7/22/2025

【Excel時短】元データはそのまま!複数条件で「自動並べ替え別表」を作る革新関数【Multi-column】

【Excel時短】元データはそのまま!複数条件で「自動並べ替え別表」を作る革新関数

<SORTBY関数>

次の店舗別の販売金額一覧表があります。

元の表はそのままで、複数列を基準に並べ替えした別表をつくりたい

この表を地域別でかつ、販売金額を降順で並べ替えをしたい場合、どのようにしたいいのでしょうか。


そして、単純に並べ替えをするのではなく、この表はそのままで、別表で並べ替えた表を用意したい。


このような場合、A1:D8のデータを別のところにコピーして、コピーした表を使って、データタブにある並べ替えをおこなうというのが、普通だと思います。


ただ、作業としては簡単でも、作業数が多くて、面倒です。


そこで、SORTBY関数をつかうと、手早く、地域別でかつ、販売金額を降順で並べ替えをした表をつくることができます。


F2に次の数式を設定します。


=SORTBY(A2:D8,C2:C8,1,D2:D8,-1)

これで、地域ごとの販売金額降順で別表をつくることができました。


SORTBY関数は、直接セル範囲を指定して並べ替えを行うことができます。


では、このSORTBY関数を確認しておきましょう。


最初の引数は、配列。

範囲選択なので、A2:D8を設定します。


2番目の引数は、基準1。

最初の並べ替えをしたい条件列なので、C2:C8。


3番目の引数は、2番目の引数で設定した基準1。

これを昇順で並べ替えをしたいので、「1」を設定します。

昇順が「1」で降順が「-1」です。


あとは、繰り返して設定するだけです。

これで、元表は残ったままで、複数列を基準にした別表をつくることができます。


なお、並べ替えをするSORT関数というのもありますが、単純な並べ替えだけです。


複数列を基準にする場合には、入れ子にしなければならないので、SORTBY関数のほうが可読性が高いです。