1/08/2021

Excel。二重ドーナツグラフの作り方を再度確認してみましょう。【Double donut graph】

Excel。二重ドーナツグラフの作り方を再度確認してみましょう。

<二重ドーナツグラフ>

円グラフの変形グラフに「ドーナツグラフ」があります。

中心に空洞があるので、その空洞に合計値を表示させてたりします。

しかしドーナツグラフの特徴は、円グラフの場合は、一つのデータの比率しか表現することができませんが、ドーナツグラフを使うことで、複数のデータをつかって表現することができます。


その代表的なグラフの一つが「二重ドーナツグラフ」です。

二重ドーナツグラフ

使い勝手のいいグラフなのですが、作るときに、少々注意しないといけないことがありますので、作り方を確認しておきましょう。


二重ドーナツグラフのもとになった表です。


注意ポイントがどこにあるのかというと、C列とD列の順番です。


A列が地域でB列が店舗名なので、C列を地域計にして、D列を店舗計にすると、二重ドーナツグラフの内側が地域になってしまいます。


つまり、表の左側にあるデータが内円になるというルールになっています。


三重ドーナツグラフにするならば、さらに右側にデータを用意すればいいわけです。

ポイントに注意して表を作成したら、二重ドーナツグラフを作っていきましょう。

A1:D6を範囲選択します。

挿入タブの「円またはドーナツグラフの挿入」にある「ドーナツ」をクリックします。

 

すると「二重ドーナツグラフ」が挿入されます。


データラベルを表示するには、グラフのデザインタブにある「クイックレイアウト」のレイアウト1を使うと便利です。


レイアウト1がグラフに反映されました。

今回はグラフを大きく表示したいので、グラフタイトルは削除しております。


あとは、データラベルを修正していきます。

パーセント表示は小数点第1位まで表示するようにします。


最初は、内円のデータラベルから修正しますので、内円のデータラベルをクリックします。


書式タブにある「選択対象の書式設定」をクリックします。


データラベルの書式設定作業ウィンドウが表示されます。


ラベルオプションのラベルの内容を変更しますので、分類名のチェックマークを外し、セルの値をクリックします。


データラベル範囲ダイアログボックスが表示されます。

B2:B6の内円側の店舗名を範囲選択してOKボタンをクリックします。


区切り文字が「改行」で設定していますが、リアクションしていない場合は、コロンなど別な区切り文字に変更した後、「改行」を選択すると、改行してくれます。


表示形式を展開させます。


カテゴリを「パーセンテージ」に変更して、小数点以下の桁数を「1」に設定して内円が完成しますので、外円も同じように設定していきます。


なお、データラベルを設定する時のデータラベル範囲ダイアログボックスは、A2:A6です。


最後に、二重ドーナツグラフの塗りつぶしを調整して完成ですね。


「二重ドーナツグラフ」は、表の作り方がポイントになっていますので、注意して作ってみるといいようです。