3/14/2023

Excel。相関係数の意味は散布図をつくると理解しやすくなります。【Scatter plot】

Excel。相関係数の意味は散布図をつくると理解しやすくなります。

<CORREL関数と散布図>

データとデータの相関(関係)が強いのか弱いのかというのを数値にしたのが、相関係数です。


この相関係数が「1」に近いと強いといわれています。


どのようなことなのか理解するには、データを「散布図」をつかって見える化してみるといいかもしれません。


次のデータを使ってみます。

相関係数

データAとデータBの相関係数は、B10に算出しています。


B10の数式は、

=CORREL(B2:B8,C2:C8)


CORREL関数をつかうと、手早く相関係数を算出することができます。

その結果は、「1」。


このデータAとデータBをつかって、散布図をつくっていきます。


A1:B8を範囲選択します。


挿入タブの「散布図」を選択します。


散布図のグラフが挿入されました。


グラフを大きく表示したいので、ラベルは削除した状態で、少しグラフを大きくしています。

縦軸・横軸ともフォントサイズを大きくしています。


データAの数値が大きくなれば比例して、データBの数値も大きくなっている。


これが確実といっていいレベルだということが見えます。

Y=10Xという一次方程式で表すことができます。


それでは、データBをいい加減な数値にしてみると、散布図がどうなるのか、確認してみましょう。


相関係数は、約0.8です。散布図を確認すると一目瞭然ですね。

散布図

プロットされているマーカーがバラバラで、規則性があるんだか、ないんだか。


このようなことから、相関係数が「1」に近いのか、遠いのかによって、データとデータとの間に相関(関係)が強いのか、弱いのを散布図をつかうことで、視覚的に知ることができます。