4/26/2024

Excel。集合縦棒グラフの背面を平均値以上で塗り分けるには、どうしたらいい。【plot area】

Excel。集合縦棒グラフの背面を平均値以上で塗り分けるには、どうしたらいい。

<集合縦棒グラフ+AVERAGE関数>

集合縦棒グラフの背面を平均値以上かそうでないかを、視覚的にわかるように、塗り分けをしたいのです。

ただ、図形で塗りつぶすのでは、綺麗にできません。


次のようなグラフを作りたいわけです。

集合縦棒グラフの背面を平均値以上で塗り分ける

そこで、何か良い方法はないのでしょうか。


Excelのグラフは、作りたいグラフを表見するためのデータが必要です。

平均値と塗り分けるための数値を含めた表を作ります。


D列には、平均値を算出します。この値が、区分けの数値です。

D2の数式は、

=AVERAGE($C$2:$C$8)

D8まで、オートフィルで数式をコピーしています。


E列には、平均値からグラフのプロットエリアの上限を塗るための数値を算出しました。


販売金額の最高値が、1175なので、グラフのプロットエリアの上限を1200としました。


E2には、

=1200-D2

という数式を設定し、オートフィルで数式をコピーしています。


これで、表の準備が完了しましたので、グラフをつくっていきます。


B1:E8を範囲選択します。

挿入のグラフにある、「おすすめグラフ」をクリックします。

グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。


すべてのグラフタブにします。


組み合わせをクリックします。

販売金額を「集合縦棒」

平均値と1200-平均値は、ともに、第2軸として、「積み上げ面」に設定します。

設定後OKボタンをクリックします。


妙なグラフができましたが、気にせずに、設定作業を進めます。


左側の縦軸と右側の第2軸縦軸の最大値を1200に変更します。

書式タブをクリックして、「縦(値)軸」を選択したら、選択対象の書式設定をクリックします。


画面右側に「軸の書式設定」作業ウインドウが表示されます。


境界値の最大値を1200に変更します。

同じように、右側の第2軸縦(値)軸の最大値を1200で揃えます。


プロットエリアの上限まで塗りつぶすことはできましたが、左右を塗りつぶせていません。

そのためには、「第2横軸」を表示します。

第2横軸を修正することで、左右を塗りつぶすことができます。


グラフの右上にあるグラフ要素の+をクリックします。

軸に当てて、第2横軸にチェックマークをいれます。


グラフは、ますます、おかしくなりますが、気にせずに、作業をすすめます。

プロットエリアの上部に表示された「第2軸横軸」をクリックします。


軸の書式設定作業ウインドウの「軸のオプション」にある「軸位置」を目盛に変更します。


そして、グラフの右側に表示されている「第2軸縦軸」をクリックします。


軸のオプションにある「横軸との交点」を自動に変更します。

どの軸をアクティブにしているのかを確認しながら作業をおこなっていきましょう。


塗り分け自体は完成しましたが、第2軸 横軸や第2軸 縦軸が不要です。


不要な要素の処理をします。


第2軸 横軸を削除すると、元に戻ってしまいます。

そのため、第2軸 横軸は非表示にする処理をおこないます。


第2軸 横軸を選択します。


軸のオプションの「目盛の種類」を「なし」。

「ラベルの位置」を「なし」に設定します。


第2軸 縦軸は、DELキーで削除してもグラフに影響はありませんので、第2軸 縦軸を削除します。

集合縦棒グラフの背面を平均値以上で塗り分ける

あとは、フォントを変更する。塗りつぶした色を変更すれば、完成です。