Excel。ドーナツグラフの【穴】を塗りつぶしたい
<ドーナツグラフ>
通常ドーナツグラフを作ると、ドーナツの穴のところは白色な訳です。そこをわかりやすくしたいのかは、
わかりませんが、その穴を塗りつぶしたいけど、
どうやっても出来ないというご質問がありましたので、
今回ドーナツの穴を塗りつぶす方法をご紹介していきます。
ただし、Excel2010ということで紹介します。
というのも、Excel2013以降だと
簡単に穴を塗りつぶすことが出来るからです。
ということで、作りたいグラフはこのようなグラフです。
ドーナツの穴が塗りつぶされていますよね。
別に図形の円を描いて塗りつぶしをするのがいい効率だとは思うのですが…
ということで、今回の表は次のような表を作ります。
B列がなぜあるのか?というと、
【二重ドーナツグラフ】を作成するからです。
そして、以前BLOGでご紹介したように、
内側のドーナツが左側の列で表現されますので、このような表になっています。
そして、B2ですが、これはC7をセル参照していて、
表示形式はユーザー定義で、”人”を付けてあります。
では、A2:C6を範囲選択して、「ドーナツグラフ」を挿入していきましょう。
挿入タブの「その他のグラフ」にある、「ドーナツ」をクリックしましょう。
二重ドーナツグラフが挿入されましたね。
凡例は不要ですので削除します。
そして、外側ドーナツを太くします。
外側ドーナツをクリックして、
書式タブの選択対象の書式設定をクリックすると、
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
系列のオプションの「ドーナツの穴の大きさ」を25%に変更して、
閉じるボタンをクリックします。
これで、外側ドーナツが太くなりましたね。
ここでポイントなのですが、
内側ドーナツの穴を埋めることが出来れば問題はないのですが、
Excel2010ではドーナツグラフの穴を0%にすることが出来ません。
確認してみましょう。
内側ドーナツをクリックして、先程と同じ方法で、
「ドーナツの穴の大きさ」を0%にしてみましょう。
なんと、10%までしか小さくすることが出来ないのです。
そこで、内側ドーナツを円グラフに変更していきます。
内側ドーナツをクリックして、
デザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。
グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示しますので、
2-D円グラフをクリックして、OKボタンをクリックしましょう。
外側ドーナツがさらに太くなりますので、
外側ドーナツをクリックして、ドーナツの穴の大きさを50%に戻しましょう。
内側の円グラフをクリックして、好きな色で塗りつぶしをしましょう。
これで、ドーナツの穴を塗りつぶすことが出来ましたので、
外側ドーナツグラフと
内側円グラフにデータラベルを表示させてあげて完成ですね。
このように、グラフの種類も変えることによって、
こんなことも出来るんですね。