10/02/2023

Excel。正数・ゼロ・負数で文字の色を手早く変更するには、表示形式をつかいます。【Plus or minus】

Excel。正数・ゼロ・負数で文字の色を手早く変更するには、表示形式をつかいます。

<表示形式>

条件によって、文字の色を変えるならば、条件付き書式をつかいます。


ただ、条件付き書式は、設定する条件数が増えれば増えるほど、面倒になってきます。


例えば、正数なら文字の色を青。

ゼロなら、文字の色を黒。

負数なら文字の色は赤。

というようにしたいなら、条件付き書式をつかうならば、3種類設定しなければなりません。


つまり、3回同じようなことをしないといけないというわけです。

ちょっと面倒ですね。

また、Excel VBAでプログラム文をつくるというほどのことでもない。


そこで、表示形式のユーザー定義をつかうことでも、文字の色を条件によって変更することも可能です。


今回は、誤差の値が、正数なら文字の色を「青」。ゼロならば、そのまま「黒」で、負数ならば、文字の色を「赤」にしたいわけです。


設定方法を確認していきます。

D2:D6を範囲選択します。


セルの書式設定ダイアログボックスを表示します。


表示形式の分類にある「ユーザー定義」をクリックします。

表示形式

種類に、

[赤][<0]-#,##0;[=0]0;[青]#,##0

と設定します。


これで、正数なら文字の色を「青」。

ゼロならば、そのまま「黒」で、負数ならば、文字の色を「赤」にすることができます。


設定した「[赤][<0]-#,##0;[=0]0;[青]#,##0」を確認しておきましょう。


[赤]や[青]ですが、これで文字の色を設定することができます。


あと、[<0]や[=0]とすると、[<0]はゼロより小さい場合、[=0]でゼロの場合の条件を設定することができます。


なので、[赤][<0]とすることで、「ゼロより小さい場合は文字の色を赤色」という条件をつくることができるというわけです。