Excel。ピボットテーブルで集計データが空白だったらわかりやすいようにしたい。
<ピボットテーブル>
ピボットテーブルをつかってクロス集計などを作った時に、元のデータがなければ、当たり前ですが、空欄で表示されます。
ちょっとしたデータがあればピボットテーブルをつかうことで、比較的簡単にクロス集計のような帳票を作れますが、空欄が多かったりすると、ちょっと気になります。
空欄のままでもいいのですが、例えば空欄に「0(ゼロ)」を表示したい場合は、どのようにしたらいいのでしょうか?
ピボットテーブルではなく、通常の表ならば、範囲選択をして、空欄を「0(ゼロ)」に置換すればいいわけですが、ピボットテーブルでは、そういうわけにはいきません。
例えば、C5のサンフランシスコの2月のデータが空欄なので、「0」を入力しようとすると、次のようなメッセージが表示されてしまいます。
ピボットテーブルで管理させているセルには直接入力することはできません。
範囲選択して、置換しようとしても、メッセージが表示されてしまい、置換することはできません。
ピボットテーブル側で管理しているので、次の方法で対応していきます。
ピボットテーブル内のセルをクリックして、ピボットテーブルをアクティブにします。
ピボットテーブル分析タブのピボットテーブルにある「オプション」をクリックします。
ピボットテーブルオプションダイアログボックスが表示されます。
レイアウトと書式タブの書式にある、「空白セルに表示する値」に「0(ゼロ)」と設定してOKボタンをクリック。
空白セルだったところに、「0(ゼロ)」が表示されました。
このようにピボットテーブルオプションを使うことで、「0(ゼロ)」を表示することが出来るわけですが、「空白セルに表示する値」となっているので、数値だけだと思っている人もいるようでして、例えば「データなし」と設定すれば、「データなし」と表示されます。
このように、データがない空白セルに「データなし」と表示することができました。
ただ、今回のように「データなし」という文字にしてしまうと、件数が多い場合、見にくい帳票になってしまう恐れがありそうですね。
また、「0(ゼロ)」を表示することも出来ますが、データがないので「0(ゼロ)」にするというのもどうかというケースもあるかもしれませんね。
「集計結果が0」と「データがない=0」とするでは意味が異なってしまうので、こちらも注意する必要がありますね。