Access。テーブル。フリガナの自動設定を確認してみよう。
<Accessのテーブル>
最近、Access研修の依頼が増えてきているようでして、
必ずお話している、フリガナを自動的に入力する設定を、今回はご紹介していきます。
なお、Access2013を使用しております。
次のテーブルがあります。
フリガナの設定をご紹介する前に、
データ型について気になった方がいらっしゃると思いますので、
お伝えしておくと、
データ型。「短いテキスト」となっていますが、これは、旧来の「テキスト型」のことです。
旧来の「メモ型」は、「長いテキスト」というように変わっております。
まぁ、確かに、わかりやすくなったような気もしますが、
Access2010までとAccess2013からとでは、異なっている点があったりしますね。
さて、本題に戻りましょう。
今回の動きとしては、氏名フィールドに入力したら、
フリガナフィールドにその入力を元に、
フリガナが自動的に入力されるということをさせたいわけです。
そこでまず、当たり前ですがテーブルには、フリガナのフィールドが必要になります。
研修でも、よくお話しするのですが、設定するのは、非常に簡単なのですが、
逆に設定してしまう方を多く見受けますので、最初の最初が肝心になります。
氏名フィールドに入力したら、
フリガナフィールドにフリガナのデータが入力されてくるわけですよね。
ということで、クドイようですが、設定をするのは、氏名フィールドということになります。
そして、Accessでは、基本細かいことや、
設定を行うには、「プロパティ」で設定する事になって行きます。
では、氏名フィールドをクリックして、フィールドプロパティを確認して行きましょう。
フィールドプロパティのふりがなのボックスをクリックして、ビルドボタンをクリックしましょう。
「ふりがなウィザード」が起動してきますので、設定して行きます。
ふりがなの入力先。
今回は、テーブルのフリガナフィールドに入力するようにしますので、
「既存のフィールドを使用する」にチェックをします。
そして、ふりがなの文字種を設定していきますが、今回は、全角カタカナにします。
では、完了ボタンをクリックしましょう。
確認のダイアログボックスが表示されてきますので、OKボタンをクリックします。
ふりがなに、フリガナというのが表示されていますね。
これで、設定完了したことが確認できました。
これで、氏名を入力すると、フリガナに、そのフリガナが入力させるようになりました。
Excelだと、PHONETIC関数というのを使ってフリガナを表示させるようにするのですが、
Excelだと、関数が設定されているセルには、当然”数式”が設定されていますので、
フリガナの読みがことなっている場合は、数式を消すわけにはいきませんので、
その元のデータのフリガナを編集する必要がありますが、
Accessの場合は、数式ではありませんので、読みが異なる場合には、
直接入力して修正することが可能です。
このような、一点だけからも、
ケースバイケースで、Excelを使ったほうがいいのか?Accessを使ったほうがいいのか?
現場では考える必要があるのかもしれませんね。