9/19/2017

Excel。料金量がわかりやすい階段グラフの作り方【Staircase graph】

Excel。料金量がわかりやすい階段グラフの作り方

<階段グラフ>

少し前ですが、
携帯電話会社さんが料金プランを変更というニュースがありました。

そこに掲載されいたグラフみたいなものを、
Excelで作れないかなぁ~と思い作成してみたら意外と大変だったので、
今回は、そのグラフをご紹介します。

作りたいのは次のようなグラフです。

このような階段状に描くのが、意外と簡単ではないんですね。

次の表があります。

階段グラフにしていきますが、
折れ線グラフで簡単に作れるか確認してみましょう。

A1:B6を範囲選択して、折れ線グラフを作ってみましょう。

当然ですが、点と点を結ぶ線が折れ線グラフですから、
階段状には描いてくれませんよね。

2点アレンジをしないと、階段グラフを作ることは出来ません。

1点目は、表をアレンジします。
2点目は、折れ線グラフではなくて、「散布図」で作成します。

では、表をアレンジします。

散布図で描くために、表を修正していきます。

D列の横軸は、最初を0(ゼロ)として、
1を2個というように数値を振っていきます。

E列の縦軸は、E2には=B2。E3にも、
=B2というように数式をセル参照で作っています。

表を作るのに、多少面倒ですが、
なんでこんな表を作るのかというと、3行が一組になっています。

説明すると、
「D2の0が始点で、D3で横に1移動して、D4で縦に移動する」
というように描かせて、
繰り返すことで、階段状でグラフを描いていくことができます。

D1:E11を範囲選択して、散布図の「散布図(直線)」をクリックします。

このようなグラフが表示されました。

横軸の最大値を5に変更しますので、
横 (値) 軸をダブルクリックするか、
クリックして書式タブのグラフの要素が、
横 (値) 軸になっているのを確認して、
その下にある、「選択対象の書式設定」をクリックします。

軸の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
「軸のオプション」の最大値を5に変更します。

階段グラフそのものは作ることが出来たのですが、
横 (値) 軸は、1Gというように表示したいし、
データラベルも表示したいですが、
今のままで表示してしまうと、

このように、データのポイントごとにデータラベルを表示してしまいます。

では、データラベルと、横軸を修正していきましょう。
ここからが、「腕の見せ所」です。

A1:B6を範囲選択して、コピーをします。

Ctrl+Cでもいいですし、コピーボタンでもOKです。

そして、グラフをクリック(アクティブ)にして、貼り付けます。
Ctrl+Vでも、貼り付けボタンでもOKです。

もう一つグラフが登場しましたが、気にせずに、
元からあった、階段グラフをクリックします。

書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックして、
「データ系列の書式設定」ダイアログボックスを表示します。

系列のオプションの使用する軸を【第2軸】にします。
そう、第2軸のグラフにアレンジしていくのです。

次に、第2横軸を表示させます。グラフの上部に第2横軸が表示されます。

上部に表示された第2横軸を先程と同じように、最大値を5に変更します。
そして、追加したグラフをクリックします。

グラフの種類を「集合縦棒」に変更します。
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、
集合縦棒をクリックします。

グラフはこのように変わりました。

ここまでくれば、あと一息です。

集合縦棒をクリックして、データラベルを表示します。

そして、
図形の塗りつぶしを「なし」に、図形の枠線も「なし」にします。

第2縦軸をクリックして、DELキーを押して削除します。

凡例も削除しましょう。

階段グラフをクリックして、線を太くしましょう。

最後に、第2横軸を消します。

第2縦軸のようにDELキーを押しても上手くいきませんので、
第2横軸をクリックして、選択対象の書式設定」をクリックして、
軸の書式設定ダイアログボックスを表示します。

軸のオプションの目盛の種類を「なし」に
軸ラベルも「なし」にしましょう。

これで、階段グラフが完成しました。

Excelはアイディア次第でいろんなグラフを作成することが出来ますので、
機会があれば、色々挑戦してみてると面白いですよ。