6/01/2018

Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。Excel2016【Radar Chart】

Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。Excel2016

<レーダーチャート>

資料の一つとして、見かけることがある、
レーダーチャート(レーダーグラフ)ですが、
Excelで作る場合、最終的な完成形を考えないで作ると、
トラブルが発生しちゃいます。

次のデータを使って、まずは、レーダーチャートを作ってみましょう。

A1:B7を範囲選択して、
挿入タブの「等高線グラフまたはレーダーチャートの挿入」から、
レーダーを選択しましょう。

すると、このようなレーダーチャートが挿入されましたね。

このレーダーチャートにマーカーを付けようとしたら、
グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」を使って、
マーカー付きレーダーチャートにすればいいわけですね。

このように、マーカー付きレーダーチャートに変わりました。

さて、このマーカーを付けたまま、
レーダーチャートの中を塗りつぶすとしたらどうしたらいいのでしょうか?

グラフの種類を、先程と同じように、
グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」を使って、
塗りつぶしレーダーに変えてみるとどうなるでしょうか?

なんと、マーカーがなく、
単なる、塗りつぶしレーダーチャートになっただけですね。

当然といえば当然なのですが、塗りつぶしレーダーに変わったわけですから、
マーカーはないわけですね。

では、マーカーを付ければいいのでは?と思うかもしれませんが、
データ系列の書式設定作業ウィンドウを表示させて、
系列のオプションにある、マーカーのオプションから組み込みを選んでみても、
マーカーが付きません

ようするに、塗りつぶしレーダーにマーカーを付けることが出来ないわけです。

それならば、ダミーデータを使ってマーカー付きレーダーチャートと
塗りつぶしレーダーを合わせる必要があります。

では確認してみましょう。

表を次のようにダミーを追加して、A1:C7を範囲選択して、
マーカー付きレーダーチャートを作ります。

マーカー付きレーダーチャートが挿入されましたね。

凡例は不要なので、削除して、
ダミーを塗りつぶしレーダーに変更していきましょう。

グラフツールのデザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスのすべてのグラフにある、
「組み合わせ」を選んで、新宿店をマーカー付きレーダーにして、
ダミーを塗りつぶしレーダーにして、
第2軸を選択してOKボタンをクリックしましょう。

このように、マーカー付き塗りつぶしレーダーを作ることが出来ましたね。

なお、第2軸を使わないと次のようになってしまいます。

なぜだか、9月の次のデータが登場して、
レーダーチャート自体が壊れてしまいますので、注意が必要です。

このように、レーダーチャートを塗るだけなのか?
マーカー付きだけなのか?両方なのか?によって作り方が変わってきますので、
注意が必要なんですね。