<IF+IF関数 IF+AND関数>
初心者さんの研修や、新人研修において、当然関数。
とりわけIF関数がひとつの分水嶺になるわけですが、
IF関数になれてきたあとに、いよいよ、ネストを紹介していくわけですが、
そのネストの基本の基本になるのは、IF+IF関数だと思われます。
そこで、改めて、IF+IF関数を確認して見ましょう。
次の表があります。
E列の判定には、B列の売場面積が、80以上ならA。50以上ならB。
それ以外はC。と算出するように数式を作っていきましょう。
さて、なれていない方は、まず作り始める前に、
やりたい事を図にしてから、作成するといいでしょう。
このように、流れ図を作ってあげれば、あとは数式を作るだけですね。
今回は関数ダイアログボックスを使って行きますが、手入力でもOKですよ。
では、E3をクリックして、IF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
論理式には、B3>=80
以上ですので、>=ですね。
真の場合、つまりYESの場合なので、”A”と入力します。
そして、いよいよ、ここがわかりにくいところですが、ネストのIFを作りますので、
偽の場合のボックスをクリックして、名前ボックスの▼をクリックして、IF関数をクリックします。
ネストの作り方になれていない時は、
ダイアログボックスが新しく表示されたのがわからなくて、消えちゃったように、
見間違える方もいるようですが、数式バーをみれば、
まだ数式を作っている途中というのがわかります。
それでは、ネストのIF関数を作っていきます。
論理式は、B3>=50
真の場合には、”B”
偽の場合には、”C”
あとは、OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーしてみましょう。
なお、E3の数式は、
=IF(B3>=80,"A",IF(B3>=50,"B","C"))
このように、ネストの関数を挿入するところを間違えなければ次第に慣れてくると思います。
では、折角の機会なので、IF+AND関数も紹介しておきましょう。
AND関数は、双方の条件が満たされる場合ということになります。
例えば、F列に、AND判定という列を作り、C列の売上が400以上で、
アイテム数が200以上のものを○、それ以外のものを×と表示する数式を作っていきましょう。
まずは、F3にIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
このIF+AND関数や、
IF+OR関数を関数の引数ダイアログボックスで作成していく場合のコツなのですが、
まずは、真の場合と、偽の場合に判定結果を入力しておきます。
今回は、
真の場合には、”○”
偽の場合には、”×”
なぜ、先に入力しておくのかというと、慣れれば、問題はないのと、
手入力でも、問題は無いのですが、
論理式でAND関数ダイアログボックスにて作成後に、
IF関数ダイアログボックスに戻ってくる必要があるということを、
忘れてしまうと、エラーになってしまうからなのです。
論理式に、ネストでAND関数を挿入した後、数式を作った後に、
そのダイアログボックスでOKボタンをクリックしてしまうと、
まだ、IF関数のダイアログボックスの真の場合と、
偽の場合のボックスが未入力なので、エラーになってしまうのです。
では、改めて、論理式にAND関数ダイアログボックスを作っていきます。
論理式1には、C3>=400
論理式2には、D3>=200
IF関数で、すでに、真の場合・偽の場合に入力が終わっていますので、
OKボタンをクリックして、オートフィルを使って数式をコピーしましょう。
F3の数式は、
=IF(AND(C3>=400,D3>=200),"○","×")
関数のネストになれていない方は、機会があれば少しずつ慣れていくと、
Excel力がアップしますよ。