10/12/2023

Excel。アルファベットや丸数字はオートフィルの連続コピーができないので、どうするの【alphabet】

Excel。アルファベットや丸数字はオートフィルの連続コピーができないので、どうするの

<CHAR+CODE+SEQUENCE関数>

アルファベットや丸数字は、オートフィルで連続コピーをすることができません。

なぜかというと、「文字列」扱いだからですね。

ユーザー設定リストに登録してもいいのですが、面倒です。

連続コピー

 

そこで、関数をつかうことで、手早くアルファベットや丸数字を連続コピーすることができます。

C2に設定した数式は、

=CHAR(CODE("①")+SEQUENCE(5,,0))


SEQUENCE関数によるスピル機能によって、オートフィルをつかわないで、指示した件数の連続データをつくってくれます。


今回のポイントは、文字列には「+1」することはできませんが、文字コードならば「+1」することで、次の文字コードの文字を表示することが可能です。


そこで、一度、文字から文字コードを抽出するために、CODE関数で文字コードを算出します。

それが、CODE("①")

これで、「①」の文字コードを算出することができます。


その値に、以前はROW関数で行番号を和算させる数式をつくってオートフィルしていました。


今は、SEQUENCE関数があるので、事前に作成するデータ数がわかっているようならば、SEQUENCE関数をつかうことで、手早く連続データをつくることができます。


SEQUENCE(5,,0)を確認しておきましょう。


最初の引数は、「行」。

今回は「⑤」まで表示したいので、「5」とします。


2つ目の引数の「列」は不要なので、省略。


3つ目の引数は、「開始」文字コードに「+1」したいだけなので、省略してしまうと、1件目が「+1」されてしまうので、「0」にします。


これで、1~5の数値をつくることができます。


この数値を文字コードに和算します。


このままだと文字コードのままなので、CHAR関数をつかって、文字コードに基づく文字を表示してくれるという仕組みです。


このような方法を使うことで、アルファベットや丸数字を連続データをつくることができます。