6/10/2025

Excel。似て非なる平均の関数。平均値が異なる原因の一つに関数が違うんです。【AVERAGE】

Excel。似て非なる平均の関数。平均値が異なる原因の一つに関数が違うんです。

<AVERAGE関数とAVERAGEA関数>

遠投結果をAさんBさんの二人で、平均値を求めました。


B9とD9の結果は同じになっています。


あとから、B5とD5が実は「パス」していたので、「パス」と入力してみました。


入力後、2人の平均値が異なってしまいました。


先ほどまで、結果は同じだったのですが、トラブルが発生してしまいました。


平均は平均でも、選択した関数が異なっていたのが原因です。


それでは、数式を確認してみましょう。


B9の数式は、

=AVERAGEA(B3:B7)

よくみると、AVERAGE関数ではなくて、AVERAGEA関数です。


このAVERAGEA関数は、範囲内の文字を除くのではなく、「0(ゼロ)」として含めてしまった、平均を算出します。


D9の数式は、

=AVERAGE(D3:D7)

こちらは、お馴染みのAVERAGE関数です。


AVERAGE関数は、範囲選択内の文字は除外して、平均値を求める関数です。


「A」のあるなしで、結果が大きく異なってしまいました。


文字を含めた平均値を算出したいときには、AVERAGEA関数をつかいますが、通常の平均値は、AVERAGE関数でもとめます。