Excel。シートの保護の設定方法をおさらいしてみよう。
<シートの保護>
以前BLOGに書きましたが、なかなかExcelの操作のなかで、やりたいことはわかるけど、設定方法がよくわからない・わかりにくい。
と耳にする一つに、
【シートの保護】
がありますので、今回は、おさらい。ということで、改めてですが、【シートの保護】について書いてみようと思います。
【シートの保護】は、文字通りに、シートを保護するものなのですが、
シートの保護自体のボタンをクリックすればいいこと自体は問題ないようなのですが、
その準備段階を忘れちゃう。あるいは、何それ?ということがあるようですね。
そこで、次の表を使って設定方法を確認してきましょう。
【シートの保護】を設定すると、このシート全体にフィルムを貼るというか、ラミネートするかのように、セルを編集することが出来なくなります。つまり、文字入力も出来なくなります。
とりあえず、【シートの保護】を行ってどうなるのかを確認してみましょう。
アプローチには、2箇所ありますが、まずは、ホームタブで【シートの保護】を行っていきます。
ホームタブの書式ボタンの▼をクリックして、「シートの保護」をクリックします。
シートの保護ダイアログボックスが表示されますので、
ここは、そのままOKボタンをクリックします。
なお、パスワードを設定すると、パスワードを入力し無い限り、
解除することが出来なくなりますが、パスワードを亡失してしまうと、
取り返しが付きませんので、ご注意ください。
また、このシートのすべてのユーザーに許可する操作にチェックマークをつけると、
シートの保護をしていても、その項目の作業に関してはOKになるという仕組みです。
OKボタンをクリックすると、シートの全部のセルは入力が出来なくなります。
それと証明するように、リボンの多くの操作がグレーアウト、
すなわち作業出来なくなっていることに、気づきます。
セルをクリックして、文字を入力してみましょう。
このようなメッセージダイアログボックスが表示されて入力することができません。
これが【シートの保護】なのですが、
では、入力したいセルがある時にはどうしたらいいのか?というと、
「セルのロック」をOFFにしてあげる必要があります。
それでは、シートの保護を解除しておきましょう。
まず、入力する必要があるセルを選択します。
イメージとしては、穴がいたフィルムをのせる感じですね。
目口鼻が開けてある顔のパックというほうがイメージしやすいかもしれませんね。
今回は次のところが対象になりますので、わかりやすいように緑色を設定しております。
A3とA7:A9とD7:D9を範囲選択します。
ホームタブの書式の▼をクリックして、「セルのロック」をクリックして、OFFにします。
通常はONになっているので、
【シートの保護】を設定するとロックされて入力編集作業が出来ないという仕組みなので、
OFFにする必要があります。
では、改めて、「シートの保護」をクリックして設定して行きましょう。
先ほど、「セルのロック」でOFFにした範囲選択したセルだけ入力することが出来ますよね。
このように、【シートの保護】は、【セルのロック】をしてから、【シートの保護】を行いますので、
まず入力したいセルがあるときには、
【セルのロック】をOFFにすることを忘れないようにしましょう。
なお、【シートの保護】は、複数のシートをまとめて設定は出来ませんので、
1枚ずつ設定して行きましょう。