8/21/2025

Excel。MOSの試験範囲。支払い回数を求めるのがNPER関数です。【NPER】

Excel。MOSの試験範囲。支払い回数を求めるのがNPER関数です。

<NPER関数>

MOSの試験範囲にもある、NPER関数ですが、苦手という人もいらっしゃいますので、今回は、NPER関数について紹介していきます。


NPER関数は、Number of Periodsの略です。


資金計画やローン返済で、一定の利率で定期的に支払われる定額の支払い(または受け取り)に対して、目標金額を達成するのに必要な期間(回数)を求める関数です。


たとえば、「ローンを毎月いくら支払ったら、何回で完済できるのか」など、期間の逆算が必要な状況で使用します。


改めてですが、NPER関数は、返済する「回数」です。

PMT関数は返済する「定期支払額」です。


MOSで、回数だったら、NPER関数。

金額だったらPMT関数をつかうと覚えておくといいかもしれません。


では、次の表でNPER関数を紹介します。

MOSの試験範囲。支払い回数を求めるのがNPER関数です

C5に設定したNPER関数は、

=NPER($B$1/12,$B5,C$4,,0)


あとは、オートフィルで数式をコピーします。

では、数式を確認しておきましょう。


NPER関数の基本的な書式は次の通りです。

NPER(利率, 支払額, 現在価値, [将来価値], [支払期日])


最初の引数の利率は、B1です。

オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照を設定します。

ポイントは、求める単位が「月」なので、「/12」する必要があります。


2番目の引数の支払額は、B5です。

オートフィルで数式をコピーします。

列固定の複合参照にする必要がありますので、$B5と設定します。


3番目の引数の現在の価値は、借入金のことなので、C4です。

こちらも、オートフィルで数式をコピーしますので、行固定の複合参照にする必要があります。

C$4と設定します。


4番目の引数は、将来価値です。

借入金は返し終われば0円になりますので、0でもいいですし、省略してもOKです。

今回は省略しました。


最後の引数は、支払期日です。

期首なら1。

期末なら0を設定します。

今回は、期末なので0と設定します。