8/03/2018

Excel。集合縦棒グラフに縦目盛り線を表示するには?【Graduation line】

Excel。集合縦棒グラフに縦目盛り線を表示するには?

<集合縦棒グラフ:縦目盛り線>

次のグラフは、Excel2003までには、簡単にできたことが、
Excel2007以降ではできなくなってしまったものに、
目盛線というのがあります。

あえて、グラフと同じ色にしたので、
見えにくいのですが、6月と7月の間に、縦線がありますよね。

それが、目盛線っぽく作ったものです。

Excel2003のグラフでは、グラフオプションダイアログボックスの中に、
目盛線というのがあったので、
区切り線のようなものを簡単に挿入できたのですが、
Excel2007以降では、その機能がなくなってしまったので、
簡単に作ることができません。

しかしながら、見やすくするなど、
縦目盛線を描きたいということもあるかと思いますので、
今回は、縦目盛線の作り方を紹介していきます。

グラフを作るための表を次のように作ります。

A1:C7は、集合縦棒グラフそのもののデータです。

E1:F3のデータが、縦目盛線のためのデータです。

最初に、集合縦棒グラフを作りますので、
A1:C7を範囲選択して、挿入タブの縦棒グラフの挿入から、
集合縦棒グラフをクリックして挿入していきましょう。

まずは、ごくごく普通の集合縦棒グラフが挿入されました。

さて、ここからが、縦目盛線を描いていきます。
当然、図形の直線ではありません。

【縦目盛線を挿入】

F1:F3を範囲選択して、コピーボタンをクリックするか、
Ctrl + Cでも構いませんので、コピーします。

そして、グラフをクリックして、貼り付けボタンか、Ctrl +Vで貼り付けます。

見た目、グラフに大きな変化はありません。

少し、棒グラフが細くなったぐらいです。

気にせずに、進めていきます。
グラフツールのデザインタブにある、グラフの種類の変更をクリックすると、
グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されます。

すべてのグラフタブの組み合わせをクリックして、
区切り線を第2軸にチェックマークをいれて、
グラフの種類を「散布図(直線)」に設定して、
OKボタンをクリックしましょう。

先ほど追加した、縦目盛線が見えてきました。

この散布図(直線)を3.5に移動させたいので、
散布図(直線)をクリックすると、カラーリファレンスが見えます。

カラーリファレンスを、E2:E3に変更すると、
散布図(直線)が垂直線に替わります。

続いて、第2縦軸を修正しますので、第2縦軸をダブルクリックするか、
グラフツールの書式タブのグラフ要素が
「第2軸縦(値)軸」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックしましょう。

軸の書式設定作業ウィンドウが表示されますので、
境界値の最小値を0に最大値を1に変更します。

そのまま下にスクロールして、

目盛の「目盛の種類」をなしにして、「ラベルの位置」もなしにしましょう。

今回は、わかりやすいように、そのままにしておりますが、
あとは、太さや色を変更してあげればOKです。

ところで、
なぜ、E2:E3に3.5というデータを入力してあったのかというと、
縦目盛線を描きたかったのが、6月と7月の間だったからです。

4月が1、5月が2、6月が3、7月が4なので、3.5とすれば、
6月と7月の間に縦目盛線を描くことができたのです。

ということで、垂直な線を描きたい時には、このような方法もありますので、
機会がありましたら目盛線を描いたグラフを作ってみると、
見栄えがよくなるかもしれませんね。