょう。
Sub 平均以上()
    With Range("d2:d21").FormatConditions
        .AddAboveAverage
        .Item(1).AboveBelow = xlEqualAboveAverage
        .Item(1).Interior.Color = RGB(255, 0, 0)
    End With
End Sub

これだけで、できちゃいました。では実行して確認してみましょう。

では、説明しておきましょう。
With Range("d2:d21").FormatConditions~End With
なんども、Range("d2:d21").FormatConditionsと書くのが面倒なので、Withを使いました。
FormatConditionsオブジェクトで条件付き書式を設定することができます。

AddAboveAverageメソッドは、「上位/下位ルール」の「平均より上」の設定をするところです。

Item(1).AboveBelow = xlEqualAboveAverage
Item(1)は、条件付き書式の1つ目という意味。で、
xlEqualAboveAverageは、平均以上という意味です。

ちなみに、
xlAboveAverageだと平均より上という意味になります。

つまり、Excel VBAでは、平均以上が用意されているわけです。

だったら、Excelにもリボンに入れておいてほしいものですね。

Item(1).Interior.Color = RGB(255, 0, 0)
書式の設定ですね。Interior.Colorは、塗りつぶしですね。

そして、RGB(255, 0, 0)は、赤色を意味します。

このように、リボンだけでは、設定が面倒なものもマクロにすることで作業効率が改善することができるものもありますので、色々知っているといいかもしれませんね。

2/25/2019

今週のFacebookページの投稿 2019/2/18-2019/2/24

今週のFacebookページの投稿 2019/2/18-2019/2/24

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

2月18日
Excel。ショートカット。
Ctrlキーとスペースキーで列選択ができますよ。

2月19日
Excel。ショートカット。
Shiftキーとスペースキーで行選択ができますよ。

2月20日
Excel。ショートカット。
CtrlキーとHomeキーで文頭に移動できますね。A1へワープ!

2月21日
Excel。ショートカット。
CtrlキーとEndキーでデータが入っている最後に移動できますね。テーブルだと、テーブルの末に移動ですね。

2月22日
Excel。ショートカット。
F12キーで、名前を付けて保存ダイアログボックスが登場しますね。

2月23日
Excel。ショートカット。
F2キーで、アクティブセルの末にカーソルが入り修正が出来るようになりますね。

2月24日
Excel。ショートカット。
ShiftキーとF3キーで、関数の挿入ダイアログボックスが表示されますね。Fxボタンと同じです。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
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2/23/2019

Excel。差異を表現する横棒グラフをつくってみたい。【Difference bar chart】

Excel。差異を表現する横棒グラフをつくってみたい。

<差異横棒グラフ>

次のようなプラスとマイナスを表現したグラフ。
差異横棒グラフ

例えば、先月と今月の売上高を比べて、増減率を表現する場合に使いたいグラフなのですが、このグラフ。

ちょっと作成するのに難しいところがあります。

それが、ラベルなんですね。

プラスの場合は、左側にラベルが表示されていて、マイナスの場合は、右側にラベルを表示したいわけですね。

そうすると、通常の縦軸で表示するわけには、いかないわけですね。

なので、このグラフを作るための表を次のように作ります。

B列のデータだけですと、店舗名のラベルを左右に表示することができません。

そこで、左右のラベル用にダミーデータを作ります。

右側ラベルのC2には、
=IF(B2<0,0.4,NA())
という式を作成して、オートフィルで数式をコピーしています。

なぜ、NA()と#N/Aというエラーを表示させているのかというと、後ほど確認しますが、0や空白にしてしまうと、ラベルを上手く表示することができません。

また、0.4はB列の最大値が38.3%なので、40%にしておけば、横軸が綺麗に表示できるので0.4としていますが、MAX関数を使ってもいいかもしれませんね。

左側ラベルのD2には、
=IF(B2<0,NA(),-0.15)
こちらも、-0.15としているのは、最小値が-14.1%なので、-0.15にすることで横軸上問題なくグラフを表示することができるからです。

こちらもMIN関数を使ってもいいですね。

【差異横棒グラフをつくる】

A1:D6を範囲選択して、積み上げ横棒グラフを挿入します。

凡例とグラフタイトルを削除して、グラフを少し大きくしておきます。

また、グラフエリアの背景が白でわかりにくいので、薄いグレー系で今回は塗りつぶしをしておきます。

現状では、店舗名を逆側に表示することができませんので、縦(項目)軸を削除します。

青色の横棒グラフをクリックして、データラベルを表示しますので、グラフツールのデザインタブにある、「グラフ要素を追加」のデータラベルから中央をクリックします。

これで、表示したいデータを横棒グラフの中央に配置することができました。

そして、いよいよ店舗名。

グレーの横棒グラフをクリックして、グラフツールのデザインタブにある「グラフ要素を追加」のデータラベルにある「その他のデータラベルオプション」をクリックします。

データラベルの書式設定作業ウィンドウが右側に表示されますので、ラベルオプションの「ラベルの内容」にある分類名だけにチェックマークをつけます。

そして、「ラベルの位置」は、内側上にチェックマークをつけます。

これで、店舗名が先程削除した縦(項目)軸のように表示することができました。

グレーの横棒グラフを選択して、塗りつぶしと枠線を「なし」にしておきましょう。

次に、オレンジ色の横棒グラフを選択して、先程と同じように、データラベルの書式設定作業ウィンドウを表示しましょう。

こちらも、「ラベルの内容」を分類名にチェックマークをつけます。

「ラベルの位置」は、『内側軸寄り』にチェックマークをつけます。
この内側軸寄りにすることで、縦(項目)軸を軸を中心に左右に表示することができるようになります。

これを行いたいために、ダミーデータが必要だったわけです。

あとは、塗りつぶしと枠線を「なし」にして、フォントサイズを大きくして見栄えをよくしましょう。

これで【差異横棒グラフ】が完成しました。

このように、グラフにするための表を色々アレンジすることで様々なグラフを作ることができますよ。

ところで、表で#N/Aを0にしてみると、どうなるのでしょうか?

ご覧のように、0にしてしまうと、すべてにデータラベルを表示してしまいます。そして、余計なデータラベルを選択して削除する必要があり、作業効率が悪化するので、#N/Aというエラーをワザと発生させているわけですね。

滅多に使うことがない、NA関数ですが、このようなところで効果を発揮しますよ。

2/22/2019

Officeソフトのスキルアップに追加しました。2019/2/22

Officeソフトのスキルアップに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
目次サイトの【Officeソフトのスキルアップ】に追加しました。

Excel。①の丸付き数字をオートフィルを使って連続コピーで入力する方法。
オートフィルで丸付き数字

オートフィルハンドルを使っての連続コピーのテクニックを使うと、A~Zまで入力だけではなく、丸付き数字の①~⑳までを入力することが出来るので、今回は、改めて、CHAR関数とCODE関数のコンビネーションテクニックをご紹介しながら、丸付き数字の作り方をご紹介していきます。

<つづきはコチラへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/04/excelcontinuous-copy.html

Excel。オートフィルでABC…Zまで連続コピーする方法。

オートフィルでアルファベット

今回は、A~Zのアルファベットをオートフィルハンドルを使って表示する方法をご紹介します。

<つづきはコチラへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/04/excelabcz.html

Excel。時間の計算でマイナス表示が出ない!そんな時の対応方法です。

Excelが超苦手としている、時間計算シリーズ。時間-時間で、なぜか、マイナス表示が出来ないのです。しかし、ある方法を使うと、表示することが出来るには出来るのですが…。
ということで、今回は、その邪道?な方法をご紹介してきます。

<つづきはコチラへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/04/excel.html

Excel2013でABC分析パレート図をつくってみよう

ABC分析・パレート図

ABC分析の表まで作ってみましたので、今回は、その表を使って、パレート図を作ってみようと思います。
<つづきはコチラへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/04/excel2013excel2013abc.html


2/20/2019

Excel。複数列データから重複を除いたデータの一覧を作成する【Delete duplicates】

Excel。複数列データから重複を除いたデータの一覧を作成する

<INDEX+MOD&ROUNDUP+ROW関数>

現場で重複データを取り除いて作業するなんてことは、結構あるのですが、次のような複数列にわたってデータがある表があります。

この3列のデータから重複したものを除いたデータの一覧表を作る場合には、

どうしたらいいのでしょうか?

【単数列での重複削除】

一つの列内において、重複データを除きたい場合は、とても簡単に取り除くことができるのようにExcelはなっていますので、確認しておきましょう。

データタブのデータツールにある『重複の削除』を選択します。

重複の削除ダイアログボックスが表示されますので、先頭行をデータの見出しとして使用するにチェックマークがついていることを確認して、OKボタンをクリックしましょう。

これで、削除することができましたね。

なので、重複データを削除するとしたら、一列にデータをしてあげれば簡単に削除することができます。

当然といえば当然なのですが、残念ながら、複数列では対応していないわけです。

【複数列の場合は単数列にする】

複数列ならば、どうやったら、単数列。
すなわち、一列にすることができるのかというのを考えればいいわけですね。

今回使うような小さなデータでしたら、コピー&ペーストで、一列にしてしまえばいいのですが、データが膨大の場合のことを考えると、コピー&ペーストも大変です。

そこで、今回はマクロではなくて、関数を使っていくことにします。

該当する範囲からデータを検索するには、INDEX関数を使うと効率がいいかと思われます。

INDEX関数の引数は、INDEX(配列,行番号,列番号)という順番になっています。

配列は、データの範囲なので、B2:D6までを絶対参照で設定すればいいのですが、行番号と列番号が悩むポイントですね。

【行番号から考えていきましょう】

どうやったら、数式をオートフィルでコピーしたら、1~5までを繰り返すように算出することができるのを考えてみましょう。

そして、どうやったら、1を導くことができるのかが大切になります。

繰り返す場合は、MOD関数で除算した余りを算出すれば、繰り返し算出することができます。

そこで、次のように数式を作ってみます。
=MOD(ROW(A5),5)+1
説明しましょう。

ROW(A5)は、5が算出されますね。
これを5で除算した余りをMOD関数で算出します。

当然、5÷5なので余り0(ゼロ)。
1にする必要があるので、+1(プラス1)します。

では、オートフィルで数式をコピーしてみましょう。

1~5を繰り返し算出することができました。

データ100件の場合には、=MOD(ROW(A100),100)+1 としてあげればOKですね。
つまりデータ件数の行数をデータ件数で除算して+1してあげればいいわけです。

【列番号はROUNDUP関数】

列番号は、1列分のデータ個数分で繰り返す必要があります。

つまり、このようにしたいわけですね。

そこで、次に様な数式を作ってみましょう。

=ROUNDUP(ROW(A1)/5,0)
ROW(A1)ですから、1。1÷5なので、0.2それを1にするには、ROUNDUP関数で切り上げてしまえばいいわけですね。

そうすると、1になります。
6行目ならば、6÷5で、1.2なので、2にすることができます。

仮に、データが100件ある場合には、
=ROUNDUP(ROW(A1)/100,0)
と、データ件数で除算すればいいわけですね。

この2つの数式をINDEX関数で使ってF2に数式を作ってみましょう。
=INDEX($B$2:$D$6,MOD(ROW(A5),5)+1,ROUNDUP(ROW(A1)/5,0))

オートフィルで数式をコピーしてみます。

すると、複数列を単数列にすることができますので、あとは、データを別の列に値の貼付けを行って、最初に紹介した、重複の削除を実行すればいいわけですね。

このように、INDEX関数を使って抽出する場合には、行番号と列番号をどうやって持ってくるのかを考えることで様々な表からデータを抽出することができます。

2/18/2019

今週のFacebookページの投稿 2019/2/11-2019/2/17

今週のFacebookページの投稿 2019/2/11-2019/2/17

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。


2月11日
Excel。ショートカット。
Ctrl+hで、置換ダイアログボックスが表示されますね。

2月12日
Excel。ショートカット。
Ctrl+nで、新しいブックが登場しますね。新規作成機能ですね。

2月13日
Excel。ショートカット。
Ctrl+oで、ファイルを開くダイアログボックスが登場しますね。知っていると便利ですね。

2月14日
Excel。ショートカット。
Ctrl+sで、上書き保存ですね。これは結構有名なショートカットですね。

2月15日
Excel。ショートカット。
Ctrl+pで、印刷ダイヤログボックス。Excel2010はバックステージビューが表示されます。

2月16日
Excel。ショートカット。
Ctrl+;で、今日の日付が表示できます。セミコロンなんですね。

2月17日
Excel。ショートカット。
Ctrl+:で、今の時間が表示できます。コロンなんですね。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
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2/17/2019

Access。順位/総数をExcelのように算出したいけど、どうやるの?【RANK】

Access。順位/総数をExcelのように算出したいけど、どうやるの?

<Access>

AccessでもExcelと同じように順位。ランキングを算出して、さらに総数も表示したい場合、どのようにしたらいいのでしょうか?

ということで、作成したいのは、次のようなクエリですね。

そして、元になるテーブルがこのようになっています。

【Excelでは、RANK.EQ関数。Accessでは。】

まずは、順位をAccessで算出するには、どうするのかを確認しておきましょう。

クエリを作りながら確認していきましょう。

演算フィールドには、
順位: DCount("金額","T顧客売上管理","金額>" & [金額])+1
と設定します。

DCount関数でAccessは順位を算出することができます。

このDCount関数は、条件を満たすレコード数を数える関数で、条件に『直前のレコードまで』という設定をすることで順位を算出することができます。

今回は、金額フィールドで現在のレコードの金額より大きい金額のレコードを数えることで、順位を算出するという流れです。

なので、1位のデータは、それ以上のデータがないので、0(ゼロ)になってしますので、最後に+1(プラス1)しているわけですね。

ちなみに、DCount関数の関数式は、
DCount(フィールド名,テーブルまたはクエリ名,条件式)という引数になっています。

なお、DCount関数の算出結果は、文字列で算出されますが、+1(プラス1)することで、数値にで算出されます。

では、データシートビューにして確認してみましょう。

順位を算出することができましたね。

【全レコード数を算出する】

順位は算出することができましたが、では、データ総数、すわなち全レコード数はどのようにして算出したらいいのでしょうか?

数えるわけですから、ここもDCount関数を使います。

全レコードを数えるには、”*”を使うことで、簡単に算出することができます。

次の演算フィールドを作って、確認してみましょう。
総数: DCount("*","T顧客売上管理")

今回は、順位/総レコード数で表示したいわけですから、この2つの数式を結合すればいいわけですね。
結合自体は、Excelと同じで、『&』で結合することができます。

ただ、このまま結合すると、1/10と10/10というようになってしまい、きれいに桁がそろいません。
できれば、01/10のように、ゼロ付き数値で表示したいと思います。

ゼロ付き数値にするには、ExcelではTEXT関数を使いますが、Accessでは、Format関数を使うことで、ゼロ付き数値で表示することができるようになります。

では、演算フィールドを次のように作ります。
順位: Format(DCount("金額","T顧客売上管理","金額>" & [金額])+1,"00") & " / " & DCount("*","T顧客売上管理")

データシートビューにして確認してみましょう。

このように、Excelとは微妙に異なる関数を使うことで、Excelのようなことを行ることができますので、いろいろ試してみるといいかもしれませんね。

2/16/2019

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2019/02/16

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2019/02/16

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
カテゴリー分けにした【Excel Technique_BLOG Category】に追加しました。

Excel。複合参照を勉強するには九九が最適ですね。

九九の表

複合参照を勉強する方法をご紹介してきましょう。
確かに、複合参照を身につければ、さらにお仕事でExcelをつかえるようになるでしょうしね。
複合参照を勉強するにあたって、結構わかりやすいかなと思うのは、九九の表を作ることです。

<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/03/excel.html

Excel2010。棒グラフの並び順を表の順番にしたい。軸反転

縦軸反転グラフ

初心者さん向けExcel講座や、仕事で使えるExcel講座の時の、グラフの講座の際に、よくご質問をうける、棒グラフの並び順に関してご紹介しましょう。

<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/03/excel2010.html

SUMIF関数では大変なので、小計で集計。その1


ビッグデータが花盛りの昨今、仕事で、店舗ごとに集計したいんだけど、というリクエストがあって、よくご質問に対応したり、講座でもご紹介しているものの中に、小計という機能があります。

<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/03/excel2010sumif.html

Excel。ゴールシークを使って数値を予想してみよう。


【ゴールシーク】は、数式の計算結果を指定して、その結果をどうやったら出来るのか?
を逆算する機能です。
ゴールシークを知っているだけでも、販売店さんなどは、重宝するのでないでしょうかね?

<続きはこちらへ>
https://infoyandssblog.blogspot.com/2014/03/excel_18.html


2/14/2019

Excel。近似線をグラフに描くのは簡単だけど、どの種類を使えばいいの?【Approximate curve】

Excel。近似線をグラフに描くのは簡単だけど、どの種類を使えばいいの?

<線形近似・指数近似・多項式近似>

Excelで作成するグラフには、グラフ要素の追加から『近似曲線』というのを加えることができますが、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のExcel2016など試験勉強をしていると、指示された『近似曲線』を追加することはできるけど、この『近似曲線』に色々な種類があって、どのような時に使い分ければいいのか、わかりませんというのを耳にします。

そこで、今回は、【線形近似】【指数近似】【多項式近似】の使い分けを確認していくことにしましょう。

【線形近似】

線形近似は、直線回帰ともいいますね。y=ax+bという公式でもお馴染みですよね。

2つのデータに相関関係があるのかないのかを含めたうえで、相関関係が強い場合には、この公式からある程度の予測をすることができます。

一例として、売上高と来店客数をつかって、線形近似を描いています。
線形近似

グラフには、近似曲線の書式設定にある、「グラフに数式を表示する」「グラフにR-2乗値を表示する」にチェックマークをつけるだけで、プロットエリア内に数式とR-2乗値を表示してくれます。


【指数近似】

指数近似はどのようなデータの場合に描くのでしょうか?

指数近似は、データが急速に増加しているようなケース。

例えば、2倍8倍16倍…というような、指数関数的に増えていくときに描くといいといわれている、近似曲線です。

先程の回帰直線は、y=ax+bでしたが、指数近似の数式を表示すると異なっていることがわかります。

指数近似は、y=a*e^(b*x)という式を使っています。

【多項式近似】

多項式近似をつかった近似曲線は、先ほどの指数近似のデータとはことなり、緩やかに増加している場合に使うことが多いようですね。

6月~11月まで来店客数自体は伸びていますが、2倍8倍なんていう、とんでもない成長はしていませんね。

緩やかに成長(増減)しているようなデータですね。
このような場合では、「多項式近似」を使うわけですね。

グラフに表示される数式は、y=ax^2+bx+cとなっています。
ただしこれは、次数を2にした時の形です。

次数は近似曲線の書式設定作業ウィンドウの近似曲線のオプションにあります。

そして、最大6まで設定できるようになっています。

この次数を6にしてみましょう。

なんと表示されている数式が、すごいことになりましたね。

5乗からの計算式に変わりましたね。

次数を増加するという意味はこのように数式が変わることを意味していますが、誤差を取り入れてしまい、大きなトレンドから外れてしまう恐れがあるので、次数はあまり変えないほうがいいといわれています。

このように、近似曲線を描くこと自体は簡単ですが、ケースによって使い分けるといいですね。

2/13/2019

Excel関数辞典 VOL.06。BETADIST関数~BIN2OCT関数

Excel関数辞典 VOL.06。BETADIST関数~BIN2OCT関数

<Excel関数>

今回は、BETADIST関数~BIN2OCT関数までをご紹介しております。

ベータ分布の確率算出したり、2進数関係の関数があったりと、日ごろ余り使わない関数かもしれませんが、専門職の方にはお馴染みなのかも?

BETADIST関数
ベータディスト
ベータ分布の累積確率を算出
BETADIST(x,α,β)

BETA.DIST関数
ベータ・ディスト
ベータ分布の累積確率を算出 Excel2010以降
BETA.DIST(x,α,β,関数形式)

BETAINV関数
ベータインバース
累積確率からベータ分布の値を逆算する
BETAINV(確率,α,β)

BETA.INV関数
ベータ・インバース
累積確率からベータ分布の値を逆算する Excel2010以降
BETA.INV(確率,α,β)

BIN2DEC関数
ビントトゥデック
2進数を10進数に変換する
BIN2DEC(数値)

BIN2HEX関数
ビントトゥヘックス
2進数を16進数に変換する
BIN2HEX(数値)

BIN2OCT関数
ビントトゥオクト
2進数を8進数に変換する
BIN2OCT(数値)

2/11/2019

Excel。日付+連番の管理番号を作りたいけど、注意が必要です。【Serial number】

Excel。日付+連番の管理番号を作りたいけど、注意が必要です。

<TEXT関数&COUNTIF関数>

日付+連番という形で管理番号を作る表があります。

A列の管理番号を作りたいのですが、ちょっと注意しないと、難しく考えてしまう恐れがあります。

例えば、日付から月を抽出するならば、MONTH関数。

日を抽出するならば、DAY関数を使ってと考えると思います。
確かに、これらの関数を使うのもいいのですが、数式が煩雑になりがちです。

考え方として、日付のところは、0付数値の年月が抽出できれば、いいわけですよね。

MONTH関数などをつかっても、結局0付数値にすることができませんので、さらに+αをしないといけません。

そこで、0付数値で年月を抽出場合には、TEXT関数を使うといいわけですね。

TEXT関数は、表示形式を指定したい形にすることができる関数ですね。

なので、今回は、TEXT関数とCOUNTIF関数だけを使って、日付連番の管理番号をつくっていきます。

一発で数式を作れるのですが、説明を兼ねて、まずは、E列以降を使って確認していきましょう。

E2をクリックして、TEXT関数ダイアログボックスを表示しましょう。

値には、B2。
表示形式を”mmdd”。

これで月日のデータを抽出することができます。
MONTH関数とか使うよりも簡単でわかりやすいですね。

しかも、”0”をつけた形で対応しています。

それでは、OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーしましょう。

E2の数式は、
=TEXT(B2,"mmdd")
となっていますね。

【連番はCOUNTIF関数】

同じ日の場合は、01~という連番を設定したいわけですね。
日付が変わるまで連番を設定する場合には、COUNTIF関数を使っていきます。

F2をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックを表示しましょう。

範囲には、$B$2:B2。

起点となるB2を絶対参照にしておいて、オートフィルで数式をコピーすると、起点のB2からの範囲が自動的に延長されて、その範囲内の対象データを数える動きをします。

検索条件は、B2。
OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーしましょう。

F2の数式は、
=COUNTIF($B$2:B2,B2)

あとは、0付数値に変える必要がありますので、TEXT関数を使って、数式を修正していきます。

=TEXT(COUNTIF($B$2:B2,B2),"00")
こうすることで、0付数値に変えることができましたね。

E列とF列で作成した数式を結合した形の数式をA列に作ればいいわけですね。

A2の数式は、
=TEXT(B2,"mmdd")&TEXT(COUNTIF($B$2:B2,B2),"00")
と設定してあげることで、日付+連番の管理番号を作ることができましたね。

TEXT関数は意外と使い勝手がいい関数なので、表示形式を使えればと思える場合には、TEXT関数を使うことで、比較的容易に解決できることもありますので、覚えておくといい関数の一つですね。