Excel。誕生日から満年齢を求めるのにDATEDIF関数よりもYEARFRAC関数はいかが?
YEARFRAC関数
前回ご紹介の続きとなりますが、満年齢を求めるのにはどうしたらいい?ということで、
DATEDIF関数をご紹介しましたが、このDATEDIF関数。関数の挿入ダイアログボックスでは、
見つけることができませんので、手入力で数式を作成するというお話をさえていただきました。
仕事でつかえるExcel講座や、企業研修などでも、このDATEDIF関数は紹介するのですが、
やはり、手入力ということだけあって、ちょっと取っ付きにくい。
そこで、満年齢だけでしたら、別の方法。
つまりYEARFRAC関数を今回ご紹介したいと思います。
このYEARFRAC関数もなじみがないと思いますが、このYEARFRAC関数は、
関数の挿入ダイアログボックスから検索して、
YEARFRAC関数のダイアログボックスも表示されますので、数式を作成する場合は、
YEARFRAC関数のほうがわかりやすいという面もあります。
まず、今回は、E5に、YEARFRAC関数を使って、満年齢を求めていきます。
E5をクリックして、YEARFRAC関数のダイアログボックスを表示しましょう。
開始日には、誕生日のC5を入力します。
終了日には、日付のD5を入力します。
そして、基準ですが、この意味はというと「計算に使う基準日数を示す数値」を入力します。
基準 基準日数 (月/年)
0 または省略 30 日/360 日 (NASD 方式)
1 実際の日数/実際の日数
2 実際の日数/360 日
3 実際の日数/365 日
4 30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)
という設定ができるようになっておりますので、ここは実際の満年齢ですから、
基準には、1と入力します。
そして、OKボタンをクリックしましょう。
E5は、小数点になっているので、三桁区切りにできる、桁区切りスタイルを設定しましょう。
”,”のボタンですね。そうすると、
34と表示されましたね。
DATEDIF関数よりも、こっちのほうが分かりやすいと思いますが、ただ、基準が厄介ですよね…。
といことで、せっかくなので0~4まで結果がどうなるのかやってみましょう。
E5をクリックして、表示形式を標準に戻しておきましょう。
また、わかりやすいようにD5の日付を2013/12/31にしておきましょう。
では、基準0または、省略では、どのような数値になるのかやってみましょう。
結果は、34になってしまいましたね。これは使えませんね。そりゃそうですね。
360日で計算している訳ですから。
1は、やりましたので、続いて2をだとどうなるでしょうか?
結果は、これもダメ…
使えませんね。そりゃ、360で割ったらだめですよね。
続いて3ですが、365で割ってもいいけど。
結果は、うるう年を無視。これもダメ。
では、最後に4をやってみようと思いますが、
結果は、33になるのでいいのかなぁ~と思いますが。
実際の日数ではないうえに、360で割っていますので、偶然という結果。
なので、ここは、当然と言えば当然なのですが、基準は、1を使うわけですね。
ということで、YEARFRAC関数をご紹介しました。