Excel。事務職のデータ分析28。せっかく全体像を出したので、度数を求めてみる。
<FREQUENCY関数とヒストグラム>
数値の集まりから、最大値や中央値に最頻値など、全体像を把握するために算出したら、
次は、その数値がそれぞれどの程度存在するのかという
「度数」を算出するといいですね。
度数を把握できる、『度数分布表』を作っていきましょう。
【度数分布表を作る】
次の表を用意します。~5,000円と入力していません。表示形式を使っています。
表示形式は、ユーザー定義で、
"~"#,##0"円"
としています。
これは、度数を算出するための数式で使用する為ですね。
では、度数を算出していきますが、
度数を算出には、FREQUENCY関数を使うことで、
簡単に算出することができますが、
「配列関数」にしないと算出することができませんので、
数式を確定するときに、
ctrl + shift + Enterキーで確定させる必要があります。
それと、販売金額ですが、度数分布表を作る時には、
「階級」という見出しになりますので知っておくといいかもしれませんね。
なので、見出しを販売金額ではなく「階級」としておきます。
FREQUENCY関数の数式を作っていきますが、
配列関数なので、関数挿入ダイアログボックスを表示すると面倒なので、
直接入力するほうが楽です。
それでは、度数の範囲を選択します。
今回は、E15:E21を範囲選択します。
E15だけではありませんので注意が必要です。
=FREQUENCY($B$2:$B$26,D15:D21)
と入力したら、ctrl + shift + Enterキーを押しましょう。
{=FREQUENCY($B$2:$B$26,D15:D21)}
と数式に”{ }“が前後について、配列関数になりました。
度数も算出することができました。
このように、FREQUENCY関数を使うことで、
簡単に、数値がそれぞれどの程度存在するのかという
「度数」を算出することができました。
せっかく、度数を算出したので、「ヒストグラム」も作っちゃいましょう。
【ヒストグラムを作る】
D14:E21を範囲選択して、挿入タブの「縦棒グラフの挿入」から「集合縦棒」をクリックしましょう。
集合縦棒グラフが表示されましたが、元のデータが、数値だけのために、
おかしなグラフになっていますので、範囲などを修正する必要があります。
グラフツールのデザインタブの「データの選択」をクリックして、
データソースの選択ダイアログボックスが表示されます。
左側の凡例項目(系列)から、階級を削除します。
右側の横(項目)軸ラベルの編集ボタンをクリックします。
軸ラベルダイアログボックスが表示されますので、
D15:D21を範囲選択してOKボタンをクリックしましょう。
データソースの選択ダイアログボックスに戻りますので、
OKボタンをクリックしましょう。
グラフタイトルを削除して、グラフの大きさを調整しましょう。
あとは、棒グラフを太くしますので、棒グラフをダブルクリックするか、
棒グラフをクリックして、
書式タブの「グラフの要素」が「系列 "度数"」になっていることを確認し、
「選択対象の書式設定」をクリックします。
データの書式設定作業ウィンドウが表示されますので、
系列のオプションの「要素の間隔」を0%にしましょう。
今回は気持ち間隔をとってみますので、3%にしてみました。
これで、ヒストグラムが完成しました。
このように、ただの数値から、度数や、ヒストグラムを作って、
今までの会議資料にプラスしてみると、いいのかもしれませんね。