PowerPoint。06回。PowerPointで文字だらけのスライドを見やすくするために
<フォント・段落>
PowerPointというアプリケーションは、非常に自由度が高いのですが、
市販のPowerPointの書籍やテキストと現場で使われていることとの間に、
かなりの違いがありまして、研修の時などに、このようなことをやっているのですが、
どうしたらよくなりますか?などとご質問を受けることがあります。
それは、PowerPointのスライドに文章ばかり、
文字ばかりの報告書などを作成しているケースのことです。
意外かもしれませんが、
一つの報告書を文字ばかりのスライドを複数枚でPowerPointを使って作成しているところが
結構あるのです。
よくあるテキストは、スライドショーを前提に、あるいは、図形をいれたいりして、
わかりやすいスライドを作成する為のテクニックを紹介しておりますが、
それとは、完全に真逆な世界があるのです。
そこで、今回は、あくまでも文字を中心としたテクニックに関してご紹介をしていきます。
下記のスライドがあります。
このように文字ばかりのスライドですね。
わかりやすくするなら、図形を使って…と思いますが、その方法は使いません。
今回はあくまでも、フォントと段落でやっていきます。
以前もご紹介したことがありますが、
まず確認すべきことは、A4で印刷する場合には、サイズを変更する必要があります。
それではA4に変更してみましょう。
デザインタブのページ設定をクリックすると、ページ設定ダイアログボックスが表示されます。
このスライドサイズの指定から、A4を選択してOKボタンをクリックします。
すると、わずかですが、スライドの横幅広がったのがわかります。
さて、箇条書きというか段落が詰まりすぎていて読みにくいですよね。
まずは基本中の基本、段落前・段落後を調節するところから始めましょう。
これは、Wordと同じ機能ですが、単位が異なっていますので、注意が必要です。
では、ホームタブの段落ボタンをクリックして、段落ダイアログボックスを表示しましょう。
この段落ダイアログボックスの間隔にある、段落前を24ptに変えてみます。
すると、箇条書きと箇条書きの間が広がりましたね。
また、Wordと同じように、段落内改行も存在しております。
最初の段落にある、これらのギャラリーのこれらから、
読みやすくするために改行したい場合は、Enterキーではダメですよね。
Enterキーを押してしまうと、別の段落になってしまいます。
そこで、Shift + Enterで、段落内改行をすることが出来ます。
このようにするだけでも、読みやすくなりますね。
今回は、基本の基本でしたので、また次回に、色々なことをご紹介していきます。