Excel。表の最終行の下に移動して、手早く次のデータを入力したい
<HYPERLINK関数>
大きな表の場合に、新しいデータを追加するには、当然表の一番下まで移動しなければなりません。
表内をクリックして、Ctrl+↓でジャンプすることも出来ます。
ただ、一番下にはジャンプできますが、入力したいセルではないので、改めてクリックなどして入力するセルをクリックする必要があります。
そこで、HYPERLINK関数をつかうことで、対応することができます。
それでは、用意した表のE1に「一番下」という文字をクリックしたら、表の一番下のA9がアクティブになるようにHYPERLINK関数を設定します。
一度、E1の「一番下」という文字は削除します。
そして、E1に次の数式を設定します。
=HYPERLINK("#A"&COUNTA(A:A)+1,"一番下")
この数式で、A列の一番下の一つ下にジャンプしてアクティブにすることができます。
E1の文字には、ハイパーリンクが設定されています。
では、数式を確認しておきます。
=HYPERLINK("#A"&COUNTA(A:A)+1,"一番下")
最初の引数は、リンク先です。
"#A"&COUNTA(A:A)+1
COUNTA関数は、データが入力されている件数を算出してくれます。
見出しとデータ数の件数が算出できます。
その件数では、最終行になってしまうので、「+1」します。
それを「”#A”」に「&(アンパサンド)」で文字結合します。
セル番地にリンクさせるには、「#セル番地」としますので、A列の一番下の次のセルにジャンプしたいので、「”#A”」としています。
引数の2つ目は、別名です。
ここに設定した文字が表示されます。
E1には、最初「一番下」と入力してありましたので、同じように表示したいと考えましたので「”一番下”」と設定します。
これで、大きな表でも一番下まで、ジャンプすることができます。