Excel。条件付き書式。And条件での行単位の塗りつぶしはどうやったらいいの?
<条件付き書式+AND関数>
1回目2回目とも70点以上のデータは、わかりやすいように、行単位で塗りつぶしたい場合、どのようにしたらいいのでしょうか?
「70点以上で塗りつぶしたい」ということなので、条件付き書式を使うことはイメージできると思います。
問題になってくるのが、2つあって、行単位での塗りつぶしたいという希望と2列のデータが該当するかしないのか判断させる必要があるわけですね。
要するに、「○○かつ○○」ということなので、AND条件を使うといいこともわかります。
今回は、次の表を使って説明していきます。
この表のように、1回目と2回目の得点が70点以上の場合、行単位で塗りつぶしを設定したいわけです。
条件を判定するために表に列が追加できる場合には、次のように条件に合致するかしないかと判定させて、その結果を使って、条件付き書式を設定する方法が、わかりやすいと思われます。
E2の数式は、
=IF(AND(C2>=70,D2>=70),"○","")
というように、IF関数とAND関数をつかって、判定させることが多いと思います。
あと、「○」のときは、塗りつぶすように条件付き書式を設定してあげればいいわけです。
ただ、E列のように判定する列を用意しなくても、条件付き書式とAND関数を組み合わせることで、設定することもできます。
条件付き書式は、書式ですから、オートフィルで数式をコピーするわけではないので、A2:D11を範囲選択します。
ホームタブの「条件付き書式」にある「新しいルール」をクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを設定」をルールの種類から選択して、次の数式を満たす場合に値を書式設定には、AND関数の数式を直接入力します。
=and($C2>=70,$D2>=70)
この数式の説明は後回しとして、書式を設定していきますので、書式ボタンをクリックします。
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、塗りつぶしを設定します。
設定したら、OKボタンをクリックします。
先程のダイアログボックスに戻りますので、さらにOKボタンをクリックします。
1回目・2回目ともに70点以上に該当したデータのみに、行単位でセルの塗りつぶしが行われていることが確認できますね。
では、設定で使用した数式を確認しておきましょう。
=and($C2>=70,$D2>=70)
2列(複数列)にあるデータが満たされるかどうかなので、AND関数を使います。
そして、「$C2」「$D2」というように、列を固定した複合参照にすることで、行単位で塗りつぶしを設定することができます。
条件付き書式は、数式と組み合わせることで、日頃の資料にプラスすることが出来るかもしれませんので、使ってみるといいかもしれませんね。