Excel。塗りつぶしを1行目・2行目・3行目と異なり色で設定して繰り返したい
<条件付き書式+ROW&MOD関数>
今回ご紹介するのは、以前ご紹介したことがある、
1行おきに行を塗りつぶすテクニックの応用編という感じですが、
1・2・3行目のそれぞれが異なる色で塗りつぶすにはどうしたらいいのという、
ご質問から紹介することになったテクニックです。
やり方・作り方は、1行おきと変わらないのですが、
アレンジをするとイマイチわかりにくいということでしたので、
今回は、1・2・3行目のそれぞれが異なる色で塗りつぶす設定をご紹介していきます。
下記の表があります。
これを、
このように、
1・2・3行目のそれぞれで色分けされるように設定するにはどうしたらいいのでしょうか?
というのが、今回ご紹介するテクニックです。
まず、考え方ですが、
行番号を算出するROW関数と除算した余りを算出するMOD関数の組み合わせと、
さらに、条件付き書式を使っていくことになりますが、
どのようなパターンになっているのか?と考えてみると、
行数を3で割って、その余りが0なのか?1なのか?2なのか?を導き出して、
その算出された余りの数値を使って、判断させるようにすればいいように思えます。
さて、そのまま、条件付き書式を設定するとしても、
まずはどのような数式を設定したらいいのか?を考えてから、
条件付き書式を設定していく方がよいと思われます。
Excelの経験値が高い方は、ストレートに設定が出来ますが、
Excelの経験値が少ない方は、
なかなか条件付き書式の数式は難易度が多少高いように思われますので、
一度、数式を作ってみることにしましょう。
G4をクリックして、MOD関数ダイアログボックスを表示しましょう。
数値には、ROW()
除数には、3
と入力してOKボタンをクリックしましょう。
答えは1ですよね。行数は4を3で割ったら、余りは1ですよね。
そして、G4の数式は、
=MOD(ROW(),3)
この数式のあとに、=1 とつけて、条件付き書式の数式を作っていくわけです。それでは、B4:F16を範囲選択して、条件付き書式から新しいルールをクリックしましょう。
次に、新しい書式ルールダイアログボックスが表示されますので、
「ルールの種類を選択してください」の中から、
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
「ルールの内容を編集してください」のボックスをクリックして、
=mod(row(),3)=1
と入力して、書式ボタンをクリックしましょう。セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしの中から、好きな色を選択してOKボタンをクリックしましょう。
新しい書式ルールダイアログボックスに戻りますので、OKボタンをクリックします。
これで、1行目の塗りつぶしが出来ましたね。
これと同じように2行目、3行目も設定していきます。
2行目は、
数式は、
=MOD(ROW(),3)=2
これで、2行目が塗りつぶせましたので、最後ですね。
数式は、
=MOD(ROW(),3)=0
これで、完成しましたね。
このテクニックを知っていると、
このように用途に合わせて塗りつぶしを設定することが出来ますよ。