10/28/2024

Excel。オートフィルの連続コピーでABCを手早く入力したい【alphabet】

Excel。オートフィルの連続コピーでABCを手早く入力したい

<CHAR+CODE+ROW関数>

AからZまでを手早く入力するには、オートフィルだけでは連続コピーすることはできません。


数値ならばいいのですが…


そこで、次のような数式を設定するだけで、オートフィルで数式をコピーするだけで、連続コピーすることができます。

オートフィルの連続コピーでABC

A2に設定した数式は、

=CHAR(CODE("A")+ROW()-2)

です。

この数式を必要に応じて、オートフィルで数式をコピーすると、A~Zまでの連続したアルファベットを入力することができます。


では、数式を確認しておきましょう。


まず、CHAR関数は、数値を該当する文字に変更する関数です。


そこで、CODE(“A”)ですが、CODE関数は、文字を文字コードの数値に変換する関数です。


CODE(“A”)は、Aの文字コードを返す関数です。


なお、Aは65です。


よって、CHAR(65)とすれば、Aという文字を返してくれます。


ただ、=CHAR(CODE("A") だけだと、オートフィルで数式をコピーしても、すべてAが表示されるだけで、BC…は表示してくれません。


Bの文字コードは、66で、Cの文字コードは67です。


つまり、前の文字に「+1」されています。


どうやって、「+1」すればいいのでしょうか。


下方向に、オートフィルで数式をコピーする場合には、行番号を算出するROW関数が使えないかを考えるといいです。


A2に数式を設定します。

A2は2行目なので、ROW関数をつかえば、2と返してくれます。


A2は「A」を表示したいので、65+0にしたいわけです。

A3は「B」を表示したいので、65+1にしたいわけです。


ということで、

=CHAR(CODE("A")+ROW()-2)

とROW関数の値から「-2」することで、Aを基準としてプラスする値をつくることができます。


このように、Aからのアルファベットを連続コピーで作る場合には、

CHAR関数

CODE関数

ROW関数

を組み合わせることで、対応することができます。