Excel。事務職のデータ分析その10。散布図に平均値を表示する方法
<散布図のアレンジ>
さて今回は、量的関係を把握するのに使うことが多い【散布図】の作り方を紹介していきますが、
以前作り方は書いたことがあるので、
今回は少しアレンジして、
平均値も同時に描くにはどうしたらいいのか?という
【散布図+平均線】というグラフを作ってみましょう。
次のようなグラフを作成していきます。
そして、次の表を使っていきます。
最初に、【散布図】を作成していきましょう。
B1:C11を範囲選択して、
挿入タブのグラフにある【散布図】を選択しましょう。
このようなグラフが表示されます。
近似曲線を追加しましょう。
グラフ要素にある、「近似曲線」の線形をクリックします。
これで、近似曲線を描くことが出来ます。
データラベルは後ほどとして、
この【散布図】に平均値の線を描くにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、表をアレンジします。
D列は、売上本数の平均値を算出します。
D2の数式は、
=AVERAGE($C$2:$C$11)
これを、オートフィルで数式をコピーします。
E列の横軸ですが、
0から40までで、設定します。
【散布図】なので、
X軸である横軸の数値が必要なのでこのE列を用意する必要があります。
では、グラフをアクティブ(クリック)します。
カラーリファレンスを使って、
売上本数の右下にあるハンドルを平均値まで
ドラッグして平均値を含めます。
グラフはこのように変化しました。
追加されました、平均値をどれでもいいので、クリックします。
再びカラーリファレンスを使って修正していきます。
気温の紫色のカラーリファレンスをE列の横軸に移動します。
グラフはこのように修正されました。
横軸の最低値と最高値を変更します。
横軸をダブルクリックするか、横軸をクリックして、
書式タブのグラフ要素が、「横 (値) 軸」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックすると、
右側に作業ウインドウが表示されますので、
軸の書式設定の「軸のオプション」にある、
最小値を10に、最大値を40に変更します。
では、平均値を”点”から”線”に変更していきます。
グラフをアクティブにして、
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックして、
グラフの種類の変更ダイアログボックスを表示して、
「すべてのグラフ」の平均値を、
【散布図(直線)】に変更して、OKボタンをクリックしましょう。
グラフに平均線が引けました。
あとは、線を太くしたり、データラベルを表示させたり、
軸ラベルを表示させたりして完成させましょう。
このように、通常の【散布図】もアイディアで
色々プラスアルファすることも出来そうですので、
試してみてはいかがでしょうか?