【Excel時短】元データはそのまま!複数条件で「自動並べ替え別表」を作る革新関数
<SORTBY関数>
次の店舗別の販売金額一覧表があります。
この表を地域別でかつ、販売金額を降順で並べ替えをしたい場合、どのようにしたいいのでしょうか。
そして、単純に並べ替えをするのではなく、この表はそのままで、別表で並べ替えた表を用意したい。
このような場合、A1:D8のデータを別のところにコピーして、コピーした表を使って、データタブにある並べ替えをおこなうというのが、普通だと思います。
ただ、作業としては簡単でも、作業数が多くて、面倒です。
そこで、SORTBY関数をつかうと、手早く、地域別でかつ、販売金額を降順で並べ替えをした表をつくることができます。
F2に次の数式を設定します。
=SORTBY(A2:D8,C2:C8,1,D2:D8,-1)
これで、地域ごとの販売金額降順で別表をつくることができました。
SORTBY関数は、直接セル範囲を指定して並べ替えを行うことができます。
では、このSORTBY関数を確認しておきましょう。
最初の引数は、配列。
範囲選択なので、A2:D8を設定します。
2番目の引数は、基準1。
最初の並べ替えをしたい条件列なので、C2:C8。
3番目の引数は、2番目の引数で設定した基準1。
これを昇順で並べ替えをしたいので、「1」を設定します。
昇順が「1」で降順が「-1」です。
あとは、繰り返して設定するだけです。
これで、元表は残ったままで、複数列を基準にした別表をつくることができます。
なお、並べ替えをするSORT関数というのもありますが、単純な並べ替えだけです。
複数列を基準にする場合には、入れ子にしなければならないので、SORTBY関数のほうが可読性が高いです。