3/22/2022

Excel。エラー表示をやめたいなら、IFERROR関数が重宝します。【ERROR】

Excel。エラー表示をやめたいなら、IFERROR関数が重宝します。

<IFERROR関数>

見積書や請求書などで、使用するVLOOKUP関数。

ミスを抑制することもできるので、とても重宝する関数なのですが、検索値が見つからない、あるいは、空白だったりすると、「#N/A」(ノーアサイン)というエラーを表示してしまいます。


エラーが表示されたら、数式を削除して、また必要になったら、オートフィルで数式をコピーする。

または、一から数式を作成するのでは、時間がかかってしまいます。


かといって、エラーを表示したまま印刷するわけにもいきません。


そこで、エラーを表示させないように、関数をつかって対応していきます。


エラーを表示しないようにするには、概ね2パターンあります。


ひとつは、「IF関数」をつかったパターン。

商品コードが空白というケースのように、検索値が空白だったら、エラーが表示されるので、エラーだったら空白とするようにIF関数をつかって設定する方法があります。

数式としては、

=IF(B4="","",VLOOKUP(B4,$H$4:$J$7,2,FALSE))

ですね。


そして、もうひとつが、「IFERROR関数」です。

今回はこちらのIFERROR関数をつかって紹介していきます。


このIFERROR関数は、エラーが表示されたらどうするのかを設定すればいいだけの関数なので、IF関数をつかったケースよりもわかりやすいかもしれません。


最初から、数式を作り直してもいいですが、VLOOKUP関数のような場合、引数が多いので、直接数式を修正するほうが、楽かもしれません。


数式を次のよう修正しました。

=IFERROR(VLOOKUP(B4,$H$4:$J$7,2,FALSE),"")


結果は次のようになりました。


C4には、エラーが表示されていないことが確認できました。


このように、IFERROR関数をつかったネストにすることで、手早くエラーが表示を防いだ数式に修正することができました。


IFERROR関数の引数は、IF関数の場合と異なり、数式があって、その数式の算出結果がエラーだったらどのように表示するのかを設定します。


エラーの場合の値を、空白にするので「””(ダブルコーテーション×2)」で対応しています。


Excelでは、色々エラーが表示されることがありますので、対応方法の一つとして、IFERROR関数をつかってみるというのは、いいかもしれませんね。