3/10/2022

Access。クエリ。手早く月別売上集計のクエリをつくるにはどうしたらいいの【Aggregate】

Access。クエリ。手早く月別売上集計のクエリをつくるにはどうしたらいいの

<Access:Format関数>

Accessのクエリで、月別の売上集計を算出したい場合、日付のデータから、演算フィールドをつかって、月を抽出します。

そして、抽出でつくったクエリから月ごとに集計するということをイメージすると思います。


しかしこの方法だと、複数のクエリをつくることになり、作業効率からみると、あまりいいとはいえません。


このような場合、Accessでは、Format関数をつかって、書式を設定することで、簡単に集計することができます。


用意したテーブルです。


販売日フィールドは、年月日の一般的な日付です。

月のフィールドは用意していないので、月別の集計をこのテーブルのままでは集計することができません。


では、Format関数をつかってクエリを作っていきましょう。


クエリは、作成タブの「クエリデザイン」をクリックして、デザインビューでつくります。


演算フィールドの購入月フィールドには、

購入月: Format([販売日],"m\月")

と設定します。


Format関数は、書式を変更することができる関数です。

今回は、「m」とすることで、「月」という表示するにことができます。


Excelだと、表示形式を変えても、元のデータが月に変わるわけではないので、月別集計をすることはできませんが、AccessのFormat関数をつかえば、見た目の表示同士で、グループ化することが、できます。


またmのうしろの「\月」は、Accessの表示形式です。


Accessは、「\」がExcelの「&」のように「\(円マーク)以降の文字」を表示させることができます。


Excelだと「"月"」とつけるのと同じです。


あとは、集計行を表示させる必要がありますので、クエリデザインタブにある「集計」をクリックして、集計行を表示させます。


Format関数をつかったフィールドは、グループ化します。

売上高は集計したいので、合計と設定します。


あとは実行して確認してみましょう。


月別に売上高を合算することができました。


Format関数をつかうことで、複数のクエリを使わずに、月別集計を算出したクエリをつくることができました。


このように、ExcelにはないAccessならではの関数がありますので、色々試してみるといいかもしれませんね。